和楽器バンド

CD 八奏絵巻 【通常盤】

八奏絵巻 【通常盤】

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    ♂猫Junn-Junn  |  東京都  |  不明  |  2016年06月30日

    …まぁ、少なくとも、 日本の現代の音楽シーンに、 和楽器を積極的に取り込んで何某かを生み出そうとして… の全14曲計62分、って感じではあるのか…。 ラテンアメリカ圏での音楽とかを聴いていると、 歴史的に、スペインやポルトガル等に植民地支配されて、 スペイン語やポルトガル語が公用語の社会体制やそれに伴う文化も、 発展する中で、元々の現地に住んでいた先住民族系の人達は、 元々の自分達の言語を人前では話さないようにするとか、 先住民族系だと思われると社会的にハンデがあるから、 と自分の子供にも自分達の言葉を教えずスペイン語だけ話すように、 というようにしたりして… どんどんと沢山あった先住民族の言語や文化が消滅していく、 っていう流れが過去、長い期間あったんだけど、 最近は、そういうスペイン語じゃなく、自分達のアイデンティティである、 民族の言葉で、つまり支配者に強要された言語じゃなく、 ソレ以前から持っていた自分達の言葉で、 現代の音楽、ロックでもヒップホップでも何でも…をやって、 ソレを世界に向けて発信する、という人達が、 インターネット社会になった結果、世に出易くなったり、 また、スペイン語の音楽でも、 メキシコ南部のベラクルス州の、ソン・ハローチョとか、 キューバのワワンコとかワヒラとか、 南米のアンデス地域のパンフルートとかに特徴のある民族音楽とか、 コロンビア他の地域のクンビアだとか、バジェナートとか、 ドミニカ共和国のメレンゲとかバチャタとか… その他にも色々、ラテンアメリカ圏には多様な民族音楽や伝統音楽があって、 そういった、各地に根付いている様々な伝統音楽系の音楽ジャンルと、 現代のロックとか電子音楽とか、 とを融合させた音楽…更にはその際に、色々ある先住民族の言語も使って… という、そういう音楽を創造する人達が各地にいて、 色々と注目を集めている、 あとその、米国生まれの、メキシコ系米国人とか中南米系米国人とか、 移民系の米国人が、自身のルーツを探った末に、 米国の音楽文化に、メキシコのソン・ハローチョだとか、 コロンビアの音楽要素だとか、夫々がルーツに持つそういう音楽要素を、 混ぜ込んだ楽曲を創造する、 そういうミュージシャンが色々登場してきたり… っていう傾向があるので… 自分は、そういうのは、興味深くて面白いな、 と思って聴いたりしてるんだけど、そこで、同時に、日本の文化では、 コレと同等のことって、あるのかな? つまり、 日本人としてのルーツを探れるような音楽って、 あるんだろうか?っていう観点で興味があったんで… ソレで、 この、よくは知らないけど、 和楽器バンドというのが、あるみたいなので、 ちょっと、どんなモノかな、と思って…というか、今回偶々、 このバンドが歌っている、 TVアニメ『双星の陰陽師』のOP曲ってののCDを買ってもいいかな、 という感じになって入手することにしたので、 そこでついでに、アルバムとか出てるのかな、と確認してみたら、 コレがあったので…じゃあ、ちょっとコレも、 と…ってことで、長々した前置きはこれくらいにして、 実際に聴いてみて… …まぁ、細かい部分の詳細はともかく、 三味線、筝、尺八、太鼓といった和楽器の音と、 ギター、ベイス、ドラムスの音とが上手く混ざり合っているな、 とは思うよね…それと和風の歌声も… ただまぁ、単純に混ざり合うっていうだけで、 日本古来の音楽と西洋音楽とが融合していると言えるのか? っていう部分はまた別問題だと思うんで… その辺は、まだ自分の中で、このバンドの音楽がどうなのか、 っていうのは明確には、分からなかった… という感じ… 自分には分からないけど、 日本の和楽器系の音楽ジャンルに詳しい人が聴けば分かるのか、 それとも、このバンドの人達自体も、 まだ、そういう観点に関しては模索中で、 道なき道を行こうとしてる、その最中だから明確な何かの境地に、 辿り着いてるわけではないから… ということで、当然自分なんかには明確には分からないってことなのか… その辺は、2〜3回聴いただけでは、 今の自分には、何とも分からないので、もう少し、 気長に、繰り返し聴いて、これらの楽曲に触れ合い馴染んでいくしか、 ないのかな… …と、そんなふうに思ったり。 あと、聴きながら思ったのは、所々、 三味線や筝の音とかの部分は、ソン・ハローチョの音とイメージがダブる、 そういう部分を感じたり、同時に、 そこで合わさって聴こえる尺八の音は、時々、 アンデス地方のパンフルートやコロンビアのガイタとか、 そういうのとイメージが重なる部分もあったりで… まぁ、類似の楽器の音だから、当然と言えば当然なのかもだけど、 日本の和楽器ということでの独自性は勿論あるけど、 同時に、他の文化圏のモノとの類似性っていう部分もあって… そういう部分に想いを馳せるのも、 興味深いな、と。 …個別の曲に関する余談でっていうか、 千本桜って単語を聴いて、義経千本桜を連想する人間的には、 「千本桜」という単語と「光線銃」っていう単語が一緒に並べられると、 え?って感じになっちゃうよね… 義経千本桜を連想するところへ、光線銃を撃ちまくれ、とか言われるから… …でも、その「千本桜」という曲は、一部では超有名な曲らしい… コレまで自分には、全く縁がなかったんで、このアルバムで、 初めて、聴いたけれど… まぁ、そんな曲があるんだな、と、へぇ、という感じ…。 基本的に、収録された全14曲の内、 1曲目の「戦 -ikusa-」と11曲目の「なでしこ桜」は、 大して面白くもなかったけど偶々視ていた「戦国無双」っていう、 ゲーム原作のアニメのOP曲とED曲だったんで、 2015年1月から3ヶ月間、TVサイズだけど少なくとも12回ずつは、 耳にしていたので、記憶には残っていた、 というか…アニメの中味はともかく、何か、 和楽器を使ってロックな曲、っていう部分のインパクトっていうか、 印象は残っていたから…という感じ。 で、他の12曲は、全部、初めて聴いた、というのが自分の場合。 そんな全14曲中で、特に印象に残ったのは… 「Perfect Blue」 「風鈴の唄うたい」 「華火」 「暁ノ糸」 「白斑」 「華振舞」 …この辺は、音楽的には、世界に出しても即通じるんじゃないかな、 という観点で…まぁ、世界っていうか、 中南米とかのラテンアメリカ圏と北米地域とかで…という意味合いで。 他の地域のことは、現状、そんなに知らないんで。 …まぁ、そんなこんなで、色々、興味深い曲もあったんで、 そこそこの満足度は得られたし、 今後も、気長に末永く、繰り返し聴いて、楽しめればいいかな… と、そんな感じです。

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    K-D  |  愛知県  |  不明  |  2015年09月30日

    このアルバムで初めて彼らの音に触れましたが、予想の10倍ROCKですね。てゆーかもうHRの域じゃないですか。僕HR好きなのでとっても楽しめます♪まずもって曲がイイ!それに鈴華さんの時折出る演歌唱法も◎。強いて言えば、個人的に入ってない方がイイと思えた曲が2曲ありました。これ無くして12曲にしてればアルバム全体に緊張感増したんでは?と思えます。でも買って得するアルバムです。

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