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マーラー(1860-1911)

DVD 交響曲第7番『夜の歌』 シャイー&ゲヴァントハウス管弦楽団

交響曲第7番『夜の歌』 シャイー&ゲヴァントハウス管弦楽団

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    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  2015年10月17日

    来日公演でも圧倒的な名演を聴かせた7番がいよいよ登場。一昔前までは支離滅裂だの分裂症気味だのと散々言われた7番だが、ごく普通に絢爛豪華な大交響曲として聴けてしまうのは、今や技術的にもすこぶる高度、かつ楽想の急転をものともしないゲヴァントハウスのオケとしての一体感ゆえか。最近のこのコンビの特徴は、ここでも明瞭に聞き取ることができるが、テンポは概して速め。特に中間三楽章は15:03/9:21/11:46とかなり飛ばしているが、そんなに落ち着かない印象はなく、楽想は十分に深く掘り下げられている。速いテンポながら第4楽章の繊細さ、ドイツのオケらしからぬ色彩感の豊富さは出色。他には強拍の頭に金管の強奏でアクセントをつける、ここぞという所でのティンパニの強打など、ピリオド・スタイル由来と思われる手口も随所で見られる。映像ではティンパニ奏者がこまめにマレット(ばち)を使い分けているのが確認できるし、終楽章では奏者二人がかりで1セットのティンパニをロール打ちする箇所などもしっかり撮られている。一つ前の9番、その前の5番と比べても、このコンビのスタイルが曲に合っているのは明らかだ。ちなみに、この盤から特典映像、つまり指揮者の語る曲についてのコメントが無くなったが、これはまさに正解。シャイー先生は下手に言葉で語らない方が良い。

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