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ショパン (1810-1849)

SHM-CD ピアノ・ソナタ第3番、幻想ポロネーズ、英雄ポロネーズ、3つのマズルカ アルゲリッチ

ピアノ・ソナタ第3番、幻想ポロネーズ、英雄ポロネーズ、3つのマズルカ アルゲリッチ

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    masato  |  新潟県  |  不明  |  2011年10月31日

    解像度が増した!これ以外の言葉は必要ないだろう。アナログTVではそれほど違わなかった2つのものも,デジタルTVになったら,差が歴然。美しくないものは美しくなく映り,美しいものは美しく映る。そんな感じ。このアルバム,元はめちゃくちゃ美しいもの。その元の美しさをよりストレートに表現してくれるこのSACDの力を得て,比類ない美しさがより私たちの耳に届くようになった。それにしても,なんて美しく,強いタッチなんだろう…。魅力的なピアニストだ…!

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年08月27日

    本年5月にEMIがアルゲリッチの名盤(5点)のSACD化に踏み切ったのに引き続き、今月はユニバーサルがアルゲリッチの名盤(3点)のシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化を行った。様々な意見はあろうかとも思うが、アルゲリッチこそは史上最高の女流ピアニストと言えるのではないだろうか。かつてのリリー・クラウスやクララ・ハスキル、近年では、ピリスや内田光子、メジューエワ、グリモー、アリスなど、綺羅星のごとく輝く女流ピアニストが数々の名演を遺してはいるが、それでもアルゲリッチの玉座を脅かす存在はいまだ存在していないのではないかと考えられる。本年5月末に発売されたオリヴィエ・ベラミー著の「マルタ・アルゲリッチ 子供と魔法」によると、アルゲリッチは日本、そして日本人を特別に愛してくれているということであり、我が国において数々のコンサートを開催するのみならず、別府音楽祭を創設するなど様々な活動を行っているところだ。アルゲリッチには、今後も様々な名演を少しでも多く成し遂げて欲しいと思っている聴き手は私だけではあるまい。本盤には、アルゲリッチが1960年代にスタジオ録音したショパンの有名曲がおさめられているが、いずれも素晴らしい名演だ。いずれの演奏においても、ショパン国際コンクールの覇者として、当時めきめきと頭角をあらわしつつあったアルゲリッチによる圧倒的なピアニズムを堪能することが可能であると言える。アルゲリッチのショパンは、いわゆる「ピアノの詩人」と称されたショパン的な演奏とは言えないのかもしれない。持ち前の卓越した技量をベースとして、強靭な打鍵から繊細な抒情に至るまでの桁外れの表現力の幅広さを駆使しつつ、変幻自在のテンポ設定やアッチェレランドなどを織り交ぜて、自由奔放で即興的とも言うべき豪演を展開していると言える。ある意味では、ドラマティックな演奏ということができるところであり、他のショパンの演奏とは一味もふた味もその性格を大きく異にしているとも言えるが、それでいて各フレーズの端々からは豊かな情感が溢れ出しているところであり、必ずしも激情一辺倒の演奏に陥っていない点に留意しておく必要がある。そして、アルゲリッチのピアノ演奏が素晴らしいのは、これだけ自由奔放な演奏を展開しても、いささかも格調の高さを失うことがなく、気高い芸術性を保持しているということであり、とかく感傷的で陳腐なロマンティシズムに陥りがちなショパン演奏に、ある種の革新的な新風を吹き込んだと言えるのではないだろうか。そのような意味において、本盤の演奏は、今から40年以上も前の録音であるにもかかわらず、現在においてもなお清新さをいささかも失っていないと評価したいと考える。音質については、これまで何度もリマスタリングを繰り返してきたこともあって、従来盤でも十分に良好な音質であったが、今般発売されたシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD盤は、これまでとは次元の異なる圧倒的な高音質に生まれ変わったと言える。いずれにしても、アルゲリッチによる清新な超名演を、現在望み得る最高の高音質SACD&SHM−CD盤で味わうことができるのを大いに歓迎したい。

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