リリックブルー  |  東京都  |  不明  |  2009年08月01日

KEITHの呻きがダメでした。ケルン最高、でもSTANDARDSの呻きが〜。 でも試しに聞いたパリコンの凄さに、呻きの事などどうでも良くなりました。 KEITHがお好きな方は、まずソロの凄まじさに圧倒されてファンになる方が多い のだな、と納得しました。たしかに海の底のような暗く重いシーバッハが続きます。でも最後にはカタルシスとしての静かで光がたゆたう洋上へと、雨や風雨がおさまった風景へと聴く人々を誘ってくれます。もうカエルを潰した様な声も、無意識から、エスカルゴの胆を引っ張り出すように美音を取り出すための、掛け声だと思えるようになりました。

 

JarrettEmerson  |  Tokyo  |  不明  |  2006年09月27日

先ず音質が素晴らしい。クラッシックの録音手法に近いかも。他のソロもそうであるが、パリという土地柄、赤いジャケットが音楽にも反映されているように聞こえるのは不思議。しかし何といっても小生にとって本作の聴き所はアンコール１曲目の”THE WIND”。得意の唸り声もなくとうとうと流れるメロディはKEITHの真骨頂。特にピアニッシモが限りなく美しい。奇しくも歌姫M.CAREYが同曲に歌詞をつけて歌っているが、それは小生にとって彼女のベストになった。