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バッハ(1685-1750)

CD 平均律クラヴィーア曲集第1巻 グルダ(2CD)

平均律クラヴィーア曲集第1巻 グルダ(2CD)

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  • ★★★★★ 

    mimi  |  兵庫県  |  不明  |  2011年06月02日

    恥ずかしながらこの名高い録音を全く聴いたことがありませんでしたが、発売元がDeccaに変わり大分値段が下がったので、思いきって両巻とも購入しました。自分は決してGuldaの熱心な聴き手ではありませんが、この平均律全集はGuldaの長いキャリアにおいて、特に大きな比重を持つ仕事だったのではないでしょうか。何より20世紀を代表する程の巨匠レベルで、充分な条件のもとに平均律全曲録音を残しているのは、Guldaの他はおそらくリヒテルしかいませんし、そしてある意味名高いリヒテルに匹敵し得る唯一の平均律全曲と思います(G.Gouldを全くの別枠として)。リヒテル同様基本的に、古典派・ロマン派音楽をベースにした和声的Bachであり、主旋律と伴奏という発想が基本にある訳ですが、リヒテルがロマン派的Bachの(節度ある)模範だとすれば、Guldaの平均律はMozart的平均律のおそらく究極的姿ではないでしょうか。J.S.Bachの死後、その音楽が忘れられていく中で、平均律を脈々と伝え続けたウィーン古典派の作曲家たち、Haydn, Mozart, Beethovenらの演奏していた平均律はこのような姿だったかも知れない、と思わせます。もちろんGulda特有の(Mozart的?)装飾音や、第24番フーガを始めとするやや大仰なクレッシェンドなど、バロック以前の音楽としては異質な部分はありますが、自分のように日々ルネサンス・バロックを中心に聴いてる者からすれば、モダン・ピアノによる他の奏者の平均律に比較してGuldaのこの盤が、特に騒ぐ程のレベルとは思えません(ある意味リヒテルの方がデフォルメは強いかも)。何よりもGuldaの磨き抜かれた音と、驚異的技術、そして全ての音に漲る表現の確信は20世紀を代表する巨匠の証明以外の何物でもなく、モダン・ピアノでこれに匹敵するレベルの平均律全曲としては、やはりリヒテルの録音以外に較べるものは思い浮かびません(Gouldは別枠)。個人的に自分は、このような古典派・ロマン派的Bachを愛聴することはないのですが、古典派以降の音楽を主に愛好される方に対しては、リヒテルと同等かそれ以上にお薦めできる名盤ではないでしょうか。

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  • ★★★★☆ 

    メヌ  |  広島県  |  不明  |  2011年02月18日

    こんなに各曲多彩な表情で弾き分けた平均律は空前絶後と思います。 大きなクラヴィコードを弾いているような録音もユニークです。 初めて聴いたときは感激しました。

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  • ★★★★★ 

    4分33秒  |  不明  |  不明  |  2011年01月29日

    これは大変個性的な名演奏です。平均律クラヴィーア曲集を連続して聴いていると飽きてくることもあると思いますが、この演奏は聴いていると途中からノリノリになってきます。マストバイだと思います。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • ★★★★☆ 

    STRAD  |  千葉県  |  不明  |  2010年12月25日

    小生の平均律のCDに新たにグルダの演奏が加わった。100%自分の好みに合った演奏ではないが、引き締まった、意思が明確な良い演奏だと思う。ピアノの音は、ピアノの豊かなソノリテイを意識的に抑え、かちっとした音での録音を目指したものと思われ、録音自体が悪いということではないと思う。グルダというと、個性的で奇を衒った演奏が多いと言われることがあるが、じっくり聴いてみると必ずしもそうではないな、と感じます。

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  • ★★★★★ 

    おっさん  |  神奈川県  |  不明  |  2010年09月29日

     この録音に、こんなにいろいろなレビューがついているとは思いませんでした。グルダらしく主張が明確で、音に芯があり、全体に早めのテンポ。ソリッドな響きです。勝手な演奏をしているわけではなく、磨き抜かれた強さがあります。

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  • ★★★★☆ 

    ロングロウ  |  栃木県  |  不明  |  2010年03月18日

    感動するかしないか、を論点にしてしまうと人の好みに左右される割合が大きくなるので話がかみ合いにくいですよね。特にバッハの音楽は演奏家独自のアプローチに対しても非常な堅牢性を持って主張するのでバッハとして聞けてしまいます。 このディスクは抜粋を視聴しましたが、今の私には良さが6割くらいしか感じ取れませんでした(本当は星3つ)。ただ、聞いていくうちに将来は味わえるような予感がするので星4つとします。 私の今の一押しはTill Fellnerのものです。これも本来の正統派からは外れるかもしれませんが、澄み切った音の流れでこの曲集が如何にすごいものかを感じさせてくれる演奏です。一度は聞いていただきたいです。

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  • ★★★★★ 

    うなぎ煎餅  |  横浜  |  不明  |  2009年02月22日

    20以上平均律を所有してますが、間違いなくトップ3に入る演奏。 LP初出時の音質と比べて貧弱なのがちょっと残念。

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  • ★★☆☆☆ 

    薬用コラーゲン  |  東海地方  |  不明  |  2009年02月15日

    表面に露呈している奏者の趣旨や目的など推し量ろうとせず、自分の気に入らない意見は認めない。何がこのようなレビューを可能とするのだろうか?彼らの「傑作」とは彼らが気に入った演奏ということで、理解の上を行く演奏は、理解の上を行く意見と同様に「駄作」となる。この種のレビューを書く人は自分のレベルに合う演奏から「最高」を選んでしまう。その程度だ。どちらにせよ、このような連中のしていることは「批評」ではない。「駄々」であるとする意見が各方面で指摘されているが、賛成だ。

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  • ★★★★★ 

    k.o  |  静岡県  |  不明  |  2009年02月12日

    「お手軽モンタージュに感動する便利な思考は私にはない」この聴き手に音楽の本質を語れるだろうか?グルダのバッハが分かるだろうか?いや!バッハの芸術が理解できるか?「音楽は本来時間芸術のはずだが、それを必要としない人達のための録音」なにこれ? 「ロ短調フーガならばロ短調への終止の過程を明らかにすべきだ」録音で?このCDを批判される方の意見は説得力がない!!まるでない!!ハ長調のフーガだけでよい聴いてほしい。これが「視点も構図もいい加減なインスタントの音列がモンタージュされ・・」と言われる演奏だろうか?

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  • ★★☆☆☆ 

    薬用コラーゲン  |  東海地方  |  不明  |  2009年02月08日

    録音がモヤモヤなので書かないつもりでいたが、仕方ない。視点も構図もいい加減なインスタントの音列がモンタージュされ、ただ消費されてゆく。音楽は本来時間芸術のはずだが、それを必要としない人達のための録音(伝統の拒否ともいうが)。ロ短調フーガならばロ短調への終止の過程を明らかにすべきだ。まあモンタージュ演奏ではいかなる名手でも不可能。お手軽モンタージュに感動する便利な思考は私にはない。DGの演奏は何故かモンタージュではない。実に面白い。演奏技術論は分かる人にでも聞いてくださいな。

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  • ★★★★★ 

    しんちゃん  |  東京  |  不明  |  2009年02月07日

    反骨のウィーンっ子が、神と自分のために弾くバッハですから、そりゃ、楽譜通りではありません、ある程度ピアノを弾く人の点が辛いわけです。 反響の少ない音作りで、今の流行りに慣れた耳には物足らないかもしれないけれど、反応の早いピアノをこんなにきれいに響かせることのできるピアニストが、今の日本にいるのなら、教えて欲しい。 冷戦時代に、音楽を心の支えにして楽しんでいた人達が多かったことを、思い出します。 ジャズが好きだったグルダさん、RIP!

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  • ★★★★★ 

    k.o  |  静岡県  |  不明  |  2009年02月05日

    DGの演奏レベルが高い??どこが高いのか演奏技術的な論点から教えていただけませんか?まさか音質の違いだけで芸術を判断してないですよね。それと音楽の本質とはなんですか?もっと具体的に教えてください。これだけは言っておく!このディスクの音質は分からない。私のディスクは昔のものである。だが音質は仮に劣悪でもこの演奏のもつ音楽的演奏の内面は音楽を聴く力のある人なら分かるはずである。ロ短調のフーガ、ロ長調のプレリュード!これだけの演奏を聞いて「わからない」?本当かよ!音楽を聞く心が屈折しているとしか思えない!

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  • ★★☆☆☆ 

    薬用コラーゲン  |  東海地方  |  不明  |  2009年02月04日

    バッハを再生または構築するか、もしくはバッハという素材で自分の音楽をするか、ということで意見が分かれているようだ。グルダは後者。演奏としては面白いのだろうが、ステレオなのにこの音の悪さには閉口する。これなら質の良いモノラルのほうが音楽の本質を良く伝えているレベル。これで「タッチやペダリング」といわれてもねえ。推薦するには状態が良くない。私にはわからん。グルダのバッハならDGから出た録音のほうが、音楽の本質を良く伝えており、演奏のレベルも高い。そちらを薦める。

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  • ★★★★★ 

    Money  |  abiko  |  不明  |  2009年01月30日

    どうしてこうバッハ、更にはクラシック音楽の批評には他の考慮の余地を認めないMustの主張が多いのか。バッハの原典なんてその当時に生きた者にしか分からないし、昨今のオーセンティック論争も学術上の論点で、それが真に演奏表現の魅力に連なる程に昇華されたものは決して多くない。「許さん、ケシカラン、ありえぬ、間違いだ」と目の色変えてのたまうのは結構だが、グルダがグルダなりの主張をもってこのように演したという事実をまず認めるべき。好き嫌いは別問題でもあるし、自分が正しいならグルダを超える演奏を自身でしてみればいい。

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  • ★★★★★ 

    JOUD  |  東京  |  不明  |  2008年09月25日

    素人の音楽愛好家にとって、グルダの演奏がクラシックの世界での約束事から逸脱しているのかどうかはわかりません。でも、この演奏には感動しました。もちろん、グールドや、リヒテルなどの演奏もずいぶん聴きこみましたし、それぞれ感動もしました。でも今の僕はこのグルダの演奏に強くひかれます。表情が豊かで、躍動的であったり、時には繊細で洒落たグルダの演奏を聴いていると、次第に気分が昂揚してきます。録音も良いですね。要は、感動できるかどうかではないでしょうか。

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