Pink Floyd

CD 永遠 (TOWA)(+Blu-ray)

永遠 (TOWA)(+Blu-ray)

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  • ★★★★★ 

    えっじ  |  兵庫県  |  不明  |  2021年07月25日

    個人的には90年代以降のデビィッド ギルモアの活動にはすごく注目している。このアルバムもピンクフロイド名義ではあるが、実際はソロみたいなもの。正直ロジャーがいた頃のアルバムはほとんど聴かない。要は、曲が自分にハマるか、ハマらないか、だけ。

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  • ★★★★★ 

    mt.furusato  |  岩手県  |  不明  |  2015年01月26日

     はっきり言って,購入したからピンクフロイドだと分かるのであって,誰かに目隠しで聴かされたものであれば,ピンクフロイドであることに気が付くのは時間がかかりそうです。ライトの追悼アルバムの意味もあるせいか,キーボードがやたらと目立ち,ギルモアのギターが控えめです。新しい試みも読み取れず,テーマ性も薄い。しかし,じっと聴かせることが新たな試みかもしれません。メンバーの世代をちょっとだけ,後ろから追っかけてきた世代。若い頃,深夜放送のラジオから流れる「原子心母」や「狂気」。「狂気」は,私が落ち込んだ時に,私を救ってくれました。あそこで流れていなければ,どうなっていたことか。過去を振り返っても,彼らの歩んだ歴史までは変えられません。一人のファンは,彼らの動きをじっと待っているしかないのです。日本語名の永遠(とわ)。ふさわしいと思います。優れたアルバムとは思えませんが,ファンであれば,自らのコレクションに加えておく価値は十分にあると思います。

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  • ★☆☆☆☆ 

    オレンヂ警報  |  北海道  |  不明  |  2014年12月20日

     いきなりビックリのピンク・フロイド最終作ではあるが。リック・ライトがフロイドの要であるとずっと信じてきた私にとって、ロジャー派とデイヴ派の争い(リスナー側の評価を含めて)は興味がなかったが、今回このようなリックの業績を偲ぶ作品が上梓されるのは慶賀すべきこと。...ではあるが、いかんせん、マテリアルが薄すぎる。2枚組を予定していたとも言われる「対」のアンビエント的残りテイクを中心に編まれたものだが、追悼&最終作としては、やはり不満。DVDやBRに収められている映像特典も、93年当時のスタジオ・セッションをほーむびでお(?)で撮影した物で、眼から涎がでるようなお宝映像ではない。  はっきり言って、この程度の質と量のマテリアルしか用意できないのであれば、いいとこ、ハイブリットSACD1枚で¥3000ってところが、妥当な線でしょ。  DVDとブルーレイの違いも、ハイレゾ音源のサンプリング周波数が2倍になっている程度の違いしか無いようだ。  日本語のブックレットには、過去のレコード会社のフロイド担当者による回顧録も収録されているが、以前「驚異」に入っていたものと同じだそうで、そちらを所有している向きには意味が無いもの。ただ、日本版の親切なところは、ブルーレイが薄いプラケースに入れ直されているところ。以前の商品で収納方法に起因する傷が問題になっていたので、これはこれで良心的な取り組みではある。  しかし、せっかくのハードカバーの付属ブックレットも、それほど面白い写真が満載というわけでもないし、やはり、ブルーレイとセットで7千円は高すぎると思う。

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  • ★★★☆☆ 

    金沢の堕落プログレ  |  石川県  |  不明  |  2014年11月15日

    フロイドに関してもう一つ。PFを70年代のプログレバンドに含めるのが一般的だけど、それは歴史的に間違っている。彼らはビートルズが「リボルバー」を発表する前からLSDを体験し、「サージェントペパーズ」の録音中に隣のスタジオでデビュー作を録音していたバンドである。ZEPやQueenの同期ではなく、JImi HendrixやCreamの同期生とするのが正しい(実際、ジミヘンの前座をやっていた)。70年代のスーパーバンドの多くがベストメンバーを目指してオーディションやメンバーチェンジを繰り返したのとは異なり、ビートルズに似て、ケンブリッジにたむろするお互い顔見知りの先進的な若者たちが、ロンドンの建築大学(アートスクールではなく!)で結成し、脱退者が出ても新参者を加えることなく、最後までたどりついた珍しいバンドなのだ。当然親たちも進歩的で、労働階級出身ではなかった。彼らは出自的にも音楽の技術より文化的斬新さに惹かれ、ポップアートの旗手達と同様に芸術に必要なのは技術よりもアイディア(の構築)であると強く確信していた(Jazzの対局にあるが、この考え方は、後のRoxy Musicなどに大きな影響を与えた)。(悪く言えば)このアマチュアリズムが災いして、「狂気」での成功までに時間がかかりすぎ、King CrimsonやZEPなどに追い越されたので、”70年代を代表するプログレバンドと認識されてしまったのだろう。時代の空気を反映したバンドは、自然発生的に無数存在していたはずだが、運良く彼らだけが音楽シーンの淘汰の圧力から生き延びたのは、全く偶然に才能のあるメンバーが複数そこに集ったからにすぎない(彼らはその恩恵と代償をとても良く自覚している)。結局、歴史に残るバンドはレノンとマッカートニーのように、時代の空気と来るべき予兆を反映した偶然の出会いからしか生まれない。だからこそ、彼らはビートルズの同世代の生き残りとして、ビートルズと他のプログレバンドとを結ぶ生き証人でありつつ独自の路線を歩み、不幸にして70年代にたどり着かなかったビートルズに代わって英国文化の変遷を体現したバンドとして愛され続けているのだ。ポール=マッカートニーがフロイドを特に好むのは、よく理解できる。

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