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CD カール・ベーム・コレクション/1951〜63年録音集(15CD)

カール・ベーム・コレクション/1951〜63年録音集(15CD)

商品ユーザレビュー

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    座頭  |  兵庫県  |  不明  |  2018年08月29日

    実直そのもののスタイルで面白くしようとする工夫はかけらもないが、緊迫感と迫力はたっぷり。ベーム晩年の録音とは比較にならない、出来のいいものばかりです。モノの音もいい。フルトヴェングラーやトスカニーニも、これくらいの音質なら良かったのだが、と思わず無い物ねだり

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  • ★★★★☆ 

    kawasemi  |  京都府  |  不明  |  2017年03月02日

    LP時代に愛聴したものが多く入ってて懐かしい。 時代の流れか、こういう無愛想な演奏は好まれないかもしれない。 晩年の年老いて躍動感が全く失われてしまった演奏よりも好ましい。 これに「モツレク」(フィリップス)があれば、とは思うが……。

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  • ★★★★★ 

    湖畔のクラオタ  |  千葉県  |  不明  |  2015年07月18日

     まず音質についてだが、これまでに出ていた彼のモノラル盤のなかでは、ほぼベストの出来ではないだろうか。とても自然な音質で、変に小細工されていない印象である。演奏についてであるが、ベームは彼の一世代前の指揮者、例えばフルトヴェングラーやメンゲルベルクらと比較すると、むしろ音楽そのものに忠実な即物的解釈をする指揮者であった。男性的な辛口の演奏をする指揮者、と言っても良いだろう。とくに、このボックスに聴かれる壮年期の録音はそうである。しかし、即物的とは言っても楽曲を最初から最後まで譜面通りに演奏しても、決して聴く者を感動させることは出来ないのも事実である。その様なことに思いを致すのもまた、聴く者の楽しみであり、彼の芸術を理解する鍵であるかもしれない。やがて晩年になり、まろやかさや暖かみを増してゆくことになるが、音楽に対するこの辛口の姿勢は晩年になっても決して変化することはなかったと思う。

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  • ★★★★★ 

    greyfalcon  |  福岡県  |  不明  |  2014年12月30日

    VENIASレーベルは初めてなので音質が心配だったが、予想以上に素晴らしかった。最近はテープヒスを極端に嫌う者が増えたせいか、ノイズリダクションを掛け過ぎて丸くなった高域をイコライザーで持ち上げ、無機的で冷たい平板な音が多くて閉口していたが、暖かい温もりのある音なのに手持ちの盤より遥かに情報量が増えた立派な音がする。激安なのにこれだけ高品位の音質とは驚いた。楽しみが増えたわい。じゃんじゃん出してくれ〜、頼むよ。 この当時のベームは質実剛健を絵に描いたような指揮振りで、後年の柔軟性を増して大衆にアピールする洗練さを加えた演奏に比べると取っ付きにくいと思う方も多いと思うが、これがいいのだ。音楽的にはこの当時ベームは一つのピークにあったと言える。ベートーベンやブラームスの気迫に満ちた重量感は圧倒的だ。鉄の塊のようながっしりとした構成力と巨大な推進力に魅了される。VPOとのブラームスの3番などはこれに馥郁たるロマンも加わり昔からの愛聴盤だった。シューベルトも素晴らしい。モーツァルトはより録音の良い後年の盤を好むが、RCOはやはり好ましい風合いを与えている。ステレオ録音だったらと惜しまれる。R.シュトラウスは内容のない音響だけの空虚な演奏が多いが、(もともと曲自体がそういうものなのでそれも当然なのだが)ベームの指揮で聴くと中味があるように聞こえるから不思議だ。若い頃は真面目過ぎてつまらなかったベームのR.シュトラウスは、今聴くと遥かに聴き映えがする音楽になっているのだ。やはりこの人は大指揮者だった、と今さらのように思う。

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  • ★★★★★ 

    mari夫  |  東京都  |  不明  |  2014年10月17日

    50年代の半ばにトスカニーニとフルトヴェングラーが亡くなると、待っていたようにステレオ時代に移行する。巨匠たちの次の世代はどうしてもステレオ時代の演奏家と言うイメージがつきまとうから―世代にもよるだろうけどー、彼らが、巨匠たち存命時代に、行なったモノラル録音は再吹き込みの陰に隠れてしまいがちだ。とくに日本のように当時まだ実演を通して判断など出来なかった国ではそうだ。けれども、このベームの録音は、当時既に彼が素晴らしい演奏をしていたし、ある意味で後の演奏以上のものさえ少なくないことを分からしめるという点で、先に出たクリュイタンスの10枚組と双璧である。どの演奏も本当に充実している。しかも、音も、時代なりにとてもいい。モーツアルトやベートーヴェンは明らかに後の録音を凌ぐ出来だ。コンセルトへボウとのモーツアルト(とくに39と40)、後者ではVSOとの第九(これはほんとにいい意味での予想外!)、BPOとの第五はとくに素晴らしい。「英雄」はブラ1はLP時代の記憶よりも音が大幅改善で、とくに後者は堪能した。シュトラウスはドレスデンとのも名演揃いだが、ツァラになってやはりステレオの威力は大きいと改めて思った(あの出だしなんだから、効果抜群は当たり前と言えば当たり前だが)。この時期のベームはとくに甘さのかけらもないので(シューベルトだって)、ものによってはもう少し視聴者サービスがあってもと思わなくはないが、そういう人は他の指揮者を聞けばいいと言うことだろう。とにかく峻厳なマエストロに改めて襟を正す思いで聞かせて頂いた。大推薦。

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  • ★★★★★ 

    千葉のアリアドネ  |  千葉県  |  不明  |  2014年09月07日

    何度も書いてきたが、21世紀には忘れられるなどという輩の発言をよそに、ベーム盤の現役率は高く、壮年期の1950年代(全盛期だとする人も多い)の名盤についてもここ数年再販が続いて、状況は改善されてきた。それでも当サイトでの評価も高いベートーヴェン交5旧盤のように入手不可のものもあり、このセットの登場は大いに歓迎される(だが何故か著名なブラームス交2が無いのは臥龍点睛を欠く感がある−国内盤は入手可能だが)。音の状態も良いことを期待したい(モノラルでも良質の原盤が多いので)。演奏はいずれも堅固な構成と推進力、歌う心とのバランスが素晴らしく(オケによって重心がやや相違するところがまた興味深い)、後年の優秀なステレオ録音があるものでも、壮年期の活力あふれるこの年代の録音を聞かずして、ベームを語るわけにはいかない。ベームの音楽を愛好してきた方は勿論、ベームは鈍重などという誤った印象をお持ちの方にこそ是非聞いていただきたいと思う。ここまで書いてきてつくづく思うのだが本来こうした企画はDGから出るべきではなかろうか。イタリアユニバーサルから出た交響曲集、メンブランから出たシュトラウスのオペラシリーズ(余談だが10月には既出のエレクトラに続き、サロメ、薔薇の騎士(旧)がエロクワンスオーストラリアから再発になる-概して音の良いレーベルなのでこちらも気になる)、がどれだけ支持を受けているかを見れば、好楽家がベームに寄せる思いがわかろうかというもの。ブラームス交2、ミサ・ソレムニス、モツレク、バックハウスやグルダとの協奏曲を含む50年代完全版(オペラは別途)を丁寧なリマスタリング、きちんとした解説付きで発売すれば、たとえ高価であっても私は躊躇なく買う。

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    フォン・デメヤン  |  東京都  |  不明  |  2014年09月06日

    やはりベームはこの時代のが総じて好きです。 ベートーヴェンの荘厳ミサ曲が入っているのは嬉しいです。 フィリップスと独グラムフォン、デッカの録音が大体収められています。 ただし、BPOとのブラームス第2番が抜けていますね。あと、フィガロの結婚、魔笛の旧盤も入っていれば最高なんですが。。。

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