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シューマン、ロベルト(1810-1856)

CD シューマン:ピアノ協奏曲、プロコフィエフ:『ロメオとジュリエット』第2組曲より アルゲリッチ、チェリビダッケ&フランス国立放送管(1974 ステレオ)

シューマン:ピアノ協奏曲、プロコフィエフ:『ロメオとジュリエット』第2組曲より アルゲリッチ、チェリビダッケ&フランス国立放送管(1974 ステレオ)

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    sunny  |  兵庫県  |  不明  |  2015年10月09日

    アルヘリッチとチェリビダッケの共演が聴けるだけでも貴重なのに、チェリビダッケの一八番と言っていい、プロコフィエフのロメオとジュリエットが体感できる。その昔(’80年)、まだチェリビダッケのレコード、CDなど無く、シュトットガルト放送響とのエアチェックテープのみで、文字通り、幻の指揮者だったチェリビダッケが、ロンドン響と来日してのFM生放送でのアンコールで聴いた”タイボルトの死”。クラシックで初めて、”恐怖”を味わった演奏だった。が、ここに、再現されている。(DG盤は、丁寧に手を入れすぎてライヴ感、減じてる)。ミュンヘンでのドイツ的な重厚な音を獲得する以前の、ラテン的でダイナミックにしてリアル、実は正しい、静かな処がまた、すんごく細かく、独特の音楽。厳しいリハの上に獲得された、悲しいけれど特異とされる演奏(一回きりなんで、ちょっと粗い処はあるけど)。これに迫る現指揮者は、サロネン(ロスフィルとの配信盤、もうなくなった?)と、キリルのペトレンコ位か?

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    mari夫  |  東京都  |  不明  |  2015年06月11日

    チェリと言えばブルックナーばかりが言われがちだが、それをも超えるチェリの十八番はこの『ロメオとジュリエット』である。超スローでテクスチャーを拡大鏡で見せているような晩年様式と、このCDを含むもう少し前の時代とでは随分スタイルが変わった。それで失われたもの―彼のモダンで、獲物を追いつめる敏捷な猟師のような張りつめた感覚ーも少なくないと私は思っている。私にとっては、このライブは、(余計なお世話だけれども)いわゆるリスボン・ライブなどよりずっと貴重な記録で、マジカルというか殆ど呪術的な凄さである。実は昔海賊版でもっていて(この二曲にラヴェルの「道化師の朝の歌」が一緒だった)、それはエアチェックにせよ、それなりの音質だと思っていたが、今回のは放送局のテープの起こしだと言うだけあってまるで別もののレヴェルである。レンジも広いし、スタジオ録音でもこれだけの音は滅多に聞けないほどで、それが演奏の意味を細部にまで明らかにすること全く目覚ましい。ここまで凄い演奏だとは前のCDでは感じられなかったのだから、再生音楽は恐ろしい。会場のノイズも含めてライブならではの瑕瑾もなくはないが、「少女ジュリエット」の、神経の上で舞われている静かなパントマイムのような感覚、「ジュリットの墓の前の」身を切られ揺さぶられるような凄まじい慟哭、「タイボルトの死」の、この時期のチェリにしかなかった目覚ましい躍動感、いずれも究極の音楽と称するしかない。アルゲリッチとのシューマンももちろん素晴らしいもので、最後には昂奮した聴衆の超フライング拍手が聞かれるのもむべなるかな。バランスとしてはピアノの音量がまるで楽器の中にマイクをセットしたみたいではあるが、その分アルゲリッチの翩翩を極めるピアニズムが聞ける。この曲はピアノとオケが対等に(弁証法的に?)張り合うというよりも、思いを籠めて囁き合ったり、思わず声を上げ合ったりという風があるが、この演奏は(二人が互いに相手をどう感じたかは知らないが)、そういう趣きを極限にまで高めている。☆10個くらい欲しいところ。

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    なかのも  |  東京都  |  不明  |  2014年11月22日

    アルゲリッチが一回目か二回目の来日公演を果たしたころの演奏。このころのライブ録音は記憶にない。ですから、当時の演奏を聴き逃した方々にはお勧め。若手ピアニストのトップをポリーニと走っていたじきです。フランス国立のこのシリーズは録音に評価が分かれる傾向がある。このCDの録音はいい。ピアノソロが突出せず、オケと溶け合っている。推薦。

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