レインボー  |  不明  |  不明  |  2023年02月13日

デイヴィッド・ロイド＝ジョーンズ指揮、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団、同女声合唱団の演奏で録音された、ホルストの組曲『惑星』です。 既にナクソスにはリーパー盤という音源がありますが、こちらはマシューズの冥王星も収録したバージョンです。 ロイド＝ジョーンズの惑星は、曲に語らせるようなスタンダード・スタイルの演奏ですが、ダイナミックで良く歌い、なかなかの好演奏。 メイン（？）の冥王星はマシューズという別の作曲家が書いただけあって、作風はあまり似てないが単独で聴くとなかなか良い作品だ。 併せて収録されているのは同じホルストの『神秘のトランペッター』と言う曲だ。 これはソプラノとオーケストラのための作品で、過去に録音はあるものの、秘曲と言って良い珍しい作品。 本CDはクレア・ラターがソロを担当していて、演奏も惑星に続き良く、作品を知るには問題ない。 録音も綺麗で、迫力があり廉価盤としては充分だったが、最近値上がりしてしまい他の盤と価格差があまり無くなり、お得感が薄れたのが残念な所。

 

せごびあ  |  愛知県  |  不明  |  2021年07月06日

冥王星付きです。パワフルで、大きな音楽が鳴り響きます。残響が多いですが、違和感はなく、むしろ効果的といえます。

 

のろま  |  東京都  |  不明  |  2011年04月07日

「惑星」については、ホールトーンがたっぷりなのはいいのですが、「水星」の冒頭など、残響が長すぎて音がダンゴになりやすく、少々うっとおしく感じられたので、残響の短いﾊﾞｰﾋﾞｶﾝ･ｾﾝﾀｰで録音されたC.ﾃﾞｰｳﾞｨｽのLSOライブにすぐ乗り換えてしまいました。Baxの交響曲集と同じﾍﾝﾘｰ･ｳｯﾄﾞ･ﾎｰﾙを使ったとは思えないほどで、録音次第でこうも変わるものかと驚いています。「冥王星」については、多くの方と同意見で、毛色の違う曲をアタッカで演奏するのには違和感があり、別々にしたほうがいいと思いますね。ただ、「神秘のﾄﾗﾝﾍﾟｯﾀｰ」は、長い残響がプラスに作用したようで、声楽曲をあまり聴かない私でも一聴して気に入りました。

 

春奈  |  東京都  |  不明  |  2009年09月13日

「冥王星」が付いて面白いCDですが、演奏もすばらしいものがあります。人気のある「木星」もかなり良い演奏で、迫力も充分にあります。オーケストラの音色も良いし、録音も抜群ですから、まず不満はありません。値段が安いCDですがバカにできないCDです。惑星好きな人なら是非。

 

桐嶋屋勝造  |  愛知県碧南市  |  不明  |  2008年03月04日

以前、冥王星のことだけに言及するコメントをしてしまいました。改めていま聴きなおしてみましたところなかなか素敵な名演だということに気がつきました。火星のダイナミックさ、金星の繊細で艶やかな響き、そして木星は中間部の英国民謡っぽいところが雄大になりすぎず素朴な味わいと旋律の美しい歌い上げが感じれらる演奏です。

 

アントン-ミントン  |  横浜市  |  不明  |  2006年08月23日

今日のニュースによると、冥王星を惑星からはずし、太陽系の惑星は８つ、ということで最終的な結論がでる可能性が濃厚になってきた。だからいわんこっちゃない。せめてラトルのように、「海王星」と「冥王星」を切り離して演奏する、原典の意思を尊重した演奏をすべきだった。

 

三河武士  |  愛知県  |  不明  |  2006年08月14日

この最高はNAXOSでの最高の録音の意味。最近話題の某同曲盤よりいいじゃないですか。特にホールトーンが素晴らしい。奥行き高さなど所謂「空気感」が見事。金管の咆哮が押付がましい演奏や目の前で大音響を聞かせるセンスの無い録音は御免蒙りたいと思う方にはお勧めですね。NAXOSもやるなぁ。

 

fuka  |  横浜  |  不明  |  2005年09月25日

この演奏いいですねえ。久しぶりに興奮しました。ｼﾞﾑでこれを聴きながら走ってみましたが、木星が終わったところでﾍﾄﾍﾄ。冥王星は良い曲がひとつ増えたということでよしとしましょう。新しい星が見つかるたびに曲が増えていくなんて素敵じゃないですか。その本歌を作ったﾎﾙｽﾄさんに感謝ですよね。占星学やﾐｽﾃｨｯｸな要素が付加できれば更にいいんですけど現代ではそれも変容していきますし。

 

Yang-Ming  |  Yokohama  |  不明  |  2005年08月28日

聴いた人が感動できれば良し、ですよね。冥王星なかなかよかですよ。しかし確かに、ブル9のフィナーレは“別物”として収録されるのに、全く他人の創作による曲がアタッカで続けられ、しかもHMVさんのレヴューのように「今後《惑星》と不可分の存在になる」としたらホルストさんの立場は…。ベートーベンの作品にはぜったいそんなことしないと思うんですよ。

 

桐嶋屋勝造  |  愛知県碧南市  |  不明  |  2005年07月30日

昨日、１０番目の惑星が発見されたとNASAから発表があったきろようです。また誰か一曲作ってくれると楽しいですね。冥王星もカイパーベルト内に軌道があるので彗星に近い存在と言われていますが、この冥王星の曲想もなんとなく彗星的です。もしかしたら彗星説も意識して作曲されたのかも。

 

Engage ��1  |  千葉  |  不明  |  2005年07月05日

冥王星が不要と思う向きは購入しなければ良い。実験的なことを行う自由はアーティストにはあるし、もちろんリスナーにも選択権はある。聴いた上で「不自然」と感じてレビューするのは大歓迎だが…？そういうおまえはどうなんだと言われれば冥王星に違和感はある。ただ、それは従来のホルストの惑星が頭にこびり付いているからだとも思え、この「惑星」は別の作品として捉えるべきだと感じた。演奏と録音は絶賛すべきもので超優秀な部類に入る。

 

Ken  |  青森  |  不明  |  2005年03月14日

演奏も曲も悪くはない。けれど、最近の学説では、冥王星は、その極端な楕円軌道と月よりも小さな質量しかないという特徴から、惑星と位置づけるよりもカイパーベルト天体（太陽の周りを公転する彗星群）と位置づけるべきとの説が有力なようである。将来的には、冥王星は太陽系を構成する「惑星」から外される可能性もあるようだ。そうなると、この作品の位置づけはどうなるのだろう？絵に描いたような「蛇足」となるのか、はたまた．．．

 

アントン・ミントン  |  八戸市  |  不明  |  2003年08月31日

このコンビなのだから当然演奏は良いのだけど、「冥王星」を付け加える必要はないし、だったらこのさい地球も加えたらどうなのか。音楽的にホルストはこのままで“完成”としたのだから、あくまでもマシューズの作品が余白に収録されているのであって、ホルストとは関係ない、と私は思う。ブルックナー９番の終楽章じゃないんだから…。

 

michiharri  |  兵庫県神戸市  |  不明  |  2003年01月28日

「冥王星」のためだけに購入した。期待していなかったがレベルはなかなかのもの。他の指揮者による惑星のＣＤはこれで６枚目だが、その中でもこれは上位に入るほどの内容。特に「土星」はオケの粗さが目立つ曲だが、これは丁寧に聴こえた。「冥王星」は面白いが、違和感がある。

 

alex  |  岩手  |  不明  |  2002年05月23日

「惑星」はこのCDで５枚目の購入。ホールの豊かな響きに満足。強奏での金管はもう少し線の太さがほしいと思った。冥王星は初めて聴いたが、それまでの曲との曲想の違いに驚いた。この曲を否定するわけではない。単独で聴けばいい曲だと思うが、「惑星」が好きな私としては、同じ組曲として演奏することにちょっと違和感を感じた。