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Tchaikovsky / Rachmaninov

CD Piano Concerto.1 / .2: Cliburn(P), Kondrashin / Rca.so, Reiner / Cso

Piano Concerto.1 / .2: Cliburn(P), Kondrashin / Rca.so, Reiner / Cso

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  • ★★★★☆ 

    遊悠音詩人  |  埼玉県  |  不明  |  2013年08月10日

    交響曲第1番の初演の失敗からノイローゼに陥ったラフマニノフが、ダーリ博士の催眠療法によって気力を取り戻し、作曲家として再起を賭けたことで知られるピアノ協奏曲第2番。であるならば、人生の酸いも甘いも表現しつくすかのようなリヒテル盤が名盤の筆頭格になることは疑いがない。ただ、リヒテルを支えるヴィスロツキ&ワルシャワ国立管がいささか力不足で、完全にリヒテルに呑まれている感じは否めない。その盤に併録されたチャイコフスキーになると逆に、カラヤン&ウィーン響がでしゃばりまくり、これまた波長があっていないように感じる。ではクライバーンはどうか。結論からいうと、かなり楽観的な演奏である。曇りがなく明晰で、特にチャイコフスキーは優秀な録音も相俟って名演の一つに数えられよう。一方ラフマニノフになると、陰りの表現に弱いのも事実。バックのライナー&シカゴ響も、上手いのだが今一歩人間味に欠けるところがある。杓子定規な合奏は、ただ楽譜を体よく音に置換しただけ。本来、表現の手段であるべき技術が、完全に目的と化している。これでは本末転倒だ。音質のよさを勘定に入れても、せいぜい“すばらしい”止まり。

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  • ★★★★★ 

    古渡 弁蔵  |  北海道  |  不明  |  2013年05月29日

    素朴でありながら、ラフマニノフ独特の哀愁を帯びたノスタルジックなメロディが切実と心に訴えかけてくる。曲そのものがすばらしいことは間違いないが、それを奏でているクライバーンのピアノもまた一段とすばらしい。現在では、他に多くの名演奏もあるが、これはこれで十分に魅力があり、楽しめた。チャイコフスキーはこれから聴きます。

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  Hyogo  |  不明  |  2013年05月16日

    私がまだクラシック音楽に興味も何も無かった頃の1958年にチャイコフスキーコンクールで優勝したテキサスの若者・・・当時それでももう23歳になっており、現在の感覚では決して若者という年頃ではないのですが・・・クライバーンが凱旋帰国の折り紙吹雪舞うニューヨーク五番街をヒーローよろしくパレードした光景の写真が新聞等に載っていたのを覚えています。本盤チャイコフスキー・ピアノ協奏曲はコンドラシン(コンクールも指揮した当時44歳のロシア指揮者)指揮するオーケストラRCASOのバックによる凱旋直後の収録(タイム@20’45A7’05B6’45)で「アメリカンドリーム」を体現した若者だけが持ち合わせる天真爛漫な溌剌な熱気を放散した演奏になっております。テクニック的には万全で第1楽章から分かり易いコンドラシンのスタイルに導かれて録音上もあるのでしょう・・・実在性あるサウンドをピアノは展開して行きます。ややタッチに押し出しが立派過ぎる感触は無きにも有らずなのですがスタイル的には19〜20世紀の大家演奏に通じるスケール感と受け取りました。カデンツァも見事で独壇場ですね。バックオーケストラは時に管楽器のリアル音が気にはなりましたが分り易く力強いものです。中間楽章もピアノはライブの様にスリリングで緊迫感がありますがバックのメリハリがしっかりサポートします。第3楽章は若干ビジネス臭はしましたがクライマックスに向って凄まじい頑張りでピアノは高揚して行きます。とにかく本盤チャイコフスキー・ピアノ協奏曲は一つの名演奏としていつまでも記憶されるべきなのでしょうね。なお、クライバーンの弾くチャイコフスキー・ピアノ協奏曲には本盤演奏の四年前1954年のバックがミトロプーロス/NYPOとの共演ライブがあるそうですが詳細は確認しておりません。併録のライナー/シカゴSOサポートによる1962年収録のラフマニノフ・ピアノ協奏曲第2番(タイム@10’54A11’26B11’45)は未聴でありますので★一つ保留しておきますね。音質は「LIVING STEREO」の懐かしいネーミングで楽しみです。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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  • ★★★★★ 

    アンノウン  |  神奈川県  |  不明  |  2013年03月08日

    2月27日に78才で逝去のクライバーンの訃報に接し、久し振りに聴き直してみました。やはり凄い演奏です。音質は元々最高とは言えないレベルでしたが、1983年にリマスターされ新しいカッティングで見違えるばかりの鮮度を取り戻したLPレコード(RVC社:RCL−5503:ライナーノーツ宇野功芳)のイメージのまま更にその上をゆきます。元のLPはなんと300万枚も売れたとか。演奏、音質とも納得です。

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  • ★★★★★ 

    ゆりぞう  |  兵庫県  |  不明  |  2011年02月16日

    本音源に愛着があり、良い音質のCDを入手したい人や、アナログから乗り換えを考えている人は、本盤ではなく、XRCD−SHM仕様をすすめます(どうしてもマルチに拘る人や併録のラフマニノフもほしい人は別にして)。XRCDに比べると本盤はまるでサロンミュージックのように軽く聴こえますので。

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  • ★★★★★ 

    やっちゃん  |  坂出市  |  不明  |  2008年01月14日

    次の通り微修正したいのでよろしお願いします。 ”昔聴き潰した青春の思い出がこもる盤。チャイコも力演だが、ラフマニノフの明るく甘い音を思い出した。リヒテルの「人生表も裏もある。簡単に信じるな」と言わんばかりの屈曲した名演に比べ、将来を楽観し切った疑いを知らぬ若きヤンキーの演奏。その後、短期金儲け主義の興行主の言うままに毎晩のようにチャイコを弾き、腕の筋肉を潰し、ピアニストとして終わった(中村紘子「チャイコフスキーコンクール」)クライバーンの運命を予言していたかのよう。”

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  • ★★★★★ 

    やっちゃん  |  坂出市  |  不明  |  2008年01月12日

    昔聴き潰した青春の思い出がこもる盤。チャイコも力演だが、ラフマニノフの明るく甘い音を思い出した。リヒテルの「人生表も裏もある。簡単に信じるな」と言わんばかりの屈曲した名演に比べ、将来は明るいと楽観した若いヤンキーらしい演奏。その後、悪い興行主に捕まり、毎晩のようにチャイコを弾き、腕の筋肉を潰しピアニストとして終わった(中村紘子「チャイコフスキーコンクール」)クライバーンの運命を予言していたかのよう。

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  • ★★★☆☆ 

    ビートルマニア  |  新潟  |  不明  |  2007年05月08日

    チャイコフスキーの1番は何枚か聴きましたが、クライバーンはまだなので一回聴いてみたいです。 クラシックでは唯一ビルボード誌のアルバムポップチャートで1位になっただけに興味深々です。

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  • ★★★★★ 

    閑人  |  倉敷市  |  不明  |  2006年12月17日

    特にラフマニノフはいいですね。オケと共同で周到に計算しつくされ、最高のエンターテイメントになってます。この米国「リビングステレオ」シリーズはどれもすばらしいですが、中でも売れているのはよくわかります。ハリウッド映画の満足感に通じるような。

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  • ★★★★★ 

    マルセル  |  埼玉県川越市  |  不明  |  2006年02月12日

    クライバーンのうわさは聞いていましたが、今回初めて聴きました。若さみなぎるパワフルな演奏で、ピアノの旋律が前面に出されており、ピアノコンチェルトで時々物足りなく思うピアノがオーケストラに消されるということがなく、協奏を十分堪能させてくれたと思います。終始高い位置で緊張感を保たせ、聴きたいところを聴かせてくれるという点で、私にはピッタリはまってくれました。

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  • ★★☆☆☆ 

    ヨーゼフ・クネヒト  |  カスターリエン  |  不明  |  2006年01月28日

    私もこのSACDの音質はだめだと思います。たぶん演奏は立派なのだろうと思いますが、ピンボケの写真のような音質です。ほかのRCAのSACDは極めてよい音なのにこの盤だけなぜ?

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  • ★☆☆☆☆ 

    風雷暴  |  横浜  |  不明  |  2004年11月29日

    音質:元々ヒストリカルな本盤を単独で比較すればSACD2ch再生は有利かつ優秀と言えるが、xrcd盤(チャイコ)と比較できる方なら異論を唱えるだろう。本盤の如きお手軽リマスタ-じゃ本当のSACDの凄さは体験不能。遂にSACD機器を入替えたが、これじゃ当分 人類の遺産的アナ録の全貌は拝めそうもない(xrcd盤なら期待できるし、SACD化も期待する)...演奏:今では両曲共僕にはセピアカラーの過去の遺物でしかない...

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  • ★★★★☆ 

    ばっきん  |  北海道函館市  |  不明  |  2004年11月20日

    演奏自体は、まずまずの出来でしょうが、多分に伴奏の出来の良さが光っています(特にラフマニノフ)。今回は、SACDマルチ再生で聴くピアノが大変すばらしく、音像の定位がピタッときまっており、録音の良さに感動しました。

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  • ★★★★★ 

    フランツ  |  宮崎県  |  不明  |  2004年10月01日

    チャイコフスキーはチャイコン優勝の直後の異常な熱気の中で録音されたという感じはします。しかし、どちらの曲もオケ&指揮者が異常なハイテンションを示していると思います。ラフマニノフの出だしの弦のうねりは同曲中最高の演奏です。ピアノには巨匠の風格までは感じられません。SACDになっての音の改善に期待します。

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