Trio Acoustic

CD For Trio's Sake

For Trio's Sake

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    hiro  |  愛知県  |  不明  |  2014年06月19日

    ハンガリーの元気なピアノトリオ「Trio Acoustic」が、2013年に母国で録音した「For Trio’s Sake」。 「Trio Acoustic」は、Zoltan Olah(Piano)と、Peter Olah(Bass)のOlah兄弟が中心となり、1994年に結成。「Autumn Leaves」、「Gipsy Eyes」、「Giant Steps」、「Dedicated To You」などの作品を発表してきました。 その地域性からか、現在、入手可能な作品は「Giant Steps」くらいだと思いますので、そんな彼らの新作が、日本サイドの企画により制作されたことは嬉しいニュースと言えます。ちなみに、ジャケットも日本の方が手掛けています。 Drumsは、新メンバーのAndras Lakatos Pecekが担当。 1曲目「Hamp’s Blues (Hampton Hawes)」は、ハッピーな感覚が溢れるナンバー。パレードの伴奏曲にも使えそうで、ベースのソロもリズミカル。 2曲目「Sand In The Wind (Feco Balazs)」は、明るい展開ながら、しっとりとピアノが歌う曲で、今までの「Trio Acoustic」にはない雰囲気が漂っていると思います。 お馴染みの曲を彼らなりにアレンジした3曲目「Take Five(Paul Desmond)」は、結構ハードで緊張感のある演奏となっています。 4曲目「I’m So Grateful (Pal S. Gabor) 」は、晴れ晴れとしたピアノの音色が印象的なZoltan Olahのソロ。 最も「Trio Acoustic」らしいと思えるのが、5曲目「Makadam (Zoltan Olah)」で、パワフル且つメロディアスなトリオサウンドを聴くことが出来ます。この辺が、彼らの最大の魅力ではないでしょうか?ダイナミックなドラムソロも。 ベースがよく歌う6曲目「Stay With Me (Feco Balazs) 」は、このアルバムのベストトラックと言えそうな曲。ピアノの音色もリリカルで、ガンガン押しまくるだけではない、このトリオの別の一面を見せてくれます。 メンバーが、めまぐるしくも、楽しげな演奏を展開する7曲目「In Your Sweet Way (Dave Brubeck) 」。ここでも、ベースが素晴らしいソロを披露。 しっとりと始まる8曲目「Moon And Sand (Alec Wilder,Morty Palicz) 」は、しかし、徐々に彼ららしいテンポとなり、元気溌剌な曲へと様変わりしていきます。 9曲目「Gloomy Sunday (Rezso Seress) 」は、説得力のある演奏で、じっくり聴かせてくれる曲。アルバムの掉尾を飾るにふさわしい曲といえましょう。 全体に、選曲の趣味の良さと、Peter Olahの力強いベースが印象に残る佳作に仕上がっていると思います。

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