Becs

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    hiro  |  愛知県  |  不明  |  2014年07月01日

    Christian Fenneszは、1962年オーストリア生まれのギタリスト。 ギタリストといっても、ロックのそれではなく、エレクトロニカというジャンルに属する音楽家です。 坂本龍一とは「Cendre(2007年)」、「flumina(2011年)」を共作していますし、「Yellow Magic Orchestra」のサポートメンバーとして、ギター、エレクトロニクス装置を操る、その長身を目にした方も多いと思います。 また、ECMレーベルのファンなら、Iain Ballamy、Thomas Stronenのバンド「Food」の「Quiet Inlet(2009年録音)」、「Mercurial Balm(2010〜11年録音)」に参加したことを覚えているのでは? ECM好きで知られるDavid Sylvianのアルバムに参加しているのも、こんな繋がりがあってこそだと思います。 さて、オリジナルアルバムとしては、「Black Sea(2008年)」以来となる「Bécs(2014年)」。 一聴して、従来の作品よりギター音が強調されている、と言いますか、全体のサウンドの中でギターが屹立しているように感じました。 それは、冒頭の「Static Kings」から顕著であり、深海からの泡立ちのようなアブストラクトな音群から、ギター音がクッキリと抜け出てきます。 荒涼としていながら、どこか懐かしい情景が広がってくるところは、いつもながらのFenneszサウンド。 そのギター音がノスタルジックに迫る3曲目「Liminality」も見事な音響世界の構築に成功しています。 また、広大なスケール感に満ちた5曲目「Bécs」は、SF映画のサントラのよう。 更に、アコースティック・ギターが鮮やかな7曲目「Paroles」には郷愁を誘われます。 ノイジーでありながら「美」を内包した楽曲群。 深海と宇宙を往復するサウンドに浸り、夢見心地になるのも良いのでは?

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    madman  |  不明  |  不明  |  2014年05月11日

    ’14年発表。多幸感アンビエント・ノイズ・ギター作『エンドレス・サマー』で注目され、坂本龍一や大友良英らと共演するオーストリアのエレクトロニカ・ギタリスト、6年ぶりのソロ作品は彼の故郷、ウィーンがテーマ。それだけにノスタルジックでエモーショナル。直情的にかき鳴らされるギターとそれに応えるドラムスが次第に電子ノイズを帯びていき、10分かけて壮大な音響伽藍が浮かび上がるBなど失禁必至の美しさ!

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