Keith Jarrett

CD Solo Concerts

Solo Concerts

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    mimi  |  兵庫県  |  不明  |  2018年01月28日

    まず自分は決してKeith Jarrettのファンではなく、特にStandards Trioなどは、そのJazzとしての質の高さは否定しようもないものの、Keith独特のあのねっとりしたまとわりつくようなピアノからくる、彼の音楽の体臭のようなものが生理的?に受け付けず、結局買ってもいつか聴かなくなっていました。星の数ほど発売されているKeithのSoloも、その十分の一も聴いてないでしょうから、全く偉そうなことを言う資格はありませんが、それでもこの最初のSolo Performanceだけは、大人になってすぐにCDを購入して以降、繰り返す引っ越しにもずっと離さず持ち歩き続けていました。今回ふとしたきっかけで、数十年ぶりに引っ張りだしてみると、CDのツメは一つ残らず折れ、Disc自体も長年の傷のためか全く再生できなくなってたので、思い切ってKoln, SunBearと同時に購入し直しました。Keith Jarrettの音楽全般にはついに親近感は持てず(その割に長年CDはかなり購入してる)、正直、現在に至るまでの歩みにもついていっていない自分ですが、このBremen-Lausanneだけは特別です。Koln Concertの項でも記しましたが、Keith Jarrett音楽の最大の魅力は、彼のルーツであるBlack musicに根ざすあくまで素朴で土臭い(Jazzとしての)旋律・リズムに、ヨーロッパ近代ピアノ音楽歴史の高度な技法が高い次元で衝突した時に現れると思うのですが、このBremen-Lausanne、特に最初の完全即興performanceであるLausanneは、その後のKoln, Sunbear, Scaka, Bregenz-Munchenなどと較べても、土臭い強烈なビートを土台にしたリズムが主体になっています。この上に、Keith独特の夢見るような旋律が絡まっていきますが、ある意味ともすれば通俗に堕しかねないような甘い旋律であっても、Koln以降にみられるような、ロマン〜印象派のパクリではなく、あくまで彼のルーツに根ざす素朴さ・純粋さから逸脱しないものであり、その結果としてこのLausanneのPart2からラストにかけては、あくまでBlack musicとしてのジャズでありながら、同時に西洋古典音楽の最良の魅力も兼ね備えた、史上ちょっと類をみない音楽時間が現出します。Beethovenのピアノ・ソナタ32番の終楽章を想像すると言ったら、褒めすぎでしょうか? 初めてのSolo performanceとして、その後にみないような、躊躇いや逡巡、突発的な変更などが伺われる部分も(特にBremenにおいて)時折散見され、この盤の全てが傷のない完璧なものではないかも知れませんが、それでもこの盤の大部分、特にLausanne後半は、普通なら一人の音楽家が一生かかっても実現できない音楽が実現できた、希有な瞬間です。ここで時間が終われば、Keith Jarrettの今に至る人生も、全く苦しむことはなかったのでしょうし、逆にこの奇跡的演奏を出発点とした(せざるを得なかった?)事が、Keith Jarrettの悲劇かも知れません。ともあれ、自分が知る限りにおいて、Keith Jarrettファンでなくとも、あるいはJazzファンでなくとも、(現代ピアノが嫌いでなく)音楽の好きな方ならばお薦めできる、数少ないJazz名盤の一つと思います。

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    聖オーガスティン  |  IRELAND  |  不明  |  2013年11月12日

    当時、ケルンコンサートは同じフレーズの繰り返しで何もいいとは思わなかった。やはりこれだ。1時間にわたりピアノだけで即興演奏するというのに驚いた。サンベア、プレゲンツーミュンヘンそこらあたりまでかな本当に光っていたのは。

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    リリックブルー  |  東京都  |  不明  |  2009年08月03日

    僕はパリコンで開眼したので、VIENNAもLA SCALAも大好きです。 そしてSOLO-CONCERTSも大好きです。 KEITHの生糸の繭玉の様な、魂の固まりがFACING YOU同様、僕 達の心に熱く突き刺さります。まさにアンビエントでクラシカルで ゴスペルでブルージーな万国魂博覧会です。あらゆる人種、国の人々 に同じ気持ちを伝えるために、あらゆる音域を使ってる様です。 まさにKEITHの音楽です。JAZZもクラシックも現代音楽も超えています。 そしてブルージーでPOPです。

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    武蔵野JAZZくらぶ  |  東京都  |  不明  |  2009年04月23日

    「キースのソロは70年代に限る!」が自説です。このローザンヌ・ブレーメン、ケルン、ステアケースと続き、サンベアがキースのソロの頂点と思います。フュージョンのクルセイダース等にもいえることですが、これら諸作に聞かれるフォーク、カントリー、ゴスペル等のアメリカンミュージックを根底にした、素朴でノスタルジックでアーシーな何ともいえない味わいは、80年代以降は消えてしまいました。

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    ,  |  ,  |  不明  |  2008年10月03日

    ジャズの素人が中古レコードの叩き売りで300円にて入手…。それから彼の作品をいろいろと聴きましたがやはりこれが素晴らしい。棘を感じます。

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    hourglass  |  宮城  |  不明  |  2007年06月04日

    ブレーメン2の後半はジャンルを超越したキースの心象世界。深い思索と終結に向かっての圧倒的な集中をみせる稀有の名曲・名演奏だと思います。この時の聴衆が声も出ないような状況だったろう事は、演奏が終わってから、はっと我に返った人がパラパラと拍手を始めるまでの間が物語っています。リヒターのマタイ受難曲を聴く時のような痺れを感じます。これを越えるものを求めてキースを聞いていますが、未だにありません。

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    マコさん  |  神戸  |  不明  |  2003年07月12日

    最短でも18分、最高でも1時間ちょっとある内容ですが、最初から最後まで、聞いていてまったく飽きません。聞くたびに、新しい発見があるのがキース・ジャレットのソロ・アルバムの魅力ですね。  キース・ジャレット独特の唸り声がほとんど聞こえないので、「あの唸り声はちょっと・・・」という方にもいいかと。  でも私は、「獰猛な欲望」のままに、唸り声を上げながら、演奏をするキース・ジャレットが大好きです。

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    バードランド  |  海外  |  不明  |  2003年02月01日

    あの「ケルンコンサート」の少し前に収録されたこのCDは、ピアノインプロヴィゼーションという分野を切り開いたキースの最初の「ジャイアントステップ」であり、その価値は「ケルン」よりも大きいかもしれない。「ケルン」を聴けば聴くほど、こちらのソロコンサートの素晴らしさがわかってくる。

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