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CD Nina De Fuego / El Ultimo Trago

Nina De Fuego / El Ultimo Trago

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    ♂猫Junn-Junn  |  東京都  |  不明  |  2016年06月02日

    Concha Buika(コンチャ・ブイカ)の 2008年のアルバム「Nina De Fuego」全12曲54分 と 2009年のアルバム「El Ultimo Trago」全12曲46分 というスタジオアルバム2作品がセットになった、お得なパッケージ。 収録曲は、「Nina De Fuego」は、 フラメンコ系楽曲とスペインやメキシコのフォークや歌謡曲系のが全12曲、 一方で、「El Ultimo Trago」は、 アフロキューバンジャズとランチェラが融合した系のが全12曲、 ってことでアルバム作品としての色分けも、ハッキリしているので、 両作品をいっぺんに聴いても、 毛色の違う2作品なので、飽きが来なくて丁度いい、って感じ。 因みに、 「El Ultimo Trago」は、 キューバのアフロキューバンジャズピアニストであるチュチョ・バルデス とスペイン領の地中海の島であるマヨルカ島出身のコンチャ・ブイカ とがタッグを組んで コスタリカ生まれのメキシコ人ランチェラ歌手 Chavela Vargas(チャベラ・バルガス/1919-2012)がかつて歌った曲に、 新たな息吹を吹き込んだ…という、 基本的には、ラテンジャズアルバムって感じの作品で、当時、 ラテングラミー賞の「Best Traditional Tropical Album」部門で賞を受賞 もしているんだとか…まぁ、実際に聴いてみれば、 賞とか受賞しててもおかしくないようなゴージャス感漂う、 歌声とピアノが主役のコラボアルバムだよね。 そういう意味では、自分は、6年前の2010年11月に、NPRで、 コンチャ・ブイカの歌声を紹介する 「Buika: The Voice Of Freedom」 という放送と、同じく チャベラ・バルガスの歌声を紹介する 「Chavela Vargas: The Voice Of Triumph」 という放送とを聴いて、それ以来、両方の歌手に興味を持っていたので、 持って来いのアルバムかな、 とも思ったり。 自分は上述の2010年の放送を聴いて、 コンチャ・ブイカの歌声に興味を持って、ってことで、 その時期は、ここの2008年と2009年のアルバムで、彼女の歌声への、 世界的な注目度がぐっと高まっていた時期だった、 って面もあるんだろうけど… ただ、自分は最近になって漸く買って聴くという縁が巡って来た、 というアレもあって、 先に2015年の新譜「Vivir Sin Miedo」を、 聴いたら、若干、2010年のその放送とかから抱いていた印象よりも、 英語で歌っている歌とか多いな、 みたいな部分で意表を衝かれた部分があったんだけど、 こっちの2008年や2009年のアルバムは、 全曲スペイン語の楽曲だったんで、聴いていて、 あぁそうそう2010年に彼女の歌声を知った際にイメージしていたのは、 こういうアルバムだよな… と…まぁ、当時のそういう状況から、時が流れて、 2015年の「Vivir Sin Miedo」の時点では、 英語で歌う楽曲を増やしていったりとか、歌う曲の幅を、 言語的にもジャンル的にも、囚われなく自由に広げていっている、 ってことなんだろうな… と、そういう部分が、漸く実感持てて、腑に落ちた、 という感じで… まぁ、そういう意味でも、聴けてよかったな… と。 そして、そうやって聴いてみたアレから、 コンチャ・ブイカの歌声や楽曲を人に薦めるんであれば、やはり、 時系列的に、 「Nina De Fuego」→「El Ultimo Trago」→→→「Vivir Sin Miedo」 という感じで、聴くのをお薦めする、 という感じになるのかな… 囚われのない自由な歌声、とは言っても、 やはり、コンチャ・ブイカのベースの、根底にある基本部分、 ってのは…出身地とか生育環境とかの関係もあるし… 「Nina De Fuego」のようなフラメンコを基調とした音楽要素、 だと思うんで、そこから、 そういう縛りからも解き放たれたように、 ラテンジャズ系、ソウル、ポップ、何でもって感じで、 「El Ultimo Trago」や、更に時を経て「Vivir Sin Miedo」にまで至っている、 (因みに、「Nina De Fuego」内の収録曲でも、 前半がフラメンコ系、後半がスペインやメキシコ等のフォークや歌謡曲系、 という感じで、フラメンコ系からそれ以外へ、と幅が広がるように、 曲が配置されている…) というのが、今時点のコンチャ・ブイカ、 ってことで、そういう意味では、 この先、どういう道筋を彼女(の歌声)が辿っていくのか… というのも、注目に値することなのかな、 と思ったり。

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