ピアノ独奏曲全集 フランソワ・デュモン(2CD)
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I.O.U | 北海道 | 不明 | 2021年03月16日
この演奏はピアノという手段を使い、表題音楽であるラヴェルのピアノ曲の可視化数に成功した数少ない大名演! ラヴェルの音楽はただ楽譜を正確に解釈しただけでは楽曲の本質を理解することができないため一歩間違えると非常に掴みどころのないものになってしまうが、デュモンはラヴェルが音として描きたかったであろう表題=心象風景を見事に再現しており、聴く者も表題どおりの心象風景を容易に脳裡に描くことができる。 ラヴェルのピアノ曲はアース、ロジェ、アルゲリッチが好んで演奏しているが、名盤・名演であることに変わりはないがここまで音で心象風景を描けているとは思えない。 最近の演奏テクニックや録音技術の向上が「音の可視化」に大いに貢献していることもあり、ルイ・ロルティ(EAN : 0095115114223)、スチーヴン・オズボーン(EAN : 0034571177311)も「音の可視化」に成功した名盤を残しているが、その中でもデュモンの作品は「音の可視化」という視点から見ると頭ひとつ抜けていると思う。 どれか1つと云われれば私だったら迷わずこちらのデュモンを選ぶ。 音質も非常に優秀な美しい演奏なので、BGMにも良し、ラヴェルのピアノ曲のファースト・チョイスとしても聴くにも最適な1枚である。 大推薦盤!0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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BUN | 所在地 | 不明 | 2015年05月02日
ロルティ、オズボーン盤に匹敵する名盤だと思いました。 技術はもちろんですが、30歳に満たない若者が、ここまで練り込まれた演奏解釈と、ラヴェルの音楽に対する深い共感を示していることに驚きます。本人による長い解説(英語)が載っていますが、それを読めば納得です。 「ピアノ曲に内包される多面性と、複雑性と、センチメンタリズム」と題した文章で、「多くの人はボレロを聞いて、ああいうエネルギッシュな曲を作る作曲家なんだと思っているだろうし、オーケストレーションの魔術師という評価ですが、彼の本質はその仮面の下にあります」という一節が印象的でした。9人の方が、このレビューに「共感」しています。
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まるか | 大阪府 | 不明 | 2014年01月01日
それほど注目されていない若手の一人だが、モーツァルトのソナタでもよい演奏をしており注目している。このラヴェルもデリケートなタッチで美しい演奏だ。テクニック的にも破綻がない。ヌーブルジェと共に、今後に期待できる。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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