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パスクィーニ、ベルナルド(1637-1710)

CD 2台のオルガンのためのソナタ集 ルカ・スカンダーリ、アドリアン・ジョルダン

2台のオルガンのためのソナタ集 ルカ・スカンダーリ、アドリアン・ジョルダン

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    今治ィさん  |  愛媛県  |  不明  |  2013年12月19日

    パスクィーニの代表作であるこの曲のみのCDは珍しく、それだけで価値がある。 オルガン好きには必須アルバムと言える。 往年のアラン/タリアヴィーニ盤が有名だが、こちらは2,3、6〜9、11番 の7曲しか収録されておらず、また録音品質に難のある演奏だったのに対し、本盤 は2012年録音で音質も非常に良く、オルガンの音色が左右で歌い交わす様子が ハッキリと把握できて楽しめる。音色の選択も工夫されていて飽きさせない。  ただ、2,8,11,14番はオルガン2台でなく「オルガンとチェンバロ」 のデュオに編曲され、新鮮ではあるが、賛否が分かれるのではないかとも思う。 ライナーによると、奏者の一人スカンダーリはタリアヴィーニの教えも受けて おり、本盤リリースに直接的な影響を与えた可能性を強く感じさせ興味深い。  演奏は、全体的に折り目正しい生真面目な演奏で、暴走や破綻がなく、特に 初めてこの曲を聴く人には大きな安心材料と言えるだろう。 1曲が5分ほど、それが各3楽章構成なので1楽章が驚くほど短く聴きやすい。 バッハの大作を聴くような身構えを必要としないのは好ポイントと言って良い。 またパスクィーニの豊かなメロディの才能は短曲でも充分に感じられ、当時とても 人気のあった作曲家であった事が伺える。 アラン/タリアヴィーニ盤を愛聴していた人には、やや生真面目過ぎると感じる かも知れないが、単に好みの話で、初めて聴く人が気になる事は全く無いだろう。 左右で違うオルガンが鳴っている様子は、オルガン好きだけでなく、オーディオ好き にも訴える物がある。また、重厚な作品の部類ではなく曲自体も短いので “ながら聴き用”として軽い気持ちで使いやすい。聴き込むほどにパスクィーニの 才能を実感できるが、こういう軽い用途にもイケる汎用性の高い好盤だと思う。 ★4つなのは、今後同じ収録内容で、特に「全曲オルガン2台で演奏した盤」が 出れば、本盤は高確率で淘汰され消えて行くのだろうな、と思わせる点による

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