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カリンニコフ、ヴァシリー(1866-1901)

CD "交響曲第1,2番 クチャル/ウクライナ国立交響楽団"

"交響曲第1,2番 クチャル/ウクライナ国立交響楽団"

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  • ★★★☆☆ 

    k.k  |  大阪府  |  不明  |  2021年08月12日

    ナクソスレーベルの真骨頂、マニュアックであるけど隠れた名曲を録音していくスタンスで成功したアルバム。ナクソスのベストセラーと紹介されていたので興味深い。作品そのものは、旋律も聞きやすく、ロシア特有の雄大さもあり、どことなくグラズノフに通じるようにも思えた。まだ、このアルバムしかしらないので、皆さんが比較されているスヴェトラーノフ盤を聞いてから評価を下したいがとりあえずは3点にしておきます。

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  • ★★★★★ 

    Seiru  |  千葉県  |  不明  |  2017年12月26日

    なんとなく思い立って自分でCDマスターからリマスタリングしてみたが、実はスヴェトラほどじゃないにしてもテンションが高い演奏で、そして残響のせいで目立たなかったもののソース自体は超のつく優秀録音だったことが判明。ハープ、木管、トロンボーンはこれ以上に克明に捉えられている音源を探すことのほうが難しいです。そして4楽章を聴く限りこの残響は人工的に付加されたもののようで、実際はワンポイントを中心にしっかり低弦などに近接マイクも仕込んである模様…… どうしてこんなミックスに仕上げたのでしょう!!折角のベストセラーなのだから、録音ソースまで辿り直してもう一度新しいマスターを作るべきだと思います。知識とプラグインなどの環境をお持ちの方は是非音いじりに一度トライしてみてください。これはすごい演奏だ……。

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  • ★★★☆☆ 

    広島のパヴァンヌ  |  広島県  |  不明  |  2015年02月21日

    カリンニコフの交響曲2曲が廉価で手に入るので購入して聴いていました。確かにクチャルはやるべきことはやっていますがそれ以上の霊感に乏しく,カロリーとかドラマを感じることは難しい。したがってこの演奏に感動や意味深さを求めるべきではないでしょう。これはカリンニコフ入門向けのCDですね。本来これらの曲のもつポテンシャルはこのレベルでとどまるものではないはすで,例えばスベトラーノフによる2番はもっと後に引くグッと来るものがありました。録音も,綺麗には聞こえますが,それは電子オルガンの音色と類似するものであり,本物の楽器の音とはかけはなれています。これほど多くの残響に埋もれてしまえば,演奏の真実を感受できるはずもなく,このCDが曲の紹介以上の役割を果たすことは困難です。しかし,安価で演奏も無難ですから,これから曲を知りたい人にはいいのではないでしょうか。カリンニコフの交響曲は,独特の哀愁を帯びたロシア的なメロディーに満たされていて,とてもいいですよ。

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  • ★★★★☆ 

    ヒューブーン  |  静岡県  |  不明  |  2014年03月15日

    旋律美を強調した、垢抜けた演奏だ。従って Svetlanovなどで聴きなれたリスナーには、土臭さや重量感に物足りなさを感じるかもしれない。ブラームスやチャイコフスキーにも共通して言えることだが、第1交響曲というのには、どことなく「気負い」が感じられ、頑張りすぎてダサくなってしまう傾向があるように思える。(その傾向は3者とも第一楽章に顕著だ)。 クチャルの演奏では、そういった未熟さは影をひそめ、聴きなれた古典を鑑賞しているような、才気あふれ(過ぎ)る趣がある。第2番はこの演奏しか聴いていないのでコメントは難しいが、曲想から考えて、第1番以上に上記のことが言えるように思えた。

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  • ★★★★☆ 

    のろま  |  東京都  |  不明  |  2012年02月26日

    ヤルヴィ(CHANDOS盤)との違いを簡単に言ってしまえば、当盤のほうが全体的にテンポが遅く、金管の音量がセーブされている代わりに、木管とハープがマイクに近いのでよく聞こえるが、ダイナミックレンジが狭い。第1番の第2楽章は、CHANDOS盤のほうが静かに始まっており、当盤よりもロシアの夜の寒さがよく伝わってきます。良くも悪くもスタジオ録音と言うべきか、冷静でバランスのとれた腹八分の演奏で、金管もそこそこ鳴ってはいるものの、聴いていてあまり熱くなりません。ただ、やかましい音楽が苦手な方にはお薦めです。

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  • ★★★★☆ 

    エステ荘の噴水  |  岩手県  |  不明  |  2011年07月15日

    どなたかも書かれているように、この曲が注目されたときスヴェトラ盤は入手困難、ヤルヴィ盤は正規盤価格で全曲揃えるのに2枚必要であったため、このCDがベスト・セラーになり曲の普及に大いに貢献しました。まさに“歴史的”録音です。ヴァイオリニストからキャリアを始め、指揮者に転向したクチャルのほとんどCDデビューに近いかと思いますが、この録音を若手の「丁寧で誠実な仕事」とみるか、未熟で「霊感にも盛り上がりにも欠ける」と感じるかは聴く側の経験とも関係しているかもしれません。なお、たしかに下手をすればムード音楽になってしまいそうな曲ですが、親しみ易く愛すべき曲であることを否定できる人はいないでしょう。

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  • ★★★★☆ 

    レインボー  |  不明  |  不明  |  2010年11月25日

    演奏しているウクライナ国立交響楽団は一応ロシア圏のオケと言って良いと思うのですが、パワーで押しまくるロシアン・サウンドではなく、どちらかと言えば繊細で細みなサウンドで、特に叙情楽章ではマッチしているかと思います。 クチャルの若々しい演奏も良し。 録音はまぁまぁと言ったレベルではないでしょうか。 何度も聴きたくなるような演奏ではありませんが、たまに聴きたくなる… そんな演奏です。

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  • ★★★★☆ 

    まさやん  |  大阪府  |  不明  |  2010年08月24日

    当盤発売直後、音楽之友社刊・交響曲読本の「埋もれたマイナー・シンフォニストたち」のコーナーでこの2曲が紹介された為、爆発的な人気を得、その年のNAXOSレーベル売り上げナンバーワンを記録した記念すべきCD。当時ヤルヴィ盤も存在したが1曲1枚で、1枚2800円。当盤は当時およそ1000円。これでは食指が動くのは当然だったのでしょう。今ではヤルヴィ盤もスヴェトラーノフ盤も、求め易い価格帯になったので当盤の役割も一応終えたと評して良いかと思います。この2曲に対し「メロディーは美しいが深い精神性に欠ける」と評する向きもあろうかと思いますが、メンデルスゾーンやモーツァルトの本当の偉大さは「分かり易いメロディー・メーカー」であった点に尽きると思います。「最高の美酒は水にも似たり」。音楽は音学ではありませんので。尚、カリンニコフに興味のある方はスヴェトラーノフの管弦楽曲集をも聞く事をお勧めします。

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  • ★★☆☆☆ 

    遊悠音詩人  |  不明  |  2009年08月28日

    カリンニコフの入門盤、あるいは決定盤として名高い一枚だが、これは頂けない。聴かせ所や盛り上がり所を作れず、たださらりと流しているだけの、つまらない演奏だ。言葉は悪いが、まるで浮草か薄雲のように浮遊しているだけで、ロシアの大地にガシリと踏張るような、腹に落ちるような所が何一つない。作品を通じて、一体何を表現したいのか、よく分からない。同世代のグラズノフ(1つ違い!)や後のラフマニノフに一脈通ずるような、抒情的なメロディや構成、展開等が聴かれるはずの曲だけに残念だ。なお、お薦めはヤルヴィ&ロイヤル・スコティッシュ盤(CHANDOS)だ。

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  • ★★★★★ 

    カニ大好き  |  東京  |  不明  |  2009年03月19日

    皆さんのコメントは1番の評価が高そうですが、私は2番の終楽章のコーダが一番気に入っています。聞き終わると体の毒が強烈な低音で洗い流されるようです。

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  • ★★☆☆☆ 

    k.k  |  大阪府  |  不明  |  2009年02月12日

    2番より1番のほうが聞きやすいし、メロディも美しい。でも、今まであまり知られていなかったのは、チャイコフスキーやラフマニノフ程のメロディメーカーでもなく、全体を聞いても、ロシアの三文芝居を見ているようでとてもダサく聞こえる。ボロディンほどはうっとおしくはないが・・。朝比奈さんがこの曲を絶賛していたのは以外であった。ロシアものは好きなのだが、もうひとつであった。皆様のレビューには反しますが、私的には期待はずれの1枚でした。

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  • ★★★★★ 

    北の火薬庫  |  北海道  |  不明  |  2008年10月12日

    レビューアー諸氏の記載とNaxos, Arte Novaのベストセラーと聞き図書館から借りてきました。この旋律美は、素晴らしい。秘曲としての価値十分ですね。録音としては、室内楽的な残響の多さが気になる方もいるかもしれませんが、カリンニコフのオーケストレーションの巧みさを聞くには十分と思います。ハンス・ロットと並び、もっと聞かれるべき曲であると思います。古典だけど、常に新しい発見のあるクラシック万歳!!

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  • ★★★★★ 

    波音  |  神奈川  |  不明  |  2007年11月13日

    長年、クラシックを聴いてきて、こんな素晴らしい曲を聴き漏らしていたとは・・・演奏もウクライナ響のレベルの高さを窺える。録音も良し。

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  • ★★★★★ 

    めっさ  |  東京  |  不明  |  2007年11月11日

    カリンニコフを初めて聴かしてくれたお気に入りのCDです。1番は本当に名曲ですね。演歌演歌だ言われてますが、第1楽章の旋律は本当に魅力的で、一度聴いたら忘れられない名旋律です。「交響曲はどうも長くて聴きづらい」といった方に是非聴いてもらいたい曲です。 演奏の方はスヴェトラーノフ盤と比べると、確かにあっさりとはしていますが、クチャル盤は多少残響が気になるものの、録音も優れ、この曲の素晴らしさをより良く伝えてくれる内容だと思います。

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  • ★★★★★ 

    ジョックン  |  静岡県  |  不明  |  2007年08月11日

    誰だったかが「ロシアを知りたければ『悲愴』と『ボロディンの2番』を聴けばよい」と言っていたが、僕はこれらの2曲よりも、カリンニコフを一曲聴いた方がベターだと思う。この曲は、当にロシア音楽の縮図と言える。人気あるスヴェトラーノフ盤よりも、僕はこのT.クチャル盤の方が好きだ。余談だが、朝比奈隆に「指揮者になろう」と決意させた一曲がこの第1交響曲だというのもうなずける。

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