トップ > 音楽CD・DVD > クラシック > ヴェルディ(1813-1901) > 『ナブッコ』全曲 D.アバド演出、マリオッティ&パルマ・レッジョ劇場、ヌッチ、テオドッシュウ、他(2009 ステレオ)(日本語字幕付)

ヴェルディ(1813-1901)

DVD 『ナブッコ』全曲 D.アバド演出、マリオッティ&パルマ・レッジョ劇場、ヌッチ、テオドッシュウ、他(2009 ステレオ)(日本語字幕付)

『ナブッコ』全曲 D.アバド演出、マリオッティ&パルマ・レッジョ劇場、ヌッチ、テオドッシュウ、他(2009 ステレオ)(日本語字幕付)

商品ユーザレビュー

  • ★★★★★ 
    (1 件)
  • ★★★★☆ 
    (0 件)
  • ★★★☆☆ 
    (0 件)
  • ★★☆☆☆ 
    (0 件)
  • ★☆☆☆☆ 
    (0 件)

レビューを書いてみませんか?

レビューを書く

検索結果:1件中1件から1件まで表示

  • ★★★★★ 

    天然芝  |  秋田県  |  不明  |  2013年01月22日

    マリオッティの演奏を聴く(観る)のは「シモン〜」続いて2作目。そちらも素晴らしかったが、この「ナブッコ」も凄い。所作が師のアバドにいちいちそっくりな割には、そこから繰り出される音楽はむしろ全く似ず、ガンガンに突っ走ったかと思えば、かの有名な「思いよ、黄金の翼に〜」では、繊細なピアニッシモを聞かせてくれたり飽きさせることが無い。 別項のバッティストーニ、ルイゾッティ、ザネッティなどと並んで、イタリアオペラ界の若手・中堅マエストロは実に人材豊富で頼もしい。オケ、合唱もマリオッティの棒によく答えていると思う。 歌手はなんといってもヌッチが圧巻! さすがに以前の映像に比べれば「老い」は否定しがたい部分もあるけれども、そこを役作りに生かして、ナブッコの「弱さ」まで掘り下げて見せるのはあっぱれと言うほかない。 テオドッシュウはいささか不安定で、声域によってムラが目立ったのは残念。スリアンの朗々としたザッカリア、フェネーナのキウーリも安定してなかなか良いと思う。 演出は、ソリストは時代がかった衣装、合唱は現代風で物語の宗教的な背景を表現しようとしたと見るが、ちょっと不統一というか半端な感もなきにしもあらず。ただ、元々が分かりにくいストーリーではあるし、音楽を邪魔するようなこともない。 映像は美しく鮮明、音声はデッドな音響を感じさせ、一部バランスの悪さもあった。日本語字幕も的確で分かりやすく、こうした作品ではありがたいと思う。ちなみに件の合唱はアンコールも演奏されたはずで、それも収録してもらえれば、一層感動的な内容であったと思う。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

検索結果:1件中1件から1件まで表示