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マーラー(1860-1911)

CD 交響曲第3番 ゲオルグ・ショルティ&ロンドン交響楽団(2CD)

交響曲第3番 ゲオルグ・ショルティ&ロンドン交響楽団(2CD)

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    となりのドロロ  |  神奈川県  |  不明  |  2019年05月19日

    このとりとめのない冗長な交響曲を、おしまいまで退屈させないで聴かせる数少ない演奏。

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  • ★★★★☆ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2012年10月27日

    ショルティはマーラーの交響曲の中で最も規模が大きい第3番を2度にわたってスタジオ録音している。本盤におさめられた演奏はその最初の録音(1968年)であり、オーケストラはロンドン交響楽団である。そして、2度目の録音は、シカゴ交響楽団との唯一の交響曲全集の一環としてスタジオ録音された演奏(1983年)だ。ショルティは、バーンスタインやクーベリックなど、一部の限られた指揮者によってしか演奏されていなかったマーラーの交響曲にいち早く注目し、その後のマーラー・ブーム到来の礎を作り上げたという意味では、多大なる功績を遺したと言えるのではないだろうか。我が国においては、故吉田秀和氏のように好き嫌いを別にして公平に指揮者を評価できる数少ない音楽評論家は別として、とある著名な某音楽評論家を筆頭に、ショルティに厳しい視線を送る音楽評論家があまりにも多いが、そうした批評を鵜呑みにして、ショルティの指揮する演奏を全く聴かないクラシック音楽ファンがあまりにも多いというのは極めて嘆かわしいことであると言える。特に、マーラーの交響曲の演奏は、いずれも一聴の価値のあるものであると言えるところであり、今般、一連の録音が廉価のルビジウム・クロック・カッティング盤で発売されるのは、ショルティの再評価に繋がるのではないかと密かに期待もしているところだ。それはさておき、本演奏であるが、さすがに1983年のシカゴ交響楽団との演奏と比較すると若干落ちると言わざるを得ない。というのも、1983年の演奏は、シカゴ交響楽団の卓越した技量を全開させた圧倒的な超名演であるからである。当該演奏は、故柴田南雄氏が「燦然たる音の饗宴」と評した演奏であるが(氏は、それ故に内容空虚であることを指摘して、本演奏を酷評している。)、これほど当該演奏を評した的確な表現はあるまい。正に、当該演奏は有名レストランでシカゴ交響楽団が出す豪華料理と高級ワインを味わうような趣きがあり、我々聴き手は、ただただレストランにおいて極上の豪華な料理と高級ワインを堪能するのみである。もっとも、あまりの料理やワインの豪華さに、聴き手もほろ酔い加減で幻惑されてしまいそうになるが、当該演奏は、それほどまでに空前絶後の「燦然たる音の饗宴」に仕上がっていると言える。確かに、故柴田南雄氏が指摘されているように、楽曲の心眼に鋭く切り込んで行くような奥深さには欠けている演奏であると言えるが、聴き終えた後の充足感が、例えばバーンスタイン&ニューヨーク・フィル盤(1988年)などの名演に必ずしも引けを取っているわけでもなく、私としてはマーラーの演奏様式の一翼を担った名演として高く評価したいと考える。これに対して、本演奏はいささか分が悪いと言わざるを得ない。何と言っても、ショルティの壮年期の演奏であり、やや力づくの強引さが見られる箇所もないわけではなく、1983年の演奏の時のような円熟味にはいささか欠けると言える。加えて、ロンドン交響楽団も、一流のオーケストラではあるが、シカゴ交響楽団のようなスーパー軍団とは言い難いところであり、特に、ショルティのようなアプローチに対しては、シカゴ交響楽団の方がより相性がいいと考えられるからである。もっとも、本演奏も、1983年の演奏との比較さえしなければ、そして未だマーラー・ブームが訪れていない時代の演奏ということを考慮すれば、なかなかの佳演ということが言えるのではないだろうか。ショルティの指揮芸術の特徴である切れ味鋭いリズム感のメリハリの明瞭さは、本演奏全体を貫いており、オーケストラがロンドン交響楽団ということもあって、オーケストラの技量面よりも、ショルティの個性がより全面に表れているというのも、1983年の演奏とは違った本演奏の特徴とも言える。前述のように、やや力づくの強引さも見られるなど、若干の懐の深さが欲しい気もしないではないが、そうした期待は、1983年の演奏の方に委ねるべきと言うべきであろう。ロンドン交響楽団も、ショルティのメリハリのある指揮にしっかりと付いていき、持ち得る実力を発揮した見事な演奏を行っていると言えるのではないか。アルトのワッツをはじめとした声楽陣も最高のパフォーマンスを発揮していると言える。いずれにしても、本演奏は、1983年の名演に至る確かな道程にある佳演と評価したいと考えており、★4つのさせていただきいと考える。音質は、1968年のスタジオ録音であるが、英デッカによる超優秀録音であること、そして、今般、ルビジウム・クロック・カッティングがなされたことにより、十分に満足できるものとなっている点についても付記しておきたい。

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