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ドビュッシー(1862-1918)

CD ピアノ曲全集 小川典子(6CD)

ピアノ曲全集 小川典子(6CD)

商品ユーザレビュー

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    saitaman  |  埼玉県  |  不明  |  2019年04月28日

    個性的なドビッシーである。繊細でありながら粒立ちがあり歯切れがよく、明快でありながら陰影のようなものもある。今まで聴いたどの演奏ともちょっと違う。録音はとても良い。

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  • ★★★★★ 

    座頭  |  兵庫県  |  不明  |  2018年09月01日

    皆さんのレビューの熱い言葉に納得。最高の名盤です。叙情性、神秘性、歯切れの良さ、透明感、迫力の全てを備え、圧倒されます。小川典子の生演奏には何度も接し、長年のファンでしたが、このセットを今まで持っていなかったことを大いに反省しています

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  • ★★★★★ 

    風信子  |  茨城県  |  不明  |  2018年01月15日

    これは小川典子なのかドビュッシーなのか ソロ・ピアノ曲全集はほぼ作曲順に編集されている CD1はドビュッシーのハイティーン時代から20代の作品が並ぶ 小川のピアノも明朗闊達な表現で弾ききっている 最後に”ピアノのために”を置いて次の時代を予告する ドビュッシーの30代はいよいよ印象派と呼ぶにふさわしい作風に入る すると小川のピアノも繊細に語り始め表現の振幅も広がる 尤も30代のピアノ曲は寡作でCD2のふたつの”映像”も40代前半の作品である ともかく作風の変化に応じて小川はピアノの奏法を変えている 40代後半を代表するのはふたつの”前奏曲集”だが 第二集は晩年に当たる50代に片足を突っ込んでいる 最後は”12の練習曲”を中心とする数曲が残るばかり 表現主義の色濃く形而上的傾きを強めている 小川のピアノは細密画を描くように細やかな変化を逃さない そこにドビュッシーのピアノ音楽が到達した深淵と象徴性が大いなる幻となって立ち上がってくる まるでバッハのように ”練習曲”の第6曲など妖艶な中にも枯れた風情が漂う凄さだ 同国同郷を持つ者として誇りさえ感じる爽演に推薦の筆を取らずにいられなかった あなたも如何     

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  • ★★★★★ 

    マッキー56  |  長野県  |  不明  |  2013年04月26日

    彼女の音楽はCDだけでは判らないかもしれない。がこの盤は聴いて損は絶対ないと思う。最近演奏会に行く機会があった。「ピアノはひとが弾くもの」と言うことを改めて思わずにはいられない演奏だった。

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  • ★★★★★ 

    marsstar  |  奈良県  |  不明  |  2012年10月02日

    私は全集としては古いですがモニック・アースのものが好きでした。でも、このアルバムを聞いて正直びっくりしました。同じ楽譜を演奏してこんなにも違うイメージ!!モニック・アースのものは本当にきれい。例えて言えばパステル画でしょうか。でも小川典子さんのは全然違う。あえて言えば光と影。明と暗。力とやさしさ。・・水墨画!!ふとよぎりました。わびとさびの世界観も感じさせられました。私が特に好きなアラベスクbPなどは演奏時間は2分近く長い。でも、ダレルどころか圧倒されました。同じ楽譜なのに。これだから聞き比べは止められない。涙が出るくらい嬉しかったです。どうか絶対このCDだけじゃなく、他のものも聞いて下さい。そしたらこのCDの良さが一層分かると思います。テクニックもすごい。

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    窓辺のマーガレット  |  不明  |  2012年05月20日

    アラベスクの出だしからびっくり仰天。これはドビュッシーじゃなくてスクリャービンじゃないの?ベロフやフランソワとかロジェなんかと全然違う、ゆっくり丁寧なアプローチだけど独特の癒しの世界。ロマンチックとも違う、もっと深い深層心理世界。これでこの値段こりゃーお値打ちですぜ旦那。

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  • ★★★★★ 

    harunoyonosuke  |  千葉県  |  不明  |  2012年03月11日

     フランス留学から帰国した知人の多くが軽い鬱にかかっていた。留学先での経験を黙して語らぬ姿勢から、僕はこの国はメランコリーの国だと思っていた。そのメランコリーの風土からどうして、あのあえかな響きがうまれ、同時にその風土を超え出ようとする強い意志の音楽が発するものか不思議に思っていた。  ベロフやミケランジェリのドビュッシーにはそのメランコリーを内向きに抱え込んだ傷が聴き取れるような気がした。それらは美しく痛ましい音楽だった。  小川典子の音楽の豊穣さはどうだろう!ドビュッシーという器の中で、音楽が指し示す超出への意志だけが光彩を放っている。彼女もまた黙して語らないが、ドビュッシーが挑んだ風土の中で無傷でいられたはずはない。だが生み出される音楽は、こんなにも自然な光と風のそよぎ、街の雑踏への慈愛に満ちた表情へと生まれ変わっている。それは、彼女の指先がピアノ的で音楽的なディテールを生活者の表情へと置き換えるコンバーターになりえた証である。  僕は練習曲集を聴き終えたところだ。こんなにくつろいで練習曲集を聴いたのは初めてだ。上手な弾き手がドレミファを弾いてくれるとき味わう音楽の初発の感動が、果てしなく続いていくおもしろさ。その音階とリズムが僕の生活の足取りさえ変えてくれるかもしれないという気分の弾み。驚くほど繊細な録音技術とともに、このCDはドビュッシーの最高の演奏だといえる。

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    1stホルン  |  東京都  |  不明  |  2012年02月28日

    こんな名盤がこんな価格で良いのでしょうか?   一枚ずつ買い足してきた私としては、これから買う方が羨ましいほどのセットです。十分に歌心を込めながらも取り立てて変わったことをしているわけではなく、大げさな表現でないところが却ってドビュッシーの音楽の豊かさ、響きの美しさがにじみ出る。こんな演奏はなかなかありません。古くはフランソワの、ミケランジェリの、さらにはベロフのドビュッシーを聴き作品に馴染んできましたが、ここ最近は、このシリーズの続編が出るのを毎回楽しみにしていました。   とびきりの実力を持ちながら、派手なハッタリや演出をしないぶん、今ひとつ大スターというほどではないピアニストですが(鍵盤楽器奏者「小川典子」で検索できるようにしてください。BISにはかなりの録音があります)、今後も素敵な演奏を聴かせてくれるよう祈ってやみません。    もともとの録音はさすがにこのレーベルらしく大変素晴らしいので、今後の再発売にあたっては是非SACDで、より豊かな空気感を味わいたいと、切に希望します。

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