Best Of The J.Geils Band
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c.g.ponn | 石川県 | 不明 | 2011年12月15日
代表作"フリーズ・フレイム"とともに、数年おきに再発されるのがEMIMJのルーチンワークになっているJ.ガイルズのベスト。しかし今回はいつもの"フラッシュバック"ではなく、近年イギリスで編纂されたベスト盤を国内盤として発売した。全部でも40分に満たなかった従来型に比べれば、ようやく時代に即した陣容に。加えてアトランティック時代の曲は全てライヴ、しかも"I Do"を除けば全てアトランティック音源で収録されている。ようやく決定版と言えるものが現れたと言えるだろう。これと例のボウリング・ジャケのベストで、このバンドの全貌をほぼ俯瞰できる。 とは言え、EMI時代のJ.ガイルズの最大の聴きどころは、やはりセス・ジャストマンのキーボードにあると思う。安っぽいと言ってはそれまでなのだが、それがまた味なんである。てらいのない歌謡曲であり、市井の音。"フリーズ・フレイム"収録曲でのテクノな装いも、"わっほ、俺ホのバンドもこれでニューウエーブだんべ!"てなもんで。スティーブ・ミラーのシンセ導入のセンスにも通ずるこのイモ臭さ。これこそがJ.ガイルズの真骨頂である。だからこそ、"ヒップ・アート"をはじめとするピーター脱退後の音源が抹殺されているのは、犯罪だとしか言いようがない。そんなことだからソニーの軍門に下っちゃうんだよ。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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