Complete Warner Bros Singles (2CD)
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雲谷斎 | 埼玉県 | 不明 | 2011年12月16日
信じられない話だが、何とこれがジョニー・ソマーズ初のシングル盤ポップス全曲集。その昔 Johnny Get Angry の大ヒットに気をよくしたアルバムが発売されたこともあるが、これはあくまでも“間に合わせ”もので、以後いわゆる全集企画の発売はまったくなかった。60年代前半にリアルタイムで彼女の歌を聞き、ファンになったおじさんも今や初老の域にさしかかり、遅すぎるともいえる発売だが、ともあれ、彼女のシングル盤をこうしてまとめて聞けるのは幸せなことで、企画・編集者には感謝あるのみ。今もジャズ歌手として現役で活躍の彼女だが、往年のヒット曲集を出すのが面倒なことはよくわかる。というのも、ビルボード・チャート基準でみれば、100位以内が3曲(最高位7位)だけではCD編集は難しいだろうと思うからだ。もとより彼女はジャズ歌手をめざしていて、その合間にポップスも歌ったというタイプだったからチャート・ランク至上というわけでもなく、それがためにいわゆるベスト盤ポップス・シンガーのような売り出し方をレコード会社もためらったのだろう。このCDでも、え、これがジョニー・ソマーズ?という曲が何曲か聞けるが、それはジャズとポップスの狭間で試行錯誤をしていた時代の彼女の歌だと思えば、それもまた興味深い。全36曲すべてシングル盤にこだわったモノラル録音。もちろん、かなりの曲は今ではステレオ録音で聞けるが、モノラル録音にはEP盤を聞いたときの新鮮な思いを蘇らせるという魔術も含まれているようだ。RHINOが録音・編集にかかわっていて、さすがに重心の安定した聞きやすい音を復刻している。6人の方が、このレビューに「共感」しています。
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