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Hi Quality CD ワーグナー:管弦楽曲集、R.=コルサコフ:シェエラザード、ハチャトゥリアン:仮面舞踏会 シュタイン&NHK交響楽団(1973、75、90 ステレオ)(2CD)

ワーグナー:管弦楽曲集、R.=コルサコフ:シェエラザード、ハチャトゥリアン:仮面舞踏会 シュタイン&NHK交響楽団(1973、75、90 ステレオ)(2CD)

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    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  2012年12月01日

    若干年代幅がありますが、録音上はほとんど差はなくて、優秀な状態で聴けます。シュタインさんの貴重な遺産、大いに歓迎というところであります。しかも、二枚目は珍しいレパートリーで注目度大。で、このロシア物がなかなかに結構な出来栄えであります。「仮面舞踏会」はやや腰の重い、ずしっとした響きの演奏で、手ごたえあり。「シェエラザード」も似たような感じで、カラフル・ロマンティックというのとは一線を隔て、やや重いドラマを聴いているような調子かな。一枚目のワーグナーは、もちろんシュタインさんの最も得意なレパートリーであり、当時のN響も彼からワーグナーを学ぼうというのではなかったかな。一曲目の「ラインへの旅」がいかにもずっしりと重くて立派なサウンド。大いに期待して聴き進めましたが、だんだん悪くなるっぽい。緊張感が後退し、オケのミスも目立ってきます。それがどうしても気になるんだなあ。N響さん、どうしてこんなに間違うのかなあ。みんなすごい技量の人ばかりなんだろうに(先般実演を聴いて見事な腕前に改めて感服したのですが)。もったいないなあ。惜しいなあ。大指揮者を多く招いて宝物のような演奏会がたくさんあったのに、「傷だらけ」のライヴ録音が多くて、泣けてきます。(ToT)

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  • ★★★★★ 

    monty  |  神奈川県  |  不明  |  2012年01月02日

    七海耀さんの仰る通り文句無しの5つ星。本シリーズ通じても最高の水準の1枚。1枚目のワーグナーはシュタインらしい重厚にして弾力性、推進力のある音楽が生きている。サウンドの立体感も特筆もの。2枚目のロシア物はシルキーで上品な光沢すら漂う。シェエラザードのアンサンブルは驚くほど緻密でしなやか。堀正文氏のソロも艶があり美しい。遺憾なのは解説書、バックトレイの表記が不親切で曲目ごとのライヴ収録日時が特定しづらいこと。また「ジークフリートのラインへの旅」はフンパーディンク版の使用を避けているがこの点の説明もない。

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  • ★★★★★ 

    七海耀  |  埼玉県  |  不明  |  2011年10月23日

    文句なく星5つである。さすがに、N響はマタチッチや他のドイツ系指揮者のもとでワーグナーを演奏していただけあって、慣れており、初顔合わせとはいえ、シュタインの棒に応えて、堂に入ったワーグナーを聴かせている。「神々の黄昏」はやや手探りの感なきにしもあらずだが、ローエングリンあたりはもう陶酔の音楽である。シュタインとN響は、このようなワーグナーアイテム集を他にも二種類出していて、デジタル初期にはスタジオ録音もあり、現在も入手可能のはずだ。完成度ではそちらのほうということになるのだろうが、これは、東京文化会館における1973年のN響とは思えないくらいに、弦の響きに透明感があり、音自体にも適度な残響があって、奥行きがある。金管は完璧ではないが、音楽の出来が良いから気にならない。しかし、それから30年ほど経過した1990年録音のロシア音楽集は、N響も録音技術も飛躍的に進歩しており、観客ノイズがなければスタジオ録音かと思えるくらいに完成度が高い。シュタインによるロシア物の商業録音は知らないが(シベリウスの2番はあるが)、演奏年代を考えれば、彼の重要なレパートリーの一部だったのだろう。『仮面舞踏会』の組曲からもうすでに、雰囲気万点の表現で、繊細さの表出も十全だ。何より『シェラーザード』が凄い。かなりスケールの大きい演奏で、これまで出た日本の団体による同曲のベストワンであるのみならず、数あるこの曲の録音の中でも出色のものであり、コンドラシン盤やライナー盤などの名盤と較べても劣るものではない。シュタインとN響の音源は他にもあるはずだが、わざわざこれを持ってきた理由は聴いてみれば明らかである。最後の第4曲はもう少しテンポが速いほうが切迫感が出てよいかもしれないが、しかしそのぶん雄大であり、難破のシーンも妙にやかましい演奏が多い中、品格を感じる。金管もより奥行きのある音を出しており、弦も艶やかで、1960年〜1980年あたりまでのN響であればこうはいかなかったであろう。客演指揮者や名誉指揮者の音源を出すにあたり、この度のシリーズでは、初顔合わせ時から、ある程度時間をおいたものが選ばれており、その間のN響の進歩も確認出来る構成となっており、第二段、第三段が予定されているようだが、今後サヴァリッシュ、ライトナー、デュトワ、ワルベルグ、ブロムシュテッドらも出るはずで、大いに楽しみとなってきた。ライトナーなら『家庭交響曲』、ワルベルグならチャイコフスキーの『悲愴』、ブロムシュテッドならブルックナーの3番、マーラーの9番などの名演が思い出されるが、どうだろうか。

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  • ★★★★☆ 

    Sagittarius  |  神奈川県  |  不明  |  2011年10月23日

    このCD集の圧巻は、意外にもハチャトゥーリアンの「仮面舞踏会」だ。この曲は近年日本の花形フィギュア・スケート選手が伴奏に使った事から広く知られるようになったが、それまではガイーヌの陰になって、演奏されることは希だった。「仮面舞踏会」には作曲者の指揮による録音も残っていて、ロシアの代表的オーケストラや人気指揮者によるディジタル録音もあるが、音楽的にはシュタインとN響のこの演奏が断然優れている。シュタインの手堅い指揮でN響が規律ある演奏をしているばかりではない。ロシア音楽に欠かせないパワフルさ、勢い、活き活きとしたリズムまで出せている。更に独特のペーソスまで感じさせるところがこの演奏を他の演奏から引き離している所以だ。 シュタインはこの曲を得意としているらしく、1950年代にはベルリン放送交響楽団 (戦前からあるRundfunk-Sinfonie-Orchester Berlinの方で、戦後俄かに作られ、長らく Radio-Symphonie-Orchester Berlinと呼ばれていた方ではない)と録音もある。これも好演ではるが、1990年のシュタインの深み、翳りを持った彫りの深い表現には及ばない。 嘗て優れた音楽家が並んでいたN響の名誉指揮者の中で、シュタインは、マタチッチやスイトナーと比べた場合、白熱の演奏が無かった事が惜しまれる。そうした中で今回水準以上の演奏だった「仮面舞踏会」が紹介される意義は大きいと思う。 彼のN響での成功した演奏会だったカルミナ・ブラーナがCD化される事を待ちたい。

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  • ★★★★★ 

    鶴田の坊主  |  青森県  |  不明  |  2011年10月22日

    シュタインの十八番のワーグナーですから悪い筈はありません。晩年の「オランダ人」の演奏会形式による全曲や、N響との最後の共演となった「パルジファル」第3幕なども発売して欲しいです。

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