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バッハ(1685-1750)

CD バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲 カザルス

バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲 カザルス

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    SeaCrow  |  東京都  |  不明  |  2021年03月05日

    言わずとしれたクラシック音楽録音における聖典、カザルスの無伴奏。最近、久々にこの演奏を聴いてみて感じるのは、とにかく「ナチュラル」で「無垢」な音楽であること。あえて今風な(YouTuberあたりが使いそうな)文言で表すなら「バッハのチェロ曲見つけたから弾いてみたらめっさ楽しいんだけど」とでもいった感じ。自身が発掘した音楽を、他の演奏家や批評家などからの影響に一切煩わされずに演奏する、その自由さ、新鮮な気持ちが音楽から溢れているように思えます。歴史的名演として祭り上げられすぎたが故か、その反動として過去の遺物と断ずる意見も一方であったりしますが(私も一時期避けていた)、もっと気楽に聴かれていい録音であるように思います。

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    爺さん  |  千葉県  |  不明  |  2015年12月12日

    音質が良いとの評判で、以前HMVに発注するもしばらく待たされた上で入手困難の案内(今では「購入不可」の表示)。国内の主要CD販売店でも入手不可。amazonでは法外な価格が付いていて萎える。CDは以前から持っていたが、音質がいまいちで、その昔購入したレコードで聴いていた。最近たまたま定価でSACDが販売されていたので勇んで購入したのだが、よくぞここまでの音にしてくれたものだ。ホワイトノイズが大幅に低減され(当然あるにはある)、大バッハがしっかりと響き渡る。生のチェロの音はどうのこうのとか、音響エンジニアが音をいじっているとか関係ないね。大したもんだ。で、これだけ支持を受けていながら何故購入不可なのか不思議でならない。この演奏をこの録音で聴く機会が奪われるのは誠に勿体ない。もっと安価にして再販しようよ。

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    広島のパヴァンヌ  |  広島県  |  不明  |  2013年04月16日

    このSACDのカザルスの音には驚嘆です!!拙宅のリビングにカザルスが訪れて、眼前で演奏しているかのように生々しいのです。チェロのボディーに残る重い響きや、弦から指が離れるときにうっかり出てしまうキーンという音まで入っています。しかも魂を込めて弾くカザルスの力強い音楽性に、聴く者の魂も共感し共鳴し、至福のひとときが流れると共に、まるでカザルスと時を共有しているかのような錯覚を受け、いつしか時の流れを忘れ、いつまでも聴き入ってしまう自分に気づくのです。クラッシック音楽を嗜む人は全て!、このSACDを手にすべきです。カザルス盤がバッハの無伴奏チェロ組曲の聖典とも言うべき不朽の名盤であることは、国内で長く語り継がれてきました。その真価が初めて明らかになり、「不朽の名盤とは何たるか?」の問いへの解答がようやく明らかになったと思います。それは、時を超えて演奏者と対面させてくれる。それは、深く感動させてくれる。それは、演奏者の人柄にまで思いを至らせ、演奏者を好きにさせてくれる。従来のCDとは全く次元の違う音で復活させたこのSACDの制作に関わられた関係者の方々には深く感謝の意を表明します。このSACDは人類の宝とすべきです。ああっカザルス.........カザルス...................カ ザ ル ス..........。このSACDさえあれば,従来盤(CD)はもういらない。☆は千個くらいつけたい...。

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2012年02月11日

    バッハの無伴奏チェロ組曲はあらゆるチェリストにとっての聖典とも言うべき不朽の名作であり、本盤のカザルスによる演奏を嚆矢として、錚々たるチェリストが数々の演奏を遺してきていると言える。カザルスによる本演奏は1936〜1939年のSP期の録音であり、その後に録音された他のチェリストによる演奏と比較すると音質は極めて劣悪なものである。そして、単に技量という観点からすれば、その後のチェリストによる演奏の方により優れたものがあるとも言えなくもない。演奏スタイルとしても、古楽器奏法やオリジナル楽器の使用が主流とされる近年の傾向からすると、時代遅れとの批判があるかもしれない。しかしながら、本演奏は、そもそもそのような音質面でのハンディや技量、そして演奏スタイルの古さといった面を超越した崇高さを湛えていると言える。カザルスの正に全身全霊を傾けた渾身のチェロ演奏が我々聴き手の深い感動を誘うのであり、かかる演奏は技量や演奏スタイルの古さなどとは別次元の魂の音楽と言えるところであり、我々聴き手の肺腑を打つのに十分な凄みがあると言えるだろう。その後、様々なチェリストが本演奏を目標として数々の演奏を行ってはきているが、現在においてもなお、本演奏を超える名演を成し遂げることができないというのは、カザルスのチェロ演奏がいかに余人の及ばない崇高な高峰に聳え立っていたのかの証左であると考える。いずれにしても、カザルスによる本演奏は、バッハの無伴奏チェロ組曲を語る時に、その規範となるべき演奏として第一に掲げられる超名演であるとともに、今後とも未来永劫、同曲演奏の代表盤としての地位を他の演奏に譲ることはなく、普遍的価値を持ち続けるのではないかとさえ考えられる。前述のように、本演奏は音質面のハンディを超越した存在である言えるが、それでも我々聴き手としては可能な限り良好な音質で聴きたいというのが正直な気持ちであると言える。私としても、これまで輸入CD盤やリマスタリングされた国内CD盤(EMI)、さらにはナクソスやオーパスなどによる復刻など、様々な盤で本演奏を聴いてきたが、本盤の驚異的なSACD盤が登場するまでは、最も優れた復刻はオーパス盤であったと言える。特に、2010年に行われた新たなリマスタリング盤は、かなり聴きやすい音質に生まれ変わったところであった。しかしながら、今般、ついに待望のSACD化が行われることによって、更に見違えるような鮮明な音質に生まれ変わったところだ。音質の鮮明さ、音場の幅広さ、そして音圧のいずれをとっても一級品の仕上がりであり、これが1930年代のSPの音とは思えないような見事な音質であると言える。あらためてSACDの潜在能力の高さを思い知った次第である。いずれにしても、カザルスによる歴史的な超名演を、SACDによる高音質で味わうことができるのを大いに歓迎したいと考える。

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    masato  |  新潟県  |  不明  |  2012年01月09日

     先にレビューされておられる雅虫さんに完全に同感です。手に入るものはことごとく購入し聴いてきましたが,これが間違いなくベストです(迫力ではオーパス蔵版が勝るかなぁ…)。中央にカザルスががっちりと定位し,モノラルながら音の広がりも感じられます。余分な雑音は上手く消され,高域の聴きづらさもなく,低域もしっかり,どっしり。今までで一番ボリュームを上げて,カザルスを,バッハを,至高の音楽を味わうことができました。  この演奏に惹かれるのは何故なんだろう…未だに解けぬ謎というか,私にそれを表現するだけの語彙がないというか…。フルトヴェングラーのバイロイトの第9を聴くときも同じように感じるのですが,最新の技術を駆使したSF映画も『2001年宇宙の旅』には勝てず,どんなサスペンス映画もヒッチコック作品には勝てず,どんなコメディ映画もチャップリン作品には勝てず…こんな感じなのです。  唯一つ,言えることは,お手本がない状態で,きれいな白紙に,たっぷりと墨(思いのたけ)を付けた筆で,渾身の力を込めて,書を書いた(たたきつけた)…ような力強さを感じます。

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    むろ  |  東京都  |  不明  |  2012年01月09日

    このカザルスのSACDの音には驚いた。チェロの生々しい音が眼前に迫ってくる。主に東芝GR盤LP、仏パテのCDを聞いて来たが、歴史的演奏と割り切って最近の復刻盤には手を出さなかった。今回ものは試しと買ってみて大正解。低域から高音まで、さらに音の艶まで再生できるのである。ここまでの音が収録されているとは思わなかった。これはマスタリングの勝利である。

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    雅虫  |  福岡県  |  不明  |  2011年12月21日

    今までNAXOS盤が、一番聴きやすいと思っていたが、それは単に聴きやすいだけであった。ところがこのSACD盤は、まったく”物が違う”のである。チェロの音に一本芯が通っているため、実在感が非常に高い。アビーロードスタジオには、脱帽である。現在の”うまい”演奏家の無伴奏よりも、大家の弾く無伴奏に強く惹かれるのは、なぜだろうか。

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    カザルス愛好家  |  愛知県  |  不明  |  2010年07月16日

    カザルス無伴奏チェロ組曲全曲の愛聴家です。本家EMI盤はいつまで劣悪品を出し続けるのか?EMI盤は絶対聴いて欲しくない。またOPUS盤は低音が暴走し音域のまとまりが無くひどい劣悪品である。そこでNAXOS盤を聴いたところ丁寧な復刻で音域にもまとまりがありやっと聴ける良盤に出会えた!と思った。ところが、このメンブラン盤を聴いてみたところ万歳をしてしまった!ついに!ついに!当時の目の前で演奏を聴いているかのような音の広がりや弓音の生々しさ!まるでステレオのようだ!現時点ではこのメンブラン盤がずば抜けて最高の録音状態だ。カザルス無伴奏に興味がある方はEMI,OPUS,NAXOSを買わずまずこのメンブラン盤を一番目に聴いて欲しい。カザルス無伴奏の本物が聴けます!メンブラン最高の復刻ありがとう!!!

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    TANNOY  |  茨城県  |  不明  |  2009年06月05日

    小生がチェロを弾き始めたのは大学入学後で、当時のチェロ弾きの間ではマイスキーの演奏がもてはやされていた。カザルス(EMI盤)は「音」自体は勿論のこと、その演奏技術の低さは初心者の私をして「なんでこんな演奏がバイブル!?」と思わせました。 それが数年前に購入して殆ど聞いてなかったこのCDを聴き直すと、音楽には音質や技術の向こうに何かが存在している!!と久しぶりに感動してしまいました。 演奏者の人柄なのか? 今のところフルニエ盤に次いで第二位です。

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    ピジョンバレー  |  東京都  |  不明  |  2009年05月23日

    EMI盤、NAXOS盤よりもはるかに生々しいエネルギー感のある音が聴けます。

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    燕の巣  |  静岡  |  不明  |  2009年02月28日

    レビューするのもおこがましい歴史的名盤。94年のEMI盤(TOCE-8562/3)を持ってますが、確かに音質はこちらの方が上。 ただ、大昔の録音の為、音のレベルを現代の水準に引き上げた結果、ノイズも盛大になったのは残念。「恐るべき音質」は大袈裟な気がしますが、1,050円という値段は旧盤と比べて「恐るべき安さ」です・・・。

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    一人のクラシックオールドファン  |  芦屋  |  不明  |  2008年12月16日

    LP化エンジェルGR盤で長く聴いていた物で3枚各々の説明・解説とともに紺地に金ラベルのジャケットが特徴でした。更にCD化それもいろいろな音色技術で改訂版がリリースされて私などには正直フォロー出来ていないのが現状。たヾ1930年代後半カザルスが小生の年頃での収録、今となっては音状態は勿論演奏技術自体も幾らでも優れている盤は散見されるのに彼の本家物というかとにかく曖昧さの無い人生肯定的な悠々とした精神性はクラシック録音盤の「最高」の一角を占め一般的にはどの盤でもよいからチョイスを楽しんで聴いておくべき「演奏」でしょう。

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