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チャイコフスキー(1840-1893)

Blu-ray Disc 交響曲第4番、第5番、第6番『悲愴』 ゲルギエフ&マリインスキー歌劇場管弦楽団(2010パリ・ライヴ)

交響曲第4番、第5番、第6番『悲愴』 ゲルギエフ&マリインスキー歌劇場管弦楽団(2010パリ・ライヴ)

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  • ★★★☆☆ 

    C.G.A  |  愛知県  |  不明  |  2011年10月15日

     カメラワークが悪い。カラヤンの映像記録の悪いところをそのまま継承したような趣味の悪さ。良い演奏なのに、とても残念である。ハイヴィジョンに移行した時点でアップ多用というNTSC時代の撮り方から脱皮するべきであった。こちらが見たいと思っている部分と、ディレクターの意図とは合致しないことが多い。ソロだけを追っていく撮り方では、とても軽薄な映像になってしまう。ハイヴィジョンでは引きの映像を基本として欲しい。それでも十分細部が分かるし、音楽の微妙な綾が見えてくる。このレーベルはSACDでも少し安っぽい音の録り方をしていた。どんな層をターゲットにしているのか、残念に思うことが多い。(100インチ画面で試聴)

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  • ★★★★★ 

    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  2011年10月15日

    アンディ・ゾマーの映像演出が好みを分けているようだが、これは実に秀逸だと思う。瞬間的なストップ・モーション、オーバーラップ、画面分割などの映像処理も嫌味なく行われていて、私は大好きだ(曲ごとにスタイルを変えていて、4番が最も遊びが多い)。舞台上に常に数人のカメラマンがいるのを目障りと思う人もいるだろうが、それでこそのいい絵が撮れている。特に演奏中の奏者たちの真剣な表情をとらえたショットは絶賛に値する。かつてのカラヤンの時のような単なる「楽器」ではもはやない。5番の最後ではコンマスのテレンティエフがいかにも愉しそうに、ほとんど笑いながら弾いているのにも納得。演奏はやはりその5番が格別の出来で緩急自在、個性的な「ゲルギエフ印」が随所に刻印されているという点では、最も得意な曲なのだろうと思う。ただし、管楽器は倍管にせず、弦楽器も基本は14型というやや小振りな編成からも分かる通り、かつての巨匠たちのような濃厚一辺倒ではなく、軽みや繊細さも大事にした演奏。もう少し音色的な華やかさが欲しいとも思うが、このマッシヴで暗めの響きがいいのだという声もあろう。4番は従来の行き方へのアンチテーゼとして明らかに軽めに仕上げることを意識しているが、それでも第1楽章展開部から再現部にかけての火を噴くような盛り上がりには手に汗握る。6番も両端楽章の修羅場の表出力は申し分なく、明らかに不出来だったVPOとの録音を名誉挽回するには十分な出来。

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  • ★★★☆☆ 

    しいさん  |  埼玉県  |  不明  |  2011年10月13日

    大好きな曲なので期待しましたが、映像作品としては評価が分かれるところかと思います。5番、6番の演奏は好きですが、全ての曲でカメラワークが好ましくありません。意味のわからないゲルギエフの一瞬の静止画像、アップが多すぎること、撮影視点が多すぎることなど、音楽のステレオ感と映像がミスマッチ過ぎる気がします。映像作品なので、「それがいいのだ!」という人もいるかもしれませんが、個人的にはもう少し引き気味の映像を主体にしてくれたほうが、映像と音声が一致したのではないかと思います。同じチャイコフスキーですが、小澤さんとベルリン・フィルのBlu-rayは、そういう意味でも最高の映像作品だと思います。

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  • ★★★★☆ 

    天然芝  |  秋田県  |  不明  |  2011年10月12日

    まず冒頭に、映像が1080/24pとフィルム撮影っぽい仕様であることや、楽器のアップやクレーンカメラを多用して、かなり忙しいカメラワーク、クロスフェードを多用(かつてのカラヤンの映像作品を思わせる)することで、いささか臨場感や生々しさに欠ける点をまず指摘しておきたい。 演奏は、かの悪名高い(?)ウィーンのライヴよりは手兵のオケということもあり、ゲルギエフのやりたい放題なところも多く、特に5番ではテンポの振幅を大きく取った自己主張の強いもので、フィナーレのコーダでの煽り方などもかなり恣意的である。 「悲愴」は同オケとの優れたセッション録音もあり、そこでの直截な表現が好ましかったが、今回の演奏も比較的それに近い部分もあるものの、終楽章ではかなり遅めのテンポを基調に、クライマックスにかけて極端なアッチェレをしかけるなどかなり主観的な表現も見受けられる。 個人的に腑に落ちかねたのが4番で、全体に抑制的あるいは中庸であろうとする意識が強いのか、作品に対するゲルギエフの共感のようなものが伝わりにくいように思う。殊にフィナーレは落ち着いたテンポで始まり、第2主題の回帰で大きくテンポを落としたり、コーダでテンポを煽ったりするが、いまいちしっくり来ないところがある。(ちなみに4番だけは指揮棒・スコア有り) 総じて「ゲルギエフのチャイコフスキー」という期待度の高さに対して、肩透かしをくらう感が無きにしもあらずだが、現代のチャイコフスキー演奏として優れたものであることに間違いは無いと思うし、解釈については好みの問題もあろう。 また、ゲルギエフの強引とも言えるタクトに食い入るような団員の真摯な眼差しは感動的である。 なお、前述の映像仕様の他に音声の仕様がPCMマルチでは無く、DTS-HDであることも指摘しておきたい。 ※第1〜3番他も同時に収録されているはずなので、商品化を望みたい。

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  • ★★★☆☆ 

    フックン  |  兵庫県  |  不明  |  2011年10月12日

    映像のセンスがない。 画質はいまいち。。。

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  • ★★★★★ 

    複眼竜  |  宮城県  |  不明  |  2011年10月09日

    力作。こってりしてます。演奏も濃いが,映像が濃くて凝っている。かつてのカラヤン製作の映像を彷彿とさせるように演奏者,楽器を様々な角度からアップ主体で撮影。オーケストラ全体のシーンは,ホール真上の高い位置から俯瞰して撮っている。ステージもオーケストラ以外は暗いし,アップのシーンが圧倒的に多いため,ライブという感じがあまりしない。オーバーラップ,画面の頻繁な切り替え,ゲルギエフの静止画などを織り込み,最近多いコンサートのテレビ中継をディスクに収録したというタイプとは一線を画し,映像作品となっている。曲が終わった後の拍手や客席を延々と見せることもなく,上手なまとめ方。ゲルギエフは,指揮も濃いが,顔もひげも濃い。指先を微妙にクネクネ使う指揮も克明にとらえているが,あれほど細かく指を使う指揮の意味は何かと考えてしまう。短期間で収録されているが,4番は指揮棒を使い,5番6番は指揮棒なしというのもどういう違いなのだろう。

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  • ★★★★★ 

    JATP  |  埼玉県  |  不明  |  2011年10月09日

    カメラワークがウザイ… 期待していた4番がいまいちピンとこない… しか〜し、5番の「濃さ」に脱帽! これなら許す。 (曲自体それほど好きでない「悲愴」はまだ視聴してないけど)

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