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ベートーヴェン(1770-1827)

SACD ヴァイオリン協奏曲、ロマンス第1番、第2番 木野雅之、イレイニ&ハンガリー交響楽団

ヴァイオリン協奏曲、ロマンス第1番、第2番 木野雅之、イレイニ&ハンガリー交響楽団

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    ニッパー君  |  茨城県  |  不明  |  2012年06月26日

    今春EMIからオイストラフ盤のSACDが発売されてからというもの,この曲の蒐集に勤しんでいるところです。当然昨年8月にリリースされた本演奏も目につき購入を検討しておりましたが,震災後の収録にもかかわらず,早やこの3月にダイレクトカット盤が投入されたと思いきや,矢継ぎ早にリマスター限定盤の発売を知り,一連の流れに並々ならぬものを感じて発注の運びとなった次第です。さて,肝心の演奏はトラディショナルなヴィルトゥオジティに満ちた堂々たるもの。豪華デジパック収録のライナーによれば木野氏は夜叉・ハイフェッツと並ぶアウワーの高弟,ミルシテインに師事した由。そのためカデンツァはミルシテイン版を採用しております。音質も素晴らしいの一語に尽き,木野氏の超絶技巧を堪能できます。惜しむらくはティンパニの分離がもう一つの感がありますが,それとて総体の超高音質の中では些末なことに過ぎず,文句なく★五つです。昨今のベートーヴェンVn協の高音質盤としてはエクストンと関連深いチャレンジ・クラシックスから一昨年暮れにリリースされたリザ・フェルシュトマン/フリエンド盤を挙げておきたいと思います。こちらは古楽の要素が取り入れられ,本盤と好対照を為しています。因みにカデンツァはシュナイダーハン版を採用,実に興味深いものがあります。また,本邦の弦楽奏者つながりで江藤俊哉/ライトナー指揮LSOのXRCDも是非ご一聴を。アナログ成熟期の1970年収録盤としては若干ヒスノイズが強めに感じられるものの鑑賞を妨げるものではなく,同じくアウワーの高弟,ジンバリストに師事した江藤氏の一音たりとも疎かにしない,悠揚迫らざる格調高い弓使いに感心させられること請け合いです。江藤盤もまた豪華デジパック仕様であり,その高音質とともにパッケージソフト愛好家の所有欲を必ずや満足させてくれるものと言えましょう。

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