DUM SPIRO SPERO
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じゅるりん | 不明 | 不明 | 2021年05月20日
いったいどこまで超えていくのだろうか。 前作、UROBOROSは史上最高の傑作なのは言わず物がな。 さすがにそれ以上に完成されたアルバムを産み出すのは難しいと思っていたのですが、dir en greyは作ってしまいました。 出すたびにアルバムの世界観が変わり、さらに進化もしていくので ついていけなくなる人もいるかもしれない。 今回のアルバムは、前作のUROBOROSの世界をさらに重く濃厚にどろどろに煮込んだような仕上がりになっており、京さんのメロディアスなクリーンボイスから、シャウト・デス・ホイッスルなど多種多様な歌い方に魅了されます。楽曲に関しても初期のヴィジュアル系やグロテスクで怖いなどといった印象を持つ方も人によってはいますが、もうそんな物は皆無です。 1stから順番に聴いてみてほしい。如何にして今のような暗闇の床下に沈めたようなこの芸術的な作品が産まれたかが垣間見えると思います。 UROBOROSが好きで、さらにもっと知りたいと思った人には激推し作品です。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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GIANIZM~生涯皆殺し~ | 神奈川県 | 不明 | 2011年08月04日
最狂を超えた先に広がる混沌の中で交錯する生と死。 その狭間で泣き叫んでいるかのような世界観に圧倒される。 「息ある限り希望を捨てず」という意味のタイトルからは想像できない楽曲達が、怒りや悲しみを孕んだ狂気となり、聞く者をなす術もなく深遠なる闇へと連れ去ってゆく。 この世界観は「痛み」という結成当初から掲げてきたコンセプトがブレることがなかったからこそ到達できたものなのだろう。 アルバムは激しい曲が多いが、「THE MARROW OF A BONE」のような激しさではなく、どちらかというとテンションの低めな、深く沈みこむような印象の音である。また、ミキシングエンジニアのTue Madsenが非常にいい仕事をしており、音質も格段に向上している。 評価としては文句なしの星5つだが、DIR EN GREYを初めて聴くという人にはあまりお勧めはできないかもしれない。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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