Trio Acoustic

CD Dedicated To You

Dedicated To You

商品ユーザレビュー

  • ★★★★★ 
    (0 件)
  • ★★★★☆ 
    (1 件)
  • ★★★☆☆ 
    (0 件)
  • ★★☆☆☆ 
    (0 件)
  • ★☆☆☆☆ 
    (0 件)

レビューを書いてみませんか?

レビューを書く

検索結果:1件中1件から1件まで表示

  • ★★★★☆ 

    hiro  |  愛知県  |  不明  |  2018年01月12日

    ピアノトリオに魅せられて、色々とアルバムを漁っていた頃に、Trio Acousticの「Giant Steps」を手にしました。 アップテンポでガンガン押しまくる(時に無骨とも感じる)演奏に、ある種の爽快感を覚えた記憶があります。 但し、リリカルなピアニストを好むようになり、入手が難しいこともあって、ハンガリーを代表するピアノトリオと言われるTrio Acousticの名は忘れかけていました。 その後、久々に入手したのが、「Dedicated To You」でした。 メンバーは、「Giant Steps」と同じ、Zoltan Olah(p)、Peter Olah(b)、Gyorgy Jeszenszky(ds)。録音は2010年。曲は全てZoltan Olahのオリジナルです。 尚、ピアノ、ベースはご兄弟とのこと。 同郷のハンガリー生まれの大作曲家Bartokに捧げた曲が3曲も演奏されているのも、このアルバムの特徴と言えます。 「Giant Steps」の印象と同じく、情感に訴えかけるというより、テクニカルに押してくるような演奏。 特にその感を強くするのは、スピーディにテーマを提示し、そのまま力強く曲を組み立てていく冒頭の「Young Dark Woman」であり、正にアコースティックなベースの響きが正面から迫ってくる2曲目の「In The Suburb」でも隙のない演奏が展開されます。 スローテンポで美しいメロディをクールに演奏する3曲目の「Dedicated To You」には、緩衝材の趣が。 暗い雰囲気を演出するピアノが、ベースのリフに先導されて空間を埋めるように音を紡ぎ出してゆく4曲目の「Hommage Of Bartok Part1」では、緻密なドラムソロも終盤で披露され、3人のテクニックが確かなことが証明されます。 高速4ビートの6曲目「Hommage Of Bartok Part3」は、スリル感が味わえますし、続く「Kalo」も、スインギーながらピアノが隙間なく音を埋めていき、ベースもゴンゴン響きます。 リリカルなピアニストを好んで聴く方にとっては★3.5の評価かもですが、テクニカルな演奏を好まれる方でしたら、★ひとつの加点は間違いない作品だと思います。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

検索結果:1件中1件から1件まで表示