ピアノ協奏曲第1番、ピアノ作品集 インゴルフ・ヴンダー(2010年第16回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ)(2CD)
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eroicka | 不明 | 不明 | 2011年10月04日
透徹しきった音の美しさはまるで極上の吟醸酒の味わいのようだ。高い技巧に裏打ちされた思えぬ落ち着きはらった表現、響きの繊細さにも好感が持てる。ミニ・ポリーニともいうべき素晴しいクオリティだ。ルックスも相まってファンも増えるだろう。だが、しかし、何か物足りないのも確かだ。胸がわくわくするようなときめき感が薄い。若くして老成しているためなのか、18歳のポリーニ(勿論、ヴンダーは既に25〜26歳で単純比較できないが)にすら強く感じられた情念、パッションが薄いのが惜しい。最近は、ポリーニやアルゲルッチ、アシュケナージのいわゆる御三家のようなピアニストが出てきにくいのは、何か今のピアノ教育界に問題でもあるのだろうか。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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