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幸松肇

本 世界の弦楽四重奏団とそのレコード 第1巻 アメリカ篇 Quartet

世界の弦楽四重奏団とそのレコード 第1巻 アメリカ篇 Quartet

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    和愚練庵  |  東京都  |  不明  |  2012年12月16日

    著者は自らヴァイオリンを演奏し、作曲もこなすという多才の人で、SP時代からの弦楽四重奏のディスクを収集し、来日アーティストのコンサートにも足繁く通って、生きた情報とディスク評を織り交ぜながら、演奏団体のメンバーの変遷や、同時代の団体との交流を通した貴重な情報を、少ない紙数の中で要領よく、完結に纏められており、未知の団体ばかりでなく、既知の団体でも鑑賞の際に手許に置いてチェックするには、必要にして十分な内容となっています。 特にブダペスト、ジュリアード、ファイン・アーツ、クロノスなど活動期間の長い団体では、メンバーチェンジによって第一期〜第八期などに分け、その折々に録音されたディスクの傾向や、来日時の印象なども簡単に添えられているので、日本語解説の添付されない輸入盤や、廃盤になってしまった過去のディスクの情報を立体的に得られるので、演奏者や演奏に対して、より親近感が得られます。 各団体の紹介には、筆者が所持するディスクのジャケット写真が掲載されており、CD化されていないアナログVinyl盤は、そのジャケット写真になっています。 各団体の小見出しにはカナと英語が併記されていますが、巻末にA〜Zで纏めて一覧表記されているので、ネット検索する際には便利でしょう。  本の体裁は価格と見合うものではなく、需要が見込めないとは謂え、大学時代に半強制的に売りつけられた?レジュメといった趣を感じさせるところが痛いところ。 この【アメリカ篇】では、Jack Quartetなどクラシックの範疇というより、コンテンポラリーやクロスオーバー専門の最新の団体も丹念に拾われていて、非常に資料性が高い編集になっていることを付け加えておきます。 クワルテット・ファンは座右に必携の書としてお薦めします。

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