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ブラームス(1833-1897)

CD 交響曲全集 ヴァント&NDR響(1982-1985) 

交響曲全集 ヴァント&NDR響(1982-1985) 

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  • ★★★★★ 

    ERINA  |  奈良県  |  不明  |  2011年02月17日

    1番第1楽章の冒頭、テンポの速さと冷たい肌触り、緊迫感に、他の演奏とはえらく違うぞと身構える。しかし、聴き入るうちにあちらこちらに仕掛けられた、指揮者のスコアの読みの深さに基づいた表現に唸らされる。第2楽章のほの暗くしっとりとした音色と、ふとした節回しに痺れ、テンポ速めの最終楽章も、時折の金管のアクセントなど、有無を言わさない説得力を感じる。この演奏は私が聴いた数多あるブラ1のディスク中、ベスト3に入る名盤。約10年後のライブ盤がぼやけた録音で、印象が余り良くないが、こちらは録音も良く、言うことなし。

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  • ★★★★★ 

    影の王子  |  大阪府  |  不明  |  2010年09月27日

    1995年に発売されたCDよりも音質は改善され、より一層魅力が増した。同コンビの再録音はライブの編集で音が濁っており、音質も含め断然こちらに軍配があがる。それにしても、なんとしなやかでありつつ彫りの深い造詣美!ブラームスの「重さ」と「軽さ」を両方描きだしているのはこの演奏しかない!これを聴くと他の指揮者は一体何をしてきたのか?とすら思う。4曲中一番好きな「第3」の出来が一番素晴らしいこともあり、自分にはブラームスの交響曲全集はこれだけあれば十分である。

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  • ★★★★★ 

    レオブルー  |  東京都  |  不明  |  2009年09月02日

    サウンドとして納得するのですが、やや違うなーと不満と言うか・。もっと他の作曲家の作品も聴きたいのに、ブラームスで立ち止まっている場合ではないはず。もう少しロマンが欲しいと言わせていただきたい。あくまでもこのままで。ブラームスで今のところ私が看過できないのは語り口の平易性がもたらすゆえに、訳される必要性も無く伝わってしまう演奏者のナマの声です。ヴェントはかなりいいと思うのですが・・。贅沢でしょうか。

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  芦屋  |  不明  |  2009年02月24日

    第1番、速い出だしテンポでも第1楽章タイムトータルは13分台で平均。この出だしは非常&非情な厳しさが丸出し、この曲の今日通常の第一印象からは異なりマニア向け盤?NDRにも二種(1982年、1996年)収録あり何れも演奏方向は変わらず若干1982年分はタイム短め?ただ例えば第1楽章のテンポの採り方は所謂ドラマチック仕上げからすると流れがギクシャクし緩やかな処でダレた印象も持つ方も?第4番は大器晩成者の主張に納得出来る点がありとかくサービスにこれ努める盤の多い同曲に一つの武骨さを示した盤ではあります。愛想なしの素晴らしさ!

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  • ★★★★★ 

    蟹缶  |  ニーベルハイム  |  不明  |  2008年07月23日

    一言でいえば質実剛健。現代では珍しい硬派の演奏の最右翼であろう。ブラームスも最近はスマートに演奏される事が多いが、そういう演奏に物足りない人にとっては堪えられないだろう。古き良きドイツの伝統が未だに途切れる事なく続いてる。NDRも単に優秀なオケというだけでなく、純ドイツ風の重厚な響きがブラームスの音楽には相応しい。特に1番はヴァントらしさのよく出た名演だろう。2、3番あたりはもう少し優美さがあってもいいとも思うが・・・やはりこれはこれで立派な演奏だと思う。交響曲四曲を二枚で収録しているのも嬉しい。

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  • ★★★★★ 

    I&W  |  JAPAN  |  不明  |  2007年08月24日

    No.1;13:11/8:48/4:51/16:35=43:25 1982-10-26/12-17 No.2;15:32/9:07/5:36/9:36=39:51 1983-03 No.3;12:33/7:40/5:42/9:17=35:12 1983-09-16/21 No.4;11:52/10:48/6:25/9:27=38:32 1985

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  • ★★★★☆ 

    Roy  |  世田谷区  |  不明  |  2007年05月10日

    以前ライブ盤を聴き、ヴァント特有のテンポと生真面目さが気になり、買うのをためらっていた。しかし、本レビュー諸氏の評を拝読、感嘆の言葉に促されて購入。1番一楽章冒頭の早いテンポにはやはり違和感が。しかし…3番を聴いてそれは吹っ飛ぶ。弦の美しさとダイナミズムも素晴らしいが、金管をここまで「効果的に」前面に出したブラームスはまずない。アメリカのオケとは違った渋く野太いTrp,Trb,Hor!ドイツオケ金管セクション特有の堂々たる音!しかもそれらが美しい弦の響きと絶妙にブレンドされて、うるさくないのだ。ヴァントの手腕に感動。

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  • ★★★★★ 

    ともりん  |  京都市  |  不明  |  2007年04月13日

    1番、4番、2番と聴いてハズレだと思って期待せず3番も聴くと・・・いやはや驚きました。鑑賞を排した禁欲的な統制から、内面に燃えたぎる情念の爆発を予感させる緊迫の名演です。3番は解釈が難しいからか、なかなかこれという演奏に出会いにくい楽曲ですが、これは名演の太鼓判を押してもよいと思います。カラヤン的な燃焼とは対極に、贅肉をそぎ落とした極限からの燃焼を聴き手に突きつけます。

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  • ★★★★★ 

    為朝  |  京都府  |  不明  |  2007年01月03日

    第3番だけでも聴くべし。この魔術的なフレージンクには心が熱くなる。ベイヌム、クレンペラーに並ぶ偉大な名演だ。

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  • ★★★★★ 

    奇矯収集家  |  東京湾  |  不明  |  2006年11月29日

    失われていく美しい音楽言語の伝統の死守を懸命に試みる真摯な使命感=衝動より生じた音楽。そこから主情的主観的解釈を拒絶し、習慣を完膚なきまでに排除した演奏。まさにブラームスが死守を試みた音楽言語だけで構築したヴァントの真骨頂。唯一の全く「正しい」演奏。しかしブラームスはこの試みが大海の藻屑と化すことを予言している。現実もそのとおりになる。「正しい」ことがこれほど理解されず、糾弾された演奏は他にないだろう。それでも激しい変化の中で普遍なる価値を模索・再考する人が聴き継いでいくだろう。全く奇矯なことだ。

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  • ★★★★★ 

    saitaman  |  saitama  |  不明  |  2006年07月21日

    面白くもなんとも無いし雄大さにも欠ける。しかし、実に味わい深い演奏だ。年輪を重ねたマイスターがじっくり作り上げた円熟の技の結晶である。ヴァントのLive盤に時々ある流すようなところがなく、スタジオ録音であることも細部の仕上がりの良さに貢献しているように思われる。ブラームスのライバルだったブルックナーで有名な指揮者だが、このブラームスも本場正統派の流れを受け継ぐ、いぶし銀の名演である。

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  • ★★★★★ 

    セサミン  |  水道橋  |  不明  |  2006年03月29日

    ブラームスを演奏すると、必要以上に余計な形容詞や副詞、感嘆詞に相当する音をデコレーションのように加える指揮者が多いのが現状です。ただ一人ヴァントだけが主語と述語(より正確に指摘すると、意味するものと意味されるものとの関係)のみで、ブラームスを再現してくれる。余計なものを排した本質のみの美しい文章が並べられたブラームス。他の指揮者が、どれほどブラームスの真摯な言葉を過剰な演出で埋もれさせているか、良く分かります。シンプルな美学が好きな人は気にいると思います。言語的には文句のつけようがありません。ほぼ完璧です

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  • ★★★☆☆ 

    ワグネリアン  |  神奈川県  |  不明  |  2005年09月08日

    ブラ−ムスの脳細胞はこの上なく表現されているが、心の襞は置き去りにされたような演奏。形式という鎧の下にワ−グナ−も顔負けのロマンがたっぷりと流れているのが彼の音楽ですが、それを期待すると見事にはぐらかされます。何もヴァントに求める気は毛頭ありませんが…

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  • ★★★★★ 

    TSUBAME  |  静岡  |  不明  |  2005年09月01日

    引き締まった、端正な造形、見通しの良い整然とした響き。ここでヴァントが目指しているのはブラームスのスコアを十全たる音の建造物として再現することだけ。ただここで気を付けないといけないのは、ヴァントがその様な姿勢を取れば取るほど、演奏は作品のあるべき姿を自然に浮かび上がらせる、演奏に一歩も二歩も踏み込んで聴くことができる聴き手にとってはこの上ない感動を与えてくれます。

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  • ★★★☆☆ 

    S.S  |  Japan  |  不明  |  2005年05月30日

    期待して買ったが、正直がっかりといったところである。構成のがっしりした演奏である。が、それ以上の魅力を感じない。しなやかさが欲しいとか、余情性が欲しいとかというレベルではなく、何かが致命的に足らないという気がする。これは、ブラームスだけでなく、ベートーベンもシューベルトもモーツァルトもそう感じる。所詮はブルックナー専門職人なのだろうか・・・

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