ピアノ協奏曲第2番、パガニーニの主題による狂詩曲 ユジャ・ワン、クラウディオ・アバド&マーラー・チェンバー・オーケストラ
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abbadondon | 栃木県 | 不明 | 2016年05月01日
ピアノはリリシズムとダイナミズムにあふれて 若々しい女流ピアニストとして群を抜いているが、 いかんせんオーケストラの技量が物足りない部分がある。 セシル・リカド、ジルベルシュテイン盤も持っているが 協奏曲としてオケが上手く機能してるのはジルベルシュテイン盤だ。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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segovia | 愛知県 | 不明 | 2015年09月18日
彼女にしては比較的オーソドックスな演奏と思いました。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ヒューブーン | 静岡県 | 不明 | 2014年04月02日
協奏曲=第2楽章のオケが(特に木管の響きが)たまらなく美しい。しかしこの曲に関して、オーケストラの豪勢な濁流にのめり込みそうになりながらも必死に自己主張しているようなタイプの演奏が好きな僕には、このディスクは少々物足らない。曲そのものよりも、ギラギラしたピアニストの個性が印象深い。狂詩曲=情緒的な演奏ではないので、よくありがちな「18番変奏のみ突出して浮いてしまう演奏」ではないところが好感持てる。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ラジオおじさん | 島根県 | 不明 | 2012年08月24日
最近ラフマニノフにはまってしまって、本CDも遅まきながら購入。きらめくような(というか緻密な)演奏がすばらしいです。(中身とは関係ないですが、グラモフォンマークを小さくしたモノクロのジャケットは、つくりかたがうまいと思います)1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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sunny | 兵庫県 | 不明 | 2012年04月18日
ユジャ・ワンなど、とうとう中国人の演奏家が、次々と現れ、堂々欧米の作品を、欧米の本拠地で演奏し、喝采を浴びるようになりました。日本人演奏家にもそう言う時代がありましたが、少々無国籍的でも、いい演奏を奏でてくれるならば、時の成り行き、複雑な思いはありますが、歓迎するべき事です。アバドの好サポートの下、柔然のテクニック、ロマンティシズム、美しい音色で、見事に弾き切っています。国が豊かになり、レコード会社のマーケティングもあって、この傾向は、ますます進むでしょう。才能に国境はない、と言う事か。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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CHOPINIST | 大阪府 | 不明 | 2012年04月03日
これは昨年購入したCDのなかで間違いなく一番印象に残った演奏です。パガニーニ狂詩曲は、間違いなくピアノとオケを合わせるのが難しい曲だと思うのですが、アバドの長年の手兵の一つであるマーラー室内管弦楽団が素晴らしい伴奏を務めています。そしてピアノ協奏曲。ライヴならではの緊張感とワクワク感が伝わってきます。ドイツ・グラモフォンの録音には21世紀の今でも「あれっ?」というものがありますが、ここ最近私が購入したユジャ・ワンやアバド、ブレハッチ、アリス=紗良・オットの録音ではハズレがありませんね。さて、アバドの指揮ですが、比較的速めのテンポでスイスイと行く感じ。でも、よく聴いてみると決して一本調子ではなく、要所要所でしっかりオケをコントロールしているのがわかります。終演後の拍手も、この録音のワクワク感をより一層盛り上げてくれるもので、プラスに働いていると感じました。最後に、このラフマニノフの第2主題について。楽譜を見ると第2主題の冒頭部分の強弱記号は「p」であり、オケが入って盛り上がってきたところで初めて「f」と書かれています。「p」と書かれているところはピアノで弾くのが常識。甘美なメロディだからといって楽譜の記号を無視して強く弾かれると、私は吐き気がします。そして、ラフマニノフはロマン派です。もちろん彼のピアノにはヒロイズム的な部分があります。それはこの第2番の両端楽章における第1主題などでのお話。やこのむせ返るような旋律に何を求めるか? それはロマンティズムです。ラフマニノフの魅力とは、ヒロイズムであり、ロマンティズムなのです。ラフマニノフのロマンティズムや弱音が呼ぶ魂の震えのようなものを理解できない人に、ラフマニノフを聴く資格はありません。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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M | 愛知県 | 不明 | 2012年03月25日
ピアノ協奏曲 リストやショパンのソナタではあれ程の名演をみせたのに、ここでは期待外れ。その理由として考えられるのは、第一にオケと同時進行するピアノのパートというのは書法的な問題も含めて、ピアノの音色の変幻自在な変化を身上とするユジャ・ワンにとって特質を発揮しづらいということ。第二に有名曲である2番、3番の根っ子にあるものは何か。言葉にするのは困難だが、ピアニスティクなものに根ざした巨匠的ヒロイズムとでもいうべきものではないのか。そのことに全く背を向けてしまっている。その例が第一楽章のむせ返るような第二主題、第三楽章のくだんの名旋律をフォルテで演奏しないところで、これだけで興ざめである。このような演奏の傾向は名演奏と評する人もあるルービンシュタインと相通じるものもあるのだが、これらの演奏を評価する人の感性を私は理解できないし、いったい何を求めてこれらの曲を聴くというのだろうか?2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ウォルフおもちゃ | 大阪府 | 不明 | 2012年01月28日
協奏曲は、リヒテル、ツィマーマンを聴いた上でもっと今風の演奏を聴きたい、でも重たすぎるのはいやだし、軽く引き飛ばすのもいや、という方にお勧め。テンポは速いが、打鍵の正確さと力強さもみごと。ラプソディーはルービンシュタインと双璧ではないでしょうか。 レコ芸のリーダーズチョイスの第1位の模様。2011年度の新譜売り上げでも上位だったはず。これ納得。ちなみに、レコードアカデミーではノミネートもされていなかったようですが、評論家先生たち、何を聞いているのやら。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ERINA | 不明 | 不明 | 2011年09月03日
メランコリックなロシア的な暗くて重い演奏とは対極の、軽く弾き飛ばすかの如くスイスイ進む。 今風のラフ2か。 個人的には、冒頭から個性的なランランの演奏の方が全然好き。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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こーせい | 北海道 | 不明 | 2011年07月14日
自作自演の一心不乱に突き進みながらも、所々で祖国ロシアへの追憶を垣間見せる演奏。 彼女の演奏は、切れ味鋭い日本刀でラフマニノフを捌いてみました。そんな感じが私はします。 でも、その日本刀がとんでもない妖しさを秘めた名刀・・・ モダニストとしてのラフマニノフを再発見です。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ぼれろ | 大阪府 | 不明 | 2011年06月26日
すばらしいです。これだけの美辞麗句を並べ立てる、ボキャブラリーに感動します。これを見たら期待もするし、買ってしまう。 私は…いたって普通だと思います。「パガニーニ〜」は他の方のおっしゃることに共感できる部分もありますが、協奏曲2番は正直、響くものを感じませんでした。 「好み」といえばそれまででしょうが、ここまで褒めちぎることもないと思います。 このコンビなら、プロコフィエフの3番(DVD)のほうがまだ良いです。6人の方が、このレビューに「共感」しています。
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アッキ | 茨城県 | 不明 | 2011年06月17日
ロシアというよりフランス的、特にパガニーニラプソディなど、ラヴェルを聴いているような新鮮な感覚。コンチェルト2番も冒頭からやや飛ばし、躊躇いなくオーケストラ伴奏に突入。聴き手を一気に惹き付けてしまう。私にとりましてベスト。また抒情楽章が特にすばらしい。実はこのCDで指揮者アッバードにも初めて感動した。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ことやん | 静岡県 | 不明 | 2011年04月10日
生きてるって素晴らしい!!!!!(もちろん物質的肉体を取っ払った魂レベルでの話です。)そう感じさせてくれる演奏です。彼女達の手にかかれば、人生の嘆きも歓喜の歌にかわる。悲しみも苦しみも全ては夢。目を覚ませば、愛と調和、光の世界。(法悦でもいいかも...)全生命が手を取り合って、欣喜雀躍しているよう...。これこそが、ラフマニノフが求めて求めてやまなかった、本当の世界だったのでは...と思えてきます。可能ならば、ぜひ大音量で聴いてみてください。幸せな気持ちになれると思います。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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モローさん | 大阪府 | 不明 | 2011年04月09日
2008年12月のデュトワ指揮・N響との共演によるパガニーニ狂詩曲の演奏の放送は、サントリーホールの良い響きとも相俟って、印象に残る優れたものであった。今回のCD発売はそれもあって期待していたが、やはり期待どおりの素晴らしい演奏を繰り広げている。第18変奏のテンポがやや速めであるのも好ましく、緊張感を持続しながら終結部まで一気に進行していく。協奏曲も適切なテンポと美しい打鍵により大変優れた演奏である。また、オーケストラの演奏も充実しており、ピアノとのバランスも良く、聴きやすい録音となっている。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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村井 翔 | 愛知県 | 不明 | 2011年04月06日
ロシア的な泥臭さをきれいに洗い流した清新なラフマニノフで、これじゃラフマニノフじゃないと言う人もいるかもしれない。でも、これまでラフマニノフだと思って聴いてきたものは全部間違いだったのかもしれない。そこまで考えさせる驚異的なディスク。協奏曲のつけ合わせ(フィルアップ)として録音されることが多い『狂詩曲』が前に演奏されていて、ライヴでの曲順通りかもしれないが、聴きものはむしろこちらの方。かなり小さめの編成のマーラー室内管の見通しの良い、同時にポリフォニックな彫りの深い伴奏に乗って、ユジャ・ワンが水を得た魚のように、変幻自在に駆け回る。ブラームスの『パガニーニ変奏曲』を得意にしていることからも分かる通り、変奏曲という形自体が彼女の動物的な(私は「猫的」と言いたい)敏捷さとしなやかな感性を生かすに最もふさわしい形式だが、それにしてもここでの彼女の演奏の冴えには言葉を失う。作品自体が決して古風ではなく、ちゃんと時代にふさわしいモダンな音楽に見えてくるから凄い。「おまけ」の協奏曲第2番ももちろん、悪かろうはずがない。8人の方が、このレビューに「共感」しています。
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