Catching Rays On Giant
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マジェンタレーン | 静岡県 | 不明 | 2015年05月16日
3枚目のアルバムでやらかして、日本から消えたアルファビルの現時点の最新アルバム (バンドが解散したのかと思ったら、アルバムが日本発売されなくなっていたみたい)。 アルファヴィルはドイツのエレクトロ・ポップ・バンドとして、1984年に1stアルバムをリリース。 結果は好評で、2ndアルバムも順調にリリースし、その世界感を押し広げることに成功した。 1stからのシングル曲がT自動車のCMソングとして使用される等、日本でもそこそこ知名度があった。 ところが、3rdのプロデューサを担当したシンセ・ミュージックのパイオニアであるクラウス・シュルツが、何故かアコースティック・サウンドをアルファヴィルに進め、それを素直に受け入れたバンドはアコースティック路線に舵を切ってしまった(オー・マイ・ガアッ−!? ★★★ 出来は悪くなかったけどファンを戸惑わせた…)。 その後、彼らの音沙汰は、ようとして知れなかった…。 そう思ったら、実際には活動を続けていたようで、その後も何枚かアルバムをリリースしている。 幸いなことにアコースティック路線は3枚目だけだった模様で、4枚目のアルバムではAORチックな路線に片足突っ込んだものの、「Salvation」で完全にエレクトロ・ポップに帰り咲き、以前よりグレードアップしたサウンドを聞かせてくれた。 それだけでも満足だったのに、本作「Catching Rays On Giant」では、エレクトロ・ポップの延長線上で、更に新しい展開を見せている。 アルバム中の曲は、相変わらず捨て曲なしの素晴らしい出来で、「Forever Young」に勝るとも劣らない。 ただ、「Forever Young」のような憂いを帯びた曲調ではなく、ひたすら元気印!! オープニングから行け行けドンドンで、気が付くとアルバムも終盤に入っている。 そして、聞き終わった後は…… 何か元気になっている!!! これまでの彼らの作品では考えられなかった、ちょっと単純だけど明るくて楽しい世界に感動さえ覚える(元気なだけでなく、定評のあるバラードも新しい魅力を見せている…)。 中心メンバーのマリアンさんは、多分私と同年代で、その目もすっかりしょぼくれてしまったけど、これまでになく若々しく充実した”これほどまでの傑作”を世に出せるとは … 「どう言うことっー!!」 これだけのキャリアで最高傑作と言える作品を作り出すとは、もはやミラクルだ。 先日、TVのチャンネルを回していたらNHKでスポーツ・ドキュメンタリー番組が放送されており、何気に本作のシングル曲が流れていた。 やはり、誰も聴いていないようでいて、いい作品は制作スタッフの心も捕えているんですね。 そういう訳で、往年のエレクトロ・ポップが好きな方にお薦めの一枚です。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ゆみひこ | 秋田県 | 不明 | 2012年03月03日
これ、彼らの最高傑作じゃないですか? salvationから10年以上経っているので、新作が出ただけでもびっくりなのに、音を聴いてさらにびっくりしました。 美しいメロディーとエレクトロポップは勿論健在だけど、alphavilleの前までのアルバムが、聴く側をそよ風のようにやさしく包み込んでくれたとすれば、このアルバムは、聴く側をワシ掴みにして強風の中に立たせるようなアルバムです。この力強さは何なのでしょうね。派手なジャケットのせいでしょうか。あるいは、メンバーの見かけにあまりにも貫禄が出たせいでしょうか。 詞も感動的です。ラブソングや力強いメッセージの中に、時折、長い時を経た心境のようなものが聞こえます。 alphavilleというと、ある世代の方々には、forever youngとかbig in Japanの印象が強くて、懐かしく思う方のほうが多いんでしょうけど、本当は、彼らは単に懐かしい存在ではありません。 とは言え、もはやアルバムの日本盤は出ないし、ライブを見るのは無理なのかなあ…。 alphavilleのライブを見られるヨーロッパの人がうらやましいです。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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