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ショパン (1810-1849)

SACD ピアノ・ソナタ第2番、第3番、スケルツォ第2番、2つのノクターン エデルマン(2SACD)

ピアノ・ソナタ第2番、第3番、スケルツォ第2番、2つのノクターン エデルマン(2SACD)

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2010年12月29日

    本年はショパンイヤーということで、数々の新録音の発売や、旧録音の発売が相次いだ。私も、そのすべてを聴いたわけではなかったが、それでもかなりの点数のCDを聴き、そして、このサイトに相当数のレビューを投稿してきた。そうした数あるCDの中で、本盤は、私が、本年聴いた最高の超名演と高く評価したい。本盤におさめられた楽曲のすべてが、それぞれの楽曲の録音の中で、トップの座に君臨する(または争う)名演であると考える。ピアノソナタ第2番の、心の深淵から浮き上がってくるような開始に先ずはぞくぞくとさせられるが、その後の、思い入れたっぷりのコクのある演奏は凄いの一言。強靭な打鍵から繊細な詩情に至るまで、あらゆる箇所が深みのある透徹した表現に貫かれているのが素晴らしい。スケルツォ第2番は、ポゴレリチの名演に並ぶ至高の名演。ポゴレリチが、切れ味鋭い若武者の快演とすれば、本演奏は、ショパンの心の内面に踏み込んだ深遠な名演と言えようか。特に、中間部の質感豊かな抒情性は、エデルマンとしても渾身の演奏と言えるのではないか。2つのノクターンも、これ以上は求め得ないような豊かな詩情に満ち溢れており、ノクターンの他の諸曲の演奏への期待を抱かせるのに十分な出来栄えだ。ピアノソナタ第3番も凄い。卓越した技量はもちろんのこと、ダイナミックレンジの思い切った採り方や、楽曲の内面に鋭く切り込んでいく深遠なアプローチ、抒情的な箇所の詩情豊かさなど、評価する言葉が思いつかないような至高・至純の高みに達した超名演と評価したい。SACDによる極上の超高音質録音も、この至高の超名演の価値をさらに高めることに大きく貢献している。

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