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ベートーヴェン(1770-1827)

CD ベートーヴェン:交響曲第5番『運命』、シューベルト:交響曲第8番『未完成』 ロリン・マゼール&ウィーン・フィル(1980年日本ライヴ)

ベートーヴェン:交響曲第5番『運命』、シューベルト:交響曲第8番『未完成』 ロリン・マゼール&ウィーン・フィル(1980年日本ライヴ)

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    広島のパヴァンヌ  |  広島県  |  不明  |  2014年01月04日

    他の人の評価が非常に高いですが,これは音質に少し問題がある録音です。ザラッと感があり,そのままではVPOらしさから離れた響きがします。発売時から評論家も含めて誰も「音がおかしい」と言わなかったのは,「デジタルは音がいい」とのバイアスがあるからでしょう。「デジタルだから」と無批判に賞賛すべきではないですね。うちではEQで4kHzと8kHzを絞るといつものVPOの音になりました。演奏は,VPOらしく色彩感が豊富で豪快,上質,しかもライブ特有の熱気にあふれており,大変聴き応えがあります。マゼールの解釈には彼独特の「個人的な」と思えるものも含んでおり,これはこれでたいへんな熱演ですが,より普遍的な演奏を聴くならベーム盤を選ぶことになると思います。

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  • ★★★★★ 

    eroicka  |  不明  |  不明  |  2013年01月20日

    この時代、FMやテレビ、LPでリアルタイムで聴いていた世代として懐かしい演奏だ。未完成はテンポの遅めの重厚な演奏で、運命も、若いベルリン時代の凄みはなくなったとはいえ、単に構成やサウンドの美を追求しているだけでなく、彼らしい細部へのこだわりがみてとれて面白い。当時の日本のホールなので残響が少なめなのが惜しいが、克明な録音も相俟ってかえってそれがライブらしい高揚感を感じさせて面白い。ウィーンフィルは80年ごろを境目にして、徐々に古来の香りを失い始め、90年代以降、ウィーン風のサウンドを漂わせたインターナショナルな巧い楽団へと変わっていく。この時期のバーンスタインやマゼール、ショルティあたりの録音は、そうしたウィーン・フィルの変遷をたどる参考になる。

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  • ★★★★★ 

    エーテルの風  |  長野県  |  不明  |  2012年02月06日

    聴いてすぐに「1980年頃の音」だと思えました。まずはそのことだけで、私にとってこのディスクには大きな価値があります。 マゼールの作り出す音にはまったく感情と言うものが感じられず、万が一感じられたとしても、それは方程式の二次曲線で表せるような、感情の説明みたいなものに思えて、マゼール指揮のディスクは長い間敬遠している私でした。この「運命」の演奏においても、ある意味その路線は周到しているのですが、音楽の運びを丁寧になぞりながら聴いていると、指揮者の意図のようなものがとてもよく伝わってきます。そして聴き進むにつれ、例えばクロスワードパズルがピッタリと完成に向かうような、秩序だった感動に包まれていきます。マゼールの演奏の中で、この「運命」は今のところ最高に好きな一枚です。「未完成」の方も、ほぼ同じ感想ですが、曲想のせいか、ややドギツ過ぎるという感想を持つ方もいらっしゃるかもしれません。いずれにせよ、他では聴けない個性の、一聴に値するCDです。

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  • ★★★★★ 

    七海耀  |  埼玉県  |  不明  |  2011年09月27日

    この演奏、『未完成』はともかく、『運命』は大変な名演奏だと思う。批評家筋からは無視されていても、カタログから消えたことは案外少なく、常になんらかの形で入手可能だったのではないか。この度、EU発の新シリーズで再発売となったということは、ある程度の固定ファンがいるということだろう。名古屋での録音だが、わりとオン気味のバランスで、直接音がクリアで、適度な潤いもあって、重量感がある。なにより、あの当時独特のマゼールの細部を透かし彫りにしたような内声部の表出は他の演奏にはみられないものだし、低弦が綺麗に分離して聞こえ、金管もきっちり鳴ってくれるのは、録音のせいだけではなく、マゼールだからだ。オケが手を抜いておらず、本気を出した時のマゼールは凄いぞと思わせる何かが、この録音からは伝わってくる。カルロス・クライバーの有名な演奏のような「勢い」ではなく、「どっしり」とした安定感の中に、マゼール独特の疾走感もあるという見事なものだ。マゼールがBPOの音楽監督の地位に拘っていたのは、音楽ファンの間では周知の事だが、それはポストカラヤンのBPOを手中に収めれば、彼の考えていた音楽が作れると思っていたからではないか。例えば、ベートーヴェンの交響曲の再録音とかである。マーラーの交響曲も、7番や6番あたりを、マゼールとあの当時のBPOで聴いてみたかったという思いは確かに残る。ただ、この「運命」に関して言えば、第4楽章のリピートがあればなお良かった。

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  • ★★★★★ 

    ウィルヘルム・フルトメンクラウ  |  神奈川県  |  不明  |  2011年06月25日

    なぜか、音楽雑誌等の評価はとても低いです。特に○○の友社の評論家どもからはまるで無視されています。リストにすらあがってきません。 演奏は爆裂で若いマゼールがパワーと情熱でウィーンフィルを鳴らしています。あれから何回もベートーベンの5番は生演奏で聞きましたがこの演奏を超えるものには今日まで出会っていません。情熱からすれば、この日のマゼールに相当するような若い指揮者もいますが、いかんせんオーケストラがついていけません。特に日本のオケではまったくの力不足です。  ただ、このCDに唯一評価を下げる点があるとすれば、演奏終了の残響が消えるまもなく「ブラボー」が連発されること。臨場感あふれると言ってしまえばそれまでですが、ちょっと残念です。

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  • ★★★★☆ 

    Yuniko  |  新潟県  |  不明  |  2010年08月28日

    1981年、当時高校2年生だった私が初めて買った「運命」のレコードがこれ。ソニーのマスターサウンドシリーズのLPだった。弦が軋みまくっているようなソリッド&ストロングな演奏に、「これぞ運命!」と一聴して参ってしまい、本当にすり切れてノイズ出まくりになるまで聴きこんだ。 1983年、当時大学浪人中だった私が、CBSソニーのCD発売記念の検証プレゼントに応募して当選したCDがこれ。「これが未来のレコードか・・・」と心躍らせながら聴いた感想は・・・「意外におとなしい音だな。こんな演奏だったっけ?」と、音響再生の新技術の結晶に少しガッカリした思い出があります。 さて、そんな思い出のCDが久々に復刻される。演奏なら星5つ、持っていて損はありません。録音は、1983年の初発売CDは、なぜかLPよりもこじんまりしたおとなしい音に感じたので星2つ。総合評価は復刻に期待をこめて星4つとしたが、結果はいかに? それにしても、マゼールのソニー時代の演奏の数々、どんどん復刻してほしい。フランス国立管とのオッフェンバック「パリの喜び」とかクリーヴランド管との「幻想交響曲」「英雄の生涯」「ドン・ファン、ティル、死と変容」「ベートーヴェン交響曲全集」とか。特に「幻想」「英雄の生涯」が廃盤だなんて、本気でレコード&CD界の損失だと思うよ。

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2009年05月07日

    1980年来日時のライブ録音、マゼールはこの時期頃から毎年のVPOを振ってのニューイヤーコンサートの常連の指揮界での位置付けになって行きます。しかし演奏面では若き頃バッハ等で聴かせたあの切り込みが次第に失せて来るのは寂しい感じでした。さて、「運命」の方、第2楽章を充分謡わせ、終楽章はテンポを揺らせた適度なキザミ・・合間を入れた聴ける演奏です。「未完成」の方は第1楽章反復し第1テーマから第2テーマへの移り際ホルンを長く引っ張るなど幾分長めのタイムにも拘わらず何か本曲の「憂い」らしき物は何処へ?

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  • ★★★★★ 

    一品大相國  |  神奈川県  |  不明  |  2007年07月20日

    ベートーヴェンは、私の中ではこの盤の右に出るものはない。LPで初めて聴いた時の感動は今でも忘れない。CDで聴いてもそれは変わらない。他の指揮者の盤を聴いても、必ず最後にはこの盤に戻ってくる。飽きやすい性格の私を、25年以上惹き付けて止まないほどの、魅力ある演奏だ。

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  • ★★★★★ 

    無名庵  |  東京  |  不明  |  2007年05月08日

    ベートーヴェンは非常に見事な演奏。駆け抜けるんでもなく、さりとて重くもない。オーケストラがうまいのはもちろんだが、指揮者の弦の扱いが緻密。クレッシェンドの掛け方もビシャリとはまっているし、どっしりと重量感すらあるフィナーレに向かっていく推進力と構成感もお見事。私にとってはこの曲のベストに推したい名演。これをライヴで聴いた人はかなり羨ましい。(シューベルトもポソポソしていて面白いが…)

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