弦楽のための協奏曲第3番 リンドベルイ&ノルディック室内管弦楽団
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Papachan | 北海道 | 不明 | 2013年08月30日
かつて第2楽章の「メスト」だけが、ヴェステルベリィ指揮スウェーデン放送響による交響曲第2番のCD(Swedish Society)に併録されていました。バーバーの有名なアダージョを大規模にし、甘い感傷を一切捨て去ったような感じのこの曲は「メスト(悲しげに)」どころか、涙も枯れ果てたような音の世界が、25分以上も続く壮絶な音楽です(もっとも、後のペッテションの交響曲に比べたらまだまだなのですが、当時の私は第2と第7、第8交響曲しか知りませんでした)。「全曲を聴きたい」と思ったのですが、その当時はまだ全曲の録音がありませんでした。やっとゴリツキ指揮ドイツ・カンマーフィルのcpo盤が出て、それに飛びついたのですが、どうも重すぎる演奏で、ヴェステルベリィ盤の鮮烈な印象までたどり着けませんでした。というわけで、このリンドベルィ盤には聴く前からかなりの期待を寄せていました。結論として、「メスト」の感動はヴェステルベリィ盤には及ばぬものの、全体としてみれば、ゴリツキ盤よりはかなりすっきりした優秀な演奏であると感じました。したがって、初めて聴く方でも、この曲の良さが十分に理解できると思います。推薦に値する演奏です。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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