6つのシンフォニア ホープリッチ&ナハトムジーク
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 2017年10月16日
JCBが1782年に47歳で逝った時 Sinfonieと題されたハルモニームジークが残されていたという わたしたちが知っている所謂Simphonieの編曲版ではないオリジナルだ 絶筆に近いものと考えられる ハイドン兄弟とほぼ同世代でありながら 69歳と77歳まで至った二人に比べて短い寿命を憾む ”6つのシンフォニア”が書かれた年 FJHは76〜78番のシンフォニーを書いていた 前年には”ロシア四重奏曲”と呼ばれる37〜42番の弦楽四重奏曲を書き上げている FJHが着々と交響曲や弦楽四重奏曲という新しい音楽形態を完成しつつある時 JCBの中では”Symphony”が歌劇らのOvertureやアンサンブルのSinfonieと垣根を隔てることができないでいた 短命を惜しむ以上に機運の皮肉を見た思いにたじろぐ 時代というものは皆同時には巡ってこないのだと知る 時間を共有していても人それぞれに別の空間を歩んでいるのだと JCBは偉大な父や兄の時代に囚われて出られない だが何処の馬の骨とも知れぬFJHは新しい時代を切り開いている このシンフォニアが美しいだけに残酷だ でもJCBが20年余命を得ていたらどうだったろうか お聴きになっては如何0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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