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ショパン (1810-1849)

CD エチュード集(24曲) メジューエワ

エチュード集(24曲) メジューエワ

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  • ★★★★★ 

    TOCHIPAPA  |  広島県  |  不明  |  2015年09月27日

    「吉田秀和さん、ありましたよ」そんな一枚です。   吉田秀和氏をして「これ以上なにを望みますか?」と言わしめたポリー二は、まさに「金字塔」と呼ぶにふさわしいものだ、とは思います。  90年代ころから、日本人にも、素晴らしいテクニックをもった若手がどんどん頭角を現らわし、ポリーニに引けをとらない技量を披露する演奏を、生やテレビ、FMやCDでだいぶ聴いてきました。 そして、たしかに「あれ以上は望めないのだな」と思って聞いてきました。 吉田翁が存命中に、このメデューエワを聴いたことがあったのかどうか。 わかりませんけれども、私には、「これ以上」のそれがあったのだ!と感激を抑えきれませんでした。 テクニックで見劣りということもまったくないと思います。  ほとんど「聴き飽きた」といってもいいような「革命」ですら、聴いていて鳥肌がたちました。   このCDを初めて聴く方、久しぶりに聴く方。 作品10を「革命」で聴き終えた後、CDを止めて30分ほどお休みをとったらいいです。  コンサートの休憩のように。 コーヒーでもワインでも、ウィスキーでもいいです。気分を変えて、そして作品25を聴いてみたらいかがでしょうか? エオリアンハープが天上の音楽のように聞こえてきませんか?  メデューエアはこの二つの作品を見事に弾き分けていると思います。 ごく最近までまったく注目をしたことがなかったこの女流ピアニストにハマってしまってます。

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  • ★★★★☆ 

    V.P  |  奈良県  |  不明  |  2011年04月18日

    ポリーニなどの演奏に比べれば、テンポも極端に早くなく、やや平凡な印象はあるものの、音符1つずつを大切にキッチリ弾いていることはうなずける。実際にショパンのエチュードを勉強するピアニストにとっては、良きお手本の演奏となろう。個人的には、「別れの曲」や「エオリアンハープ」など、もう少しメロディラインを強調した演奏が好みではあるのだが。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年01月09日

    メジューエワのショパンは実に素晴らしい。2006年のスケルツォ以降、ショパンを集中的に録音しているが、いずれ劣らぬ名演と高く評価したい。メジューエワのタッチは実に堂々としてしかも宝石にように輝いている。ショパンが記したスコアのすべての音符を一音たりとも蔑にしないアプローチは、メジューエワのショパンに威風堂々たる風格を与えているが、それでいて、音楽の流れはごく自然に流れ、女流ピアニストならではの繊細な詩情にいささかの不足もない。要は、我々聴き手がショパン演奏に望むすべての要素を兼ね備えているということであり、彼女の年齢を考える時、これは正に驚異的と言えるだろう。本盤のエチュード、冒頭の第1曲からして、大輪のひまわりのような華のある珠玉の音楽が展開される。第3曲の別れの曲の、後ろ髪を引かれるような絶妙な弾き方も見事であるし、第5曲の黒鍵の、一音一音が生き物のように息づいている生命力溢れる演奏は圧巻の迫力。第12曲の革命の超絶的な技巧には完全にノックアウトされるし、作品25の第10番以降の諸曲の幾分陰影の濃い、それでいて詩情溢れる美演は、筆舌には尽くしがたい素晴らしさだ。メジューエワは、まだまだ若いが、今後の前途洋々たる豊かな将来性を感じさせる一枚と言える。録音も鮮明で実に素晴らしい。

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  • ★★★☆☆ 

    M  |  愛知県  |  不明  |  2010年02月16日

    ショパンのエチュード集は一般論として高度な技術に耳慣れた現在の聴衆相手には難しい曲目ではないのか。というのも機械的完璧さでは40年前に達成されたポリーニの水準を明確に上回ることは困難だろうし、そうなると贅沢な耳が求めるものは音楽的内容というより例えばギーゼキングのような研ぎ澄まされたタッチの美しさだと思う。だがそれを達成するには余りに技術的困難を伴う曲集である。このメジューエワもDENON録音時代にはそのような事を多少なりとも満たしてくれそうなタッチの持ち主であったが現在はそうではない。OP25の一部で優れた音楽的表現もあるが全体的には平凡な印象。この人の音楽性が生きるのはショパンでもベートーヴェンでもなくシューマンだと思うしレパートリーが嵌まった時は華奢な容貌に似合わない巨匠的な資質も持ちあわせている。

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  • ★★★★★ 

    リカステ  |  兵庫県  |  不明  |  2010年01月26日

    数多くあるエチュードのCDにあって、アルゲリッチのような演奏でもなく、平凡な印象を受けるが、その変凡とも受け取られる演奏の中に、凛とした緊張を漂わせている。 録音も優秀である。

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  • ★★★★★ 

    風のクリスタル  |  兵庫県  |  不明  |  2010年01月24日

    最初から最後まで「自分の言葉」として語りかけてくる演奏。 黒鍵の最後、木枯らしの出だし、などで見せる間合いの取り方は 好き嫌いの分かれるところかもしれないが、熟考されたすばらしい演奏 だと思う。

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