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Grofe / Gershwin

CD Grand Canyon / Porgy & Bess: Kunzel / Cincinnati Pops.o

Grand Canyon / Porgy & Bess: Kunzel / Cincinnati Pops.o

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    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2012年07月27日

    ガーシュインとグロフェの作品演奏となればどうしてもアメリカ出身或いは活躍の指揮者にお任せするより仕方がなく「グランド・キャニオン」などは昔からオーマンディ、ドラティ等シンフォニー指揮者のみならず所謂クラシック・ポップス系指揮者としてフィードラー、スラトキン親子、ストロンバーグそして本盤のカンゼル等が各々優れた演奏盤を残しております。本盤収録分では先ず私も聴きはじめのガーシュインの歌劇「ポギーとベス」からの交響組曲「キャットフィッシュ・ロウ」という曲に注目しました。ガーシュイン自身の編曲らしく曲構成としては@「キャットフィッシュ・ロウ」、A「ポギー・シングス」、B「フーガ」、C「ハリケーン」、D「おはよう」といった副題のついた五曲から成っており本盤カンゼルが50歳の頃手兵シンシナティ・ポップスOを振った1983,1985年収録の演奏タイムはタイトル順に@7’46A5’13B2’04C3’35D7’17とタイムの手頃さと曲内容の気楽さとで充分楽しめました。第1楽章「キャットフィッシュ・ロウ」というのは「なまず横丁」という意味という事はさておき活気あるスタートで管楽器主体の単純なテーマが流れ次に切れ味の良いピアノ(担当はW.トリット・・・「ラプソディ・イン・ブルー」の名演もあるそうですが私は未聴)が後に続けます。そしてヴァイオリンの「サマー・タイム」メロディも挟まり静かに閉じられます。第2楽章は軽やかなバンジョー(担当T.ベレンス)が聞けその後親しみ易いメロディ弦がゆっくりと雰囲気作りをします。バンジョーと言えば個人的にはバンジョーに凝っていた学生時代の友人をすぐ思い出しました。それはさておき第3楽章は弦打楽器が忙しくフーガ的な動きを見せ最後はドンドンで〆ます。第4楽章は暫く穏やかに推移するもののやがて「グランド・キャニオン」に負けない位の迫力ある大音響で特に嵐の中で鳴り渡る鐘が何か風雲急を告げる印象を持ちました、最後の〆はちょっとシベリウス交響曲第1番を連想しつつ最終楽章は良きアメリカ的な大きい構えの音楽で途中民謡風なパッセージを噛ましつつ全体シャキッとさわやかにこの曲を閉じます。少し曲案内に終わったかもしれませんが取っ付き易い色彩感豊かな曲として(対抗馬の演奏も私は知りませんが)一聴をお勧めします。本盤のメイン曲である「グランド・キャニオン」(1983年?録音)は先のガーシュインの「ラプソディ・イン・ブルー」をオーケストレーションしたグロフェ作曲のもう曲としてはポピュラーなもので@「日の出」A「赤い砂漠」B「山道を行く」C「日没」D「雷雨」から成る大スペクタル曲でカンゼルの演奏は録音の立体感の良さも寄与した実におおらかなどちらかと言えばポップス寄りの感じでタイムは@5’09A5’19B8’00C4’41D7’37とペースとしてはやや後半がテンポアップしている感じもありますが顕著ではありません。第1楽章のホルン等管楽器強奏の割には若干重みが伴って来ずこれも特徴的な処?第3楽章のスタート時の少し深刻なヴァイオリンソロから一転ロバのいななきに模されたクラリネットその他管打楽器がコミカル的で面白かったです。管ファンファーレでスタートする第4楽章はスケール大きくテーマをロマンチックに展開するのにアメリカ映画サウンドの様に引きずり込まれました。最終楽章は遠雷から始まりますが次第に迫力を増して聴き応え充分です・・・ただ実録雷鳴分が別に抄録されているだけに少し「立場」が微妙に・・・。正式な以上の演奏に続いて本盤ではプラスアルファとして虫の鳴声・遠雷(1’02)と正式演奏と同タイム(7’37)で実録のユタ雷鳴それもドライサンダーを加えた第5楽章が追加されておりここが本盤のセールス・ポイント・・・とにかく凄い迫力・・・流石本物の雷鳴・・・梅雨明けの関西でも異常気象なのか空にわかにかき曇りすさまじい雷が鳴る事しばしば・・・で実にリアルでもうこうなったら音を楽しむ別の「音楽」を味わえるのが特徴なのでしょう。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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  • ★★★★☆ 

    盤鬼hmv11  |  福岡県  |  不明  |  2011年10月11日

    ’83〜’85年にかけての収録、BEはJ.Renner氏。ほぼ同時期(’82)J.Dunkerley氏により収録されたドラティ/デトロイト響(Decca)を愛聴しているが、総体的に見て後者に一日の長が有ると思える。Telarcではロケ地・スタッフは勿論のこと使用した機材に至るまで詳しく記載しているが、先進性を謳う同レーベルならではの自負心の表れであろう。とは言え、再生環境との相性も有るとは思うが少々硬質な響きが気になる。見通しの良さは共通しているが、前後左右の広がりや空気感に今一歩のもどかしさが拭えない。会場をそのまま切り取ったかの様な雰囲気はDecca盤の方がやや抜きん出ている、というのが小生の感想である。演奏も前者デトロイト響の方が好ましく思えたのでこちらは星四つに止めたい。しかしながら、あくまで僅差であり高レヴェルでの比較なので誤解のないように。

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  • ★★★★★ 

    チェロ森  |  広島県  |  不明  |  2009年08月09日

    雨を伴わない雷、いわゆるドライサンダーを求めて、長期間アメリカの荒野を走り回って収録した効果音が圧巻。しょぼいオーディオ機器では絶対に再生不可能、数ヘルツの非常に低い周波数の音も結構入っているので、調子こいて音量を上げると(とくに遠雷の部分)、ウーハーを破壊してしまう可能性もあるので要注意です。録音はテラークなので、文句なしに最高。指揮者とオケはマイナーかもしれませんが、演奏も美しく破綻もなく楽しめます。効果音を嫌う人もおられますが、そんな人のために効果音なしのトラックも収録されています。1812年の大砲とともに、オーディオファンなら必携のCDですし、最初の大峡谷CDとしてもお勧めできるものです。 オーディオファンといっても真空管とか欧州製スピーカー所有者より、いわゆる長岡教信者にお勧めです。バックロードホーンスピーカーでボリューム12時くらいにセットして何度も”ドカーン!!”と雷鳴を再生していると、間違いなく警察に通報されると思います。日本語版は既に入手できなくなっています。

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  • ★★★★★ 

    heaevnly  |  福井県  |  不明  |  2006年01月10日

    「グランドキャニオン」の終曲では本物の雷鳴が収録されており、これがまた実にうまく曲にはまっています。録音も非常に優秀。演奏はいい意味で力の抜けた演奏で、安心して身を任せられます。

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