夫婦茶碗 新潮文庫
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boggie999 | 神奈川県 | 不明 | 2021年04月17日
町田氏は「どうでもいいことに命を懸けているろくでなし」を書かせたら日本で右に出るものがいないが、それを極めている作品が本書だ。 特に「人間の屑」の坂本清十郎にはついついエールを送りたくなるくらいシンパシーを感じる。堕落を極めた人間を言うのはこんなにもすがすがしいものなのかなぁ、とよからぬ賞賛を送りたくなる。 表題作も秀逸。 メルヘンを書こうと無駄な遠回りを続ける主人公のサマがナイスだ。ベリークー!0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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れんと | 三重県 | 不明 | 2010年03月28日
パンクロッカーだった著者が書いた駄目人間小説。改行が少なく、句読点が多いのでパッと見読みにくそうなのですが、独特な言い回しとリズム感でスラスラ読めます。通学中、電車の中で読んでたら余りの面白さにニヤニヤしてしまって、周りのヒトに白い目で見られました笑 ストーリー展開が面白い、とかじゃなくて、何だかもう言葉が面白い。小説でここまで笑わせられるのって凄いと思う。「夫婦茶碗」も「人間の屑」も両方、主人公がどうしようも無い駄目人間なんですが、読んでいる内に段々愛しくなってくるから不思議。読んだ後は、「こんな大人にはならないように気を付けよう…」と強く思わされます笑0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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