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マーラー(1860-1911)

CD 交響曲第6番イ短調『悲劇的』 ハイティンク&シカゴ響

交響曲第6番イ短調『悲劇的』 ハイティンク&シカゴ響

商品ユーザレビュー

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    てつ  |  東京都  |  不明  |  2017年01月14日

    これは恐るべき名演ではないか。あまた名盤は多く、情念美演派と構造明晰派に大別できたと思うが、ハイティンクはこの二つを両立させた。一言で言うとどっしり構えたテンポで全ての声部をしっかりバランス取りながら、なおかつマーラーの情念美を描き切った演奏。もしチェリビダッケがこの曲を演奏したらハイティンクのこの演奏のような表現を目指すのではないか、とすら思った。小生バイエルンとのブルックナー5番を聴いて、「美に流れすぎ」と思っていたので、ここまでハイティンクが構造側に舵を切るとは思っていなかった。無知を恥じるし、ハイティンクという指揮者を代表する名盤だと申し上げるのになんの躊躇いもない。また、これだけの要求をこなし切ったシカゴ響も凄い。このオーケストラは、書道で言うと「楷書」的アプローチの上に音楽性を要求する指揮者の下で最良の演奏をする。通常CDでの感想だが、SACDだったらもっとすごいのかな。これ以上クリアになると逆にバランスが崩れるような、そんな気もした。確かに3楽章が白眉だが、小生は4楽章も「よくぞここまで頑張った」と賛辞を送りたい。

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  • ★★★★☆ 

    kiyokaane  |  石川県  |  不明  |  2011年04月06日

    2009年来日公演で聴きました。いや〜〜!今でも鮮明に覚えています。あの音、そしてハイティンクの姿!!ホントに素晴しかったな!!! 3楽章の最後は神がかっていた!弦楽器のメロディに他の楽器の音色がミックスし、頂点に達した瞬間!・・・忘れられません。。。そして、4楽章のハンマーで完全に打撃! このCDは、あの感動をすべて伝えるに至ってませんが、思い出すために、今でも聴いてます。 ちなみに、ハイティンク様、ピッチカートで終わる最後の一音、左手が小刻みに動いてました。その静寂後の大拍手、やっぱり思い出すな〜〜。

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  • ★★★★★ 

    自分なり  |  神奈川県  |  不明  |  2010年11月22日

    マラ6は何枚か持っていますが、僕が持っている中ではこれが最高の一枚です。聞くときは毎回、感動をというか、それを通りこしたショックに近い状態を感じないではいられません。他の盤では味わえないものです。それ故、余程の時でなくては聞きませんが。音量が少し小さめなので、大きめで聞かれることをお勧めします。

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  • ★★★★☆ 

    avanti  |  NETHERLANDS  |  不明  |  2010年07月30日

    ハイティンクとシカゴ交響楽団によるマーラーも3番を皮切りに,1番,2番,6番がリリースされてきた.契約が打ち切られて頓挫してしまったベルリン・フィルとのマーラー・チクルスで収録された6番の後にも,フランス国立管弦楽団との6番がリリースされていることから推測できるように,ハイティンクにとってマーラーの交響曲の中でこの「悲劇的」は得意の曲なのかもしれない.シカゴ交響楽団にとっては,久しぶりのマーラーのはずで,奇をてらう解釈を排するハイティンクが,まばゆい音の響きを特色とするシカゴ響に対して,どのようなアプローチをとるのかが興味深かった.優秀な録音にも助けられ,音響的には申し分ない演奏だ.抑揚の効いたマーラーで,3楽章も過度に歌わせすぎず,フィナーレも淡々と進んでいく.金管が時々歌いすぎるような箇所でも手綱を締めているせいか,オケがシカゴ響であることを忘れてしまいそうな演奏だ.ハイティンクとシカゴ響とのコンビも残念ながら終りをむかえるようで,結局,このオケともマーラーのチクルスは完結しそうにない.ドレスデン時代に聞いてみたかった曲目でもある.

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  • ★★★★★ 

    山形の髭熊  |  山形県  |  不明  |  2009年12月13日

    SACDによる新録音ライブ録音ということで期待して購入しました。LSOとのべートーヴェン全集の演奏と録音の優秀さはSACD盤であることから容易に推察され期待どうりでした。1989年録音のベルリンフィルとの録音を愛聴していましたが、あらたな愛聴盤登場です。ベルリンフィルとの録音に比べて、8分20秒ほど演奏時間が長くテンポも遅めかと思ったのですが、マーラーが細かく楽譜に注意している演奏上の指示をかなり忠実に守った演奏のように思えます。マーラーの指示はドイツ語によるものでかなり細かいので、ドイツ語圏の指揮者に優れた演奏が多いと思います。、アメリカのオーケストラの演奏も多聞に漏れずドイツ語圏の指揮者あるいは、ドイツ語圏の大学等で学んだ指揮者に優れた演奏が多いのは気のせいでしょうか。この演奏の表記に‘TraJic’“悲劇的”と記載がないのは不思議でしたが、表記にとらわれない新しい解釈とも理解できるような新鮮な演奏とも言えるかもっ知れません。この演奏からは、厭世観といったマーラーについてよく言われているような感覚はあまり感じられません究めて純音楽的解釈として受け止められます。繰り返し聴いても飽きない演奏だと思います。

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  • ★★★★★ 

    uso-800  |  神奈川県  |  不明  |  2009年08月02日

    この演奏をサントリーホールで聞きましたが、まさに圧巻でした。 シカゴフィルならではの厚い低弦の響き、輝かしいホルン、どろどろした情感のマーラーではなく、ひたすら音楽としての美しさを表現した演奏だと思います。このCDはその生演奏の雰囲気を良く伝える名録音だと思います。 しかし相当性能の良い装置でないとこのCDの録音をうまく再現することは できないはずで、その意味ではオーデイオマニアにも絶好のCDと言えるでしょう。もう一度来日して同じ曲を演奏してくれるならどんなに無理をしてでも もう一度聞いてみたいです。

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  • ★★★★★ 

    雁之介  |  大阪府  |  不明  |  2009年03月12日

    「悲劇的」は勝利の曲だと思ってます。この演奏は特にそうです。第三楽章が傑出してますよね。映画とか小説だと時間の流れが前後しますが、音楽はなかなかそうは解釈しない。でも、本当のクライマックスはアンダンテ・モデラート。(だからそれが第三楽章に賛成)大きな夕陽の沈む永遠の安息世界。第四楽章はそれを勝ち取った(守り抜いた)戦いの壮大なフラッシュバック。負けたんじゃないと思わせてくれる演奏。

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  • ★★★★★ 

    nvola  |  神奈川県  |  不明  |  2009年03月10日

    2月1日の来日公演も聞きました。本当に完璧な名演で、それと聞き比べてもほとんど遜色なく実に完成度の高い演奏が堪能できます。 ここまでじっくりと繊細に、美しく響かせるのは中庸の巨匠ハイティンクだからこそと思います。

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  • ★★★★★ 

    なかじぃ  |  不明  |  2009年01月14日

    第3楽章アンダンテが最高に美しい。これだけでも聴く価値ありです。 ただ第三番ほど録音は生々しくない。全体的にマイルド。

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  • ★★★★★ 

    エリート  |  東京都文京区本郷  |  不明  |  2008年07月18日

    最高。くだくだしい評価を下すことは控えたい。とにかく 一聴あれかし!

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  • ★★★★★ 

    1970  |  愛知県西尾市  |  不明  |  2008年06月19日

    Bernstein以後の、最っとも納得できるMahler。Haitinkは先年のSKDとの来日も素晴らしくこんなMahlerを実演で聞いたら素敵ですね。しかし、VPOとBPOとの、Bruckner、Mahlerのシリ−ズが中断されたのは、大変に残念です。人類の遺産になったでしょううに。

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  • ★★★★☆ 

    恐怖のタヌキ男  |  地球  |  不明  |  2008年06月05日

     ハイティンク師匠、見事なマーラーで、バーンスタインより遅いテンポでマーラーをロマンティックに描いており、ブーレーズの対極に立つ、壮大な名演です。ハイティンク、ベルリンで再録音できなかったマーラーの9番をシカゴとCDにして欲しいです。

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  • ★★★★★ 

    ま〜さん  |  東京都  |  不明  |  2008年05月30日

    ゲルギエフ盤の後、乗りかかった船でこれも購入。テンポが全く違う!指揮者の解釈でここまで音楽に多様性が出てくると、逆に痛快になってくる。じっくりと聴き込める演奏だ。それと録音だが、打楽器群はゲルギエフ盤ほどクリアーではないが、ホールの響きを味わうことが出来る。メジャー・レーベルが過去の音源の焼き直しで精一杯なのに対して、オケの自主制作盤の充実が目立ってきた。

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  • ★★★★☆ 

    Abbadian  |  東京都  |  不明  |  2008年05月29日

    正に異色の名演。最近のハイティンクは本当に面白い。老境に達し「優等生」をかなぐり捨てたかのようだ。SKDとの正統的「ブラ1」があると思えば,フランス国立Oとの冷たい炎のような「マラ5」に,音楽が沸点に達しているLSOとの凄絶な「爆演ベートーヴェン」もある。何じゃこりゃ!?そしてそのベートーヴェンの対極にあるのが今回の「マラ6」。激情も興奮も慟哭もなく,寒色系の音で織り上げた緻密なハーモニーが音楽の本質を衝く演奏だ。こんな演奏ができるとは思わなかった。ライナー時代以降,シカゴの強烈なブラスと弦が,これ程有機的な合奏を聞かせたことがあっただろうか?

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  • ★★★★☆ 

    徳力  |  東京都  |  不明  |  2008年05月14日

    じっくりと噛み砕いたテンポ設定で粛々と進む。遅すぎとは思わないが耐えらる範囲。マーラー指揮者として実績があるハイティンクだから許せる。旧盤フランス国立管も愛聴していたが、こういう演奏も良いですよ。クラシック音楽鑑賞の醍醐味は究極のところ聴き比べである。同じ時期に発売された同曲ゲルギエフの快速テンポと比較すれば、初心者でもコレクターでも存分に楽しめるだろう。

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