In Stockholm
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一般人小龍 | 茨城県 | 不明 | 2010年04月27日
ストックホルムに「楽譜」という唯一の「共通言語」を携え、乗り込み、 あえて「オリジナル曲」中心で、現地ミュージシャンと邂逅したライヴ盤。 One Night Standでありながら、テナーサックスのKarl-Martin Almqvistは 「in the night watch」で様子を伺いながらインし、中盤には完全に西山瞳の世界観 を理解。「Bye for Now」「Giraff’s Dance」では見事に寄り添う。 特にお勧めの、朝もやが立ち昇るような「管楽器入りのBye for Now」は、 現時点のCD音源としては、本作でしか味わえない。 ピアノトリオの「Sakira」と「You’re Not Alone」もイイ。 「You’re Not Alone」の”You”は”ビル・エヴァンスを指す”というのが定説だが、 初の海外ライヴに臨む「西山瞳自身」を勇気付けるための選曲だったのではないか。 自己の足跡を振り返りながら、深く内観し、「You’re Not Alone」と言い聞かせながら、 噛み締めるようにプレイする音は、潔く、凛としている。 異国の地で、言葉の通じないオーディエンスの反応を、自らのプリミティヴな領域 で確認しながら「自己の楽曲」を信じ、弾き抜けた「西山瞳の息遣い」が感じられる 一品である。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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きむら | 千葉県 | 不明 | 2010年04月27日
コンポーザー・ピアニスト「西山瞳」の2007年スウェーデン、ストックホルムでのライブ盤。 4曲目の「Carrying You(君をのせて)」以外、西山瞳のオリジナル曲であり、なじみ客のいないストックホルムでのライブであることを意識してか、「By For Now」「Sakira」「You’re Not Alone」等、繊細で美しいメロディラインの曲を中心に選曲している。 「ジャズ」というジャンル、あるいは「○○派」なるカテゴリーづけにとらわれず、理屈や薀蓄を忘れて頭をからっぽにして聴いてもらいたい1枚であり、「西山瞳」の入門用としてもお勧めできる。 しかし、ここに納められているものが西山瞳の全てではなく、ほんの一面に過ぎない、ということも覚えていて欲しい。 たとえば、メジャー4作目の「パララックス」、できればライブに足を運び生で彼女の演奏を聴いてもらいたい。 そのことにより、西山瞳の懐の深さ、才能の豊かさを感じて頂けると思う。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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notjin | 大阪府 | 不明 | 2010年04月15日
初のライヴアルバム。「By For Now」「Sakira」「You Are Not Alone」とこれまでのアルバムの中でも特に美味しい曲を又違うバージョンで聴けちゃいます。「You Are Not Alone」は本当ビル・エヴァンスに聴いてもらいたくなっちゃいます、いいですね〜スタジオ録音よりこっちの方がいいかも。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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はると | 奈良県 | 不明 | 2010年03月31日
ストックホルム グレンミラーカフェで録音された初のライブ盤です。ライブハウスならではの臨場感、西山瞳さんの息づかいまで伝わってくるような作品です。オリジナル曲をカルテットという形で演奏。「SAKIRA」(デュオ)「Carrying You(君をのせて)」(トリオ)と日本人としてのジャズのあり方を大切にしている西山さんらしい選曲が続きます。ラストの「You are not alone」はストックホルムジャズフェスティバルでの演奏だと思われますが、スウェーデンの柔らかく暖かい風を感じます。遠い地での彼女の無事と成功を祈っていた私は、後日これを聴き、最後の拍手のところで涙があふれました。このアルバムでしか味わえない観客と共に作られた空気感だと思います。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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放浪カモメ | 東京都 | 不明 | 2010年03月31日
ストックホルムでのライブを収録した西山瞳さんの3枚目のCD。 ジャズの面白さはライブが一番!と思っているので、なかなかライブに行けない時に、よく聴くCDの一つです。 前2作からの5曲と久石譲作「君をのせて」を演奏していますが、共演者・観客に触発されて、どのような演奏になっていくかが聴き所です。 SAXによってオリジナル曲の新たな一面が引き出されていく様も興味深いのですが、「君をのせて」やバラード曲での、会場の空気が一つになるにつれて、より情感溢れる演奏が展開されていく様子には、ジャズの、そしてライブの醍醐味を実感します。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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アキ | 東京都 | 不明 | 2010年03月30日
ピアニスト&コンポーザー西山瞳の3rdアルバム。 前作「Many Seasons」制作時に訪れたストックホルムでの録音です。 1〜5曲目はグレン・ミラー・カフェ、 6曲目はストックホルム・ジャズフェスでのライブ録音。 このアルバムには、前2作には含まれていない「君をのせて」が収録されていますが、 この点もこの作品の魅力のひとつでしょう。 ストックホルム3部作を締めくくるライブ盤ということもあり貴重な一枚です。 前作・前々作と共にどうぞ!2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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内田(HARU | 兵庫県 | 不明 | 2010年03月29日
西山瞳さんの3作目は待望のライブアルバム。 しかし、バリバリブリブリと弾きまくるようなライブではなく、静かに、そして穏やかに、時にスリリングに聴く者の周囲の空間を音で満たしてくれます。 特に3曲目、SAKIRAから本作中唯一のカヴァーである4曲目Carrying Youへの流れは出色の出来だと思います。 5曲目のGiraffe’s Danceはまさにキリンがその長い首を左右に振り回しながら踊っている様を目の前に浮かび上がらせてくれます3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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M.O.B. | 神奈川県 | 不明 | 2010年03月29日
新人ピアニストが3作目にして、スタンダード曲を1曲も含まず、6曲中5曲が既に発売されているCDに収録されているオリジナル曲でライブ盤を発売すると知った時には、「随分と大きな冒険をするものだ」と感じたが、実際にこのCDを聴いてみると、それが杞憂であったことがすぐに分かった。 本ライブ盤では、テナーサックスが加わったことで、既発表の楽曲に新しい息が吹き込まれ、全く新しい切り口で楽しめる。 ここからも彼女が書くオリジナル曲のメロディラインの美しさ、楽曲として完成度の高さが改めて分かる。 収録曲中、唯一のノンオリジナル曲は久石 譲作の「君をのせて」(宮崎アニメ『天空の城ラピュタ』より)であるが、実に上手く自分のものにしている。 あたかもオリジナルの一曲であるかのごとく、自然に心にしみこんでくる。 ライブ録音ならではの緊張感はもちろん楽しめるが、私にとっては、じっと静かに聴き入ってしまうライブ盤である。 夜、このCDを聴きながら、目を閉じて、バーボンのグラスを傾けていると、ライブハウスの片隅の席で実際に演奏を聴いているかのような、心地よい錯覚に陥るのである。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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和三盆 | 大阪府 | 不明 | 2010年03月28日
西山瞳さんのメジャー3作目はストックホルムジャズフェスティバルのライブ盤。 既出の二作からの選曲に加え、日本を代表する作曲者と言っても過言では無い久石譲の「君をのせて」をカヴァー。 このカヴァーとバラ−ド3、6が素晴らしいです。他にSAXが入ってアドリブを堪能できる長尺の1、5など。あまり細かく考えず自由な演奏に身を任せてみては如何でしょうか。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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たか | 東京都 | 不明 | 2010年03月28日
彼女のライブには何度か行ったことがあるのですが、このアルバムにはライブ独特のノリであったり、会場が高揚してくる熱気が、よく出ていると思います。異国の地で、言語の壁を乗り越えてしまう音楽という共通の言語の偉大さを体感できる貴重なアルバムです。1曲目の「In the Night Watch」は、サックスが加わることで、「CUBIUM」に収録されたバージョンと印象がガラッと変わっていて、その違いが楽しいです。3曲目の「SAKIRA」という曲は、「Many Seasons」にも収録されていますが、美しく、せつないワルツで、このライブバージョンのテイクの方が、好きです。4曲目、「天空の城ラピュタ」で有名な「君を乗せて」は、このライブ盤でしか聴けないアルバム未収録曲ですが、何度、聴いても、ココロが澄み渡りますね。サビの部分でグッときちゃいます。ラストの「You’re Not Alone」はせつないバラードで、「CUBIUM」に収録されてますし、何度かライブでも聴きましたが、このテイクのせつなさは格別です。遠く離れたストックホルムで独り、外国人プレイヤーに囲まれての演奏で「独りじゃないよ」って気持ちが強く出たのかもしれません。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Tohru_T | 神奈川県 | 不明 | 2010年03月19日
数回聴いた後は半年以上もラックの肥やしと化してしたCD。ライブだから多少荒削りなところは目をつむるとしても、はっきり言って聴くに耐えるのは、あとオマケでくらいだろう。純粋に曲だけで判断して星2個、気持ち的には1個としたい。 は屋外で条件もだいぶ悪かったと聞くが、このテイクの美しさはスタジオ版を凌駕して余りある。これが含まれていたのがせめてもの救い。は曲調の親しみやすさに加えてベースのがんばりが印象的。 一方では、この1曲だけで作品全体の印象を貶めるほどのそのお粗末さに閉口した。「Many Seasons」の「Hermitage」と同じ罠に陥っている。音だけなぞればカバーになるというものではないだろう。原曲や映画の趣旨を鑑みれば、この演奏はありえない。デパートやスーパーのBGMだってもう少し情趣がある。やは、「これ何のフリージャズ大会?」という感じで、私の耳にはほとんど音楽には聞こえない。ピアノのつまづきも目立つ。もともと曲芸チックで好きな曲ではなかったが、端正さを保っているスタジオ版のほうがまだマシだ。 パート別に見れば、ミュート不足でボゴンボゴン言いすぎの太鼓もさることながら、サックスの音が気になる。などはまるで尺八のようで心もとない。もっとメリハリのあるタンギングが欲しい。ピアノもライブハウスのほうはあまりいい音ではない。 しかし何よりイラっときたのは、アルバムタイトルがベタでまんまの割に解説文が濃すぎること。いくら仕事で書いているとはいえ、よくもここまで臆面もない美辞麗句で紙面を埋め尽くせたものだと「正直絶句」した。CDそのものよりも、むしろこちらのほうが現代詩的なコラージュのアートを感じさせる。名門ライブハウスを超満員にしたという売り文句も確かに聞こえはいいが、収容人数が40人程度と知って呆れた。それってどこの新聞の印象操作かと。日本人初とか地元新聞の大絶賛とかいう宣伝も、わざとらしいピンボケのジャケット写真も、すべてが利益優先の営業戦略の一環と思えてきてシラけてしまった。 そんなわけで、コマーシャリズムの産物とも言うべき本作は、過去4作中最低の駄作である。これから西山瞳を聴いてみたいという人には、入手は難しいと思うが自主制作盤の「I’m Missing You」をお勧めしたい。その後で興味があれば本作を聴いてみるといいだろう。その音楽性の乖離がよくわかる。ただし、正規価格で購入するほどの内容ではないことだけは強調しておく。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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