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西村 朗(1953-)

CD 光のマントラ、他 秋山和慶&東京交響楽団、他

光のマントラ、他 秋山和慶&東京交響楽団、他

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    Tantaky  |  長野県  |  不明  |  2014年09月12日

    西村作品をお手軽に聞ける最良の1枚です。3部作最後の「光のマントラ」はついに女声合唱を投入して描く絢爛豪華な音響世界の集大成的作品です。氏の作品はだいたい20分くらいですが、この「光のマントラ」は30分もかけており、中だるみや希薄さを感じるときが多々あります。1ファンである私でもなかなか手に取る機会の少ない作品です。そういえば、あの「光の雅歌」という本では3部作という言い方をしていませんでした。その一方で「太陽の臍」は傑作です。再録される当盤が出るまで、以前に収録されていたCDを手に入れる為、ありとあらゆる所へ問い合わせ、メーカーであるカメラータトウキョウまで問い合わせても手に入らなかった思い出があります。冒頭の緊張感からさまざまな音響のドラマ、篳篥のもつエネルギー、聞いていて飽きのこない20分が過ごせます。宇宙や地球の創成が裏テーマであるそうですが、それを意識して聞いても面白いです(意識しなくても面白いです)。篳篥=人間、木管=他の生命…、それらが織りなすヘテロフォニー。現代音楽における実験的な音響は、ある意味でそれぞれ独立しており、音響そのものを表現することが目的になってしまっている作品が多々あります。音響それ自体に物語性を盛り込み、連続性を持たせて統一感のある作品を仕上げたことに、この作品は価値があると思いますし、時代を経ても色あせない魅力が存在するのだと思います。初期西村作品で「2台のピアノと管弦楽のヘテロフォニー」と双璧をなす傑作です。なお、ブックレットに追記された自身の説明は蛇足に感じます。余録の「タパス」もファゴットの妙技とリズムの祭典的作品で聞き手を飽きさせません。

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  • ★★★★☆ 

    ユローヂィヴィ  |  大阪府  |  不明  |  2011年07月12日

    いまやN響アワーの顔である西村朗。 テレビで見る柔和な人柄からは想像しにくいが、音楽はとても熱い。 音楽で光や色彩は表現されていても、これほどまでに温度を感じさせる作曲家はかつていなかったのではないか? 東南アジアのもつ熱さ、頭上からも大地からも沸き上がるエネルギーを音楽に感じる。 ある種ガムランが持つようなトランスを引き起こすような強烈さを持った強い音楽だ。 しかもそれらはけして騒々しいものではないのにこれだけの強い印象を与えるのだからすごい。 曲を聴いてから作曲家による解説を読んだが、作曲の意図が聴く人に明確に伝わっていることが確認できた。 『太陽の臍』では篳篥が雅楽の曲で響かせるときの音よりも何倍も力強く聴こえ、楽器としてはいわば兄弟である中近東のチャルメラのように聴こえた。 彼の音楽はアジアの音楽語法の流れを見事にくみこんだ稀有なものといえるのではないか。

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  • ★★★★☆ 

    ゆーた  |  京都市  |  不明  |  2007年12月15日

    演奏のよしあしは評価できないが、彼の主要作を安価で聴けることはすばらしい。 曲自体もすばらしいもので、決して現代音楽はクズではない、そして日本にもいい作曲家がいるのだと再認識させられます。

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