『モーゼとアロン』 ニックラー演出、グルントヘーバー、モーザー、ガッティ&ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団(2006年 ステレオ)
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村井 翔 | 名古屋 | 不明 | 2007年12月04日
作曲者のト書きたるや「四人の裸の乙女が犯され、殺される」など、当世でもそのまま演じるわけにはいかぬ指示だらけ。この演出では金の子牛に代わって舞台中央に置かれた大きなモニターに映像を映すことで、うまくこの難題を回避している。民衆が宗教に求めたのは脆弱な自我の補強だったという寓意はいささか露骨だが、まさにその通り。主役二人がそれぞれ本物のバス、生粋のヘルデンテナーでないのが惜しいが、難解なスコアを鮮やかに解析してみせた指揮、合唱団の健闘も含めて、先般、日本で演じられたムスバッハ演出より遥かに上出来。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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