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モーツァルト(1756-1791)

CD モーツァルト:交響曲第40番、第41番 カール・ベーム

モーツァルト:交響曲第40番、第41番 カール・ベーム

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    一人のクラシックオールドファン  |  Hyogo  |  不明  |  2012年11月19日

    もう本盤レビュー欄に皆さんが書かれている通りで私も本演奏別盤で最高ランクにしております。まぁ、LP時代第40番、第41番を聴きだしてからのつきあいなのですが、ベーム/BPOの所謂モーツアルトの後期交響曲集というものは現在リリースされているCDを聴き通しますと演奏は決して「華」はないけれどもむしろ微妙な重厚さが「飽き」の来ないスタイルを収録当時早々に確立してしまったような感があります。第40番、第41番に限って見ても本盤演奏以前にもいろいろベーム指揮の演奏(後述メモ参照)は残っていますが私達が容易に聴ける後年1976年VPOとの演奏とどうしても比べてしまいます。本盤の1961年頃の収録は張りのあるBPOの音と何よりまだ若い60歳代後半のベームの指揮のもので先の比較を経ても一つの密度が濃く押しの強い代表盤としての位置付けは不動のものと私には思えます。第40番の方から見ますとタイム的には本BPO盤は@8’26A8’05B4’46C5’03に対してVPOとの新盤は@8’54A8’03B5’07C4’57となっております、演奏印象が少し異なった第1楽章もこうしてチェックしますとタイム的には左程の違いはないのですね。第41番の方はベームの美質がしっかりしたリズム感をベースに両盤共展開されておりタイム的には本BPO盤は@7’38A7’40B5’24C6’25に対してVPO盤は@8’02A7’40B5’39C6’49とこれもほぼ同じで第1楽章がっちりした構築物の造形美を窺わせ最終楽章も然りです。聴く者の勝手で一長一短ならぬ一好一嫌でチョイスも付きまとわざるを得ないこともありますが全体としては本盤演奏は座右に置いて永く聴かれてしかるべきものでしょう(高品質化もプラス要素)。なお、この二つの交響曲で今あげたBPO,VPO分以外のベーム録音盤で私の分っているものをメモしておきましょう。第40番→1955年ACO(タイム@7’41A7’46B4’50C4’49)、1974年シュトゥットガルトRSO(同@8’19A7’46B5’03C4’48)、そして第41番「ジュピター」→1942年SKDO(同@7’56A9’21B5’10C6’04)、1943年VPO(同@8’02A9’29B5’11C6’04)、1949年VPO(同@8’08A8’24B4’27C6’37)、1955年ACO(同@7’33A7’38B5’24C6’15)といった具合です。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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    工房の音  |  神奈川県  |  不明  |  2011年07月30日

    大オーケストラを堂々と鳴らした往年の名演.こせこせしたところのない正攻法の横綱相撲といったところで,もうこうした演奏を聴くことはコンサート会場では期待できない. 音質を既発売のOIBPのSHM-CDと比較すると,音の厚み,密度,しなやかさなどの点でSACD-SHMに軍配があがる.今回は2011年DSDマスターで,そうです,やっとやってくれたよねユニバーサルさん.

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  • ★★★★★ 

    らすく  |  東京都  |  不明  |  2011年07月25日

    素晴らしい出来。 この音匠SACDは、アナログマスターからのダイレクトDSDマスタリングにこだわり、わざわざDSDマスターから製作されたもの。 低域の深み、音の厚みがあり、耳につく様な音は皆無。 従来のCDでは無しえなかった最高のメディアとなっている。

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年07月23日

    ベームは独墺系の作曲家を中心とした様々な楽曲をレパートリーとしていたが、その中でも中核を成していたのがモーツァルトの楽曲であるということは論を待たないところだ。ベームが録音したモーツァルトの楽曲は、交響曲、管弦楽曲、協奏曲、声楽曲そしてオペラに至るまで多岐に渡っているが、その中でも1959年から1960年代後半にかけてベルリン・フィルを指揮してスタジオ録音を行うことにより完成させた交響曲全集は、他に同格の演奏内容の全集が存在しないことに鑑みても、今なお燦然と輝くベームの至高の業績であると考えられる。現在においてもモーツァルトの交響曲全集の最高峰であり、おそらくは今後とも当該全集を凌駕する全集は出て来ないのではないかとさえ考えられるところだ。本盤におさめられた交響曲第40番及び第41番は当該全集から抜粋されたものであるが、それぞれの楽曲の演奏史上トップの座を争う至高の超名演と高く評価したい。第40番であれば、ワルター&ウィーン・フィルによる名演(1952年)、第41番であれば、ワルター&コロンビア響による名演(1960年)などが対抗馬として掲げられるが、ワルターの優美にして典雅な演奏に対して、ベームの演奏は剛毅にして重厚。両曲ともに、厳しい造型の下、重厚でシンフォニックなアプローチを施していると言えるが、それでいて、全盛時代のベームの特徴であった躍動感溢れるリズム感が、演奏が四角四面に陥るのを避けることに繋がり、モーツァルトの演奏に必要不可欠の高貴な優雅さにもいささかの不足もしていないのが素晴らしい。いい意味での剛柔バランスのとれた名演に仕上がっていると言えるだろう。ベームは、両曲を1976年にもウィーン・フィルとともに再録音しており、演奏全体としては枯淡の境地さえ感じさせるような深沈とした趣きの名演ではあるが、ベームの特徴であったリズム感が硬直化し、音楽の自然な流れが若干阻害されているのが難点であると言えなくもない。また、この当時のベルリン・フィルには、フルトヴェングラー時代に顕著であったドイツ風の重厚な音色の残滓があり(カラヤン時代も重厚ではあったが、質がいささか異なる。)、ベームのドイツ正統派とも言うべき重厚にして剛毅なアプローチに華を添える結果となっていることも忘れてはならない。モーツァルトの交響曲の演奏様式は、最近ではピリオド楽器の使用や古楽器奏法などによる小編成のオーケストラによる演奏が主流になりつつあるが、本盤のような大編成のオーケストラによる重厚な演奏を耳にすると、あたかも故郷に帰省した時のような安定した気持ちになる聴き手は私だけではあるまい。本演奏は、このように歴史的な超名演であるだけに、SHM−CD化やルビジウム・カッティングなどの高音質化への不断の取組がなされてきたが、今般のシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化によって、そもそも次元が異なる圧倒的な超高音質に生まれ変わったと言える。いずれにしても、ベームによる歴史的な超名演をこのような極上の高音質SACD&SHM−CD盤で味わうことができるのを大いに喜びたい。

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    ゆりぞう  |  兵庫県  |  不明  |  2011年07月20日

    この音源は(も)、CDでは絶対にアナログ・オリジナル(独DG・tulip)の味わいは望むべくもないと長い間あきらめていたが、ほぼその音質に匹敵するCDがあらわれた。オリジナルライクな、楽器間の「隙間」、音の「鮮度」、「湿り気」のある管楽器群、が大変気持ちよく、豊かな空間の広がりを感じさせる。先入観か装置の問題か、アナログレコードはもう少しごつごつ感があり、こちらの方がいささかスマートな印象。しかしこれは好みの問題。いずれにせよ、懐かしさに胸が熱くなる。古くからのクラシックファンにはたまらない1枚だろう。この調子で、ベームの田園や未完成、グレートなどもSACD化してもらえないだろうか。ブラームス1番が、今回エソテリックとだぶったりしたのがいささか残念でもある(エソテリックのSACDと本シリーズシングルレイヤーとのききくらべという新しい楽しみが提供されたとも言えるが)。  若い頃に戻ったかのように、「ベームのジュピター」を何度も繰り返し聴いている自分を、とてもうれしく思えた。

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    eroicka  |  不明  |  不明  |  2011年07月11日

    強い覇気と強靭なアンサンブル、独逸風のゴツゴツした重厚な響きと構成感が素晴しい。この頃のベルリンフィルは、カラヤンがシェフになって、サウンドが徐々にカラヤン風な明るく豊麗なものに変化しつつある時期だったのだが、モーツアルトの交響曲全集やセレナード集、ブラームス1番、英雄など、このころのベームの一連の録音は、後年のウィーン再録音と違った筋肉質な音楽を聴かせる。特にこのブラ1は、ライヴでないのに、激しい情熱がストレートに伝わり、聴くものを熱くさせる。スクエアで辛口な演奏だけに、「息苦しい」という批判が出るのも致し方ないが、この当時のベームの充実ぶりは、様々な演奏を幅広く聴きこんだうえで、筋金入りのリスナーになって再び聴いてみると分かってくるだろう。いまや過去の人になりつつあるが、我々、LP後期に育った世代には忘れじの巨匠であることには違いがない。SACDは値段が高いのが玉に瑕で既に所有している音源に関してはなかなか手が出ないが、60年代のDGの録音は質が高く、聞いてみたいような気はする。

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    一人のクラシックオールドファン  |  芦屋  |  不明  |  2009年02月01日

    LP時代第40番、第41番を聴きだしてからのつきあいなのですが、所謂モーツアルトの後期交響曲集というもので現在リリースされているCDを聴き通しますとベーム/BPOの演奏は決して「華」はないけれどもむしろ微妙な重厚さが「飽き」の来ないスタイルを収録当時早々に確立してしまったような感があります。一曲一曲他の演奏と比較すれば聴く者の勝手で一長一短ならぬ一好一嫌でチョイスも付きまとわざるを得ないこともありますが全体としてはベーム盤は素晴らしく座右に置いて永く聴かれてしかるべきものでしょう。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • ★★★★★ 

    一人のクラシックオールドファン  |  芦屋  |  不明  |  2008年10月25日

    LP時代第40番、第41番を聴きだしてからのつきあいなのですが、所謂モーツアルトの後期交響曲集というもので現在リリースされているCDを聴き通しますとベーム/BPOの演奏は決して「華」はないけれどもむしろ微妙な重厚さが「飽き」の来ないスタイルを収録当時早々に確立してしまったような感があります。一曲一曲他の演奏と比較すれば聴く者の勝手で一長一短ならぬ一好一嫌でチョイスも付きまとわざるを得ないこともありますが全体としてはベーム盤は素晴らしく座右に置いて永く聴かれてしかるべきものでしょう。SHM仕様も期待もの!

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