ぼくの地球を守って 1 ジェッツコミックス 愛蔵版
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peko-rock | 大阪府 | 不明 | 2012年02月08日
知り合いに譲り受けて以来、何度も読み返しました。第一巻刊行は1987年。私が生まれた翌年で、私自身はリアルタイムで読んだ訳ではないですが、今でも「一番好きな漫画は?」と問われたら、この作品を挙げています。それ程、昔の作品であるのにすごく魅了されてしまいました。古さを差し引いても、現在も物語の魅力は生き生きとしていて、お勧めできます!とにかく世界観が完成されています。以下、少し物語の前提的な部分を書いています。ストーリーは、動植物に愛される不思議な力をもつ高校生・亜梨子ちゃんが、転校先で出会った同級生の男子二人に、自分たちは最近同じ夢を見るんだと打ち明けられるところから動き出します。その夢は宇宙に浮かぶ地球を背景にしていて、位置関係から月にある基地にいるらしい。そして、それはどうやら前世の記憶らしく、自分たちは地球を憧憬の念を持ちながら研究しているらしいと…。その後、他に5名いたらしい月基地の研究員も同じように現世に転生しているのではないか、探しだそうということに。そして、実は亜梨子も前世では同じ月基地の住人であった、ということが判明。この前世での人間関係が実に深く、また転生した現世での人間関係ももつれて絡みあって、壮大でドラマチックに展開していきます。月基地の7名の研究員は徐々に揃い、前世の彼等も描かれながら事件が進んでいきます。当時、熱狂的人気でブームとなり、世界観があまりにも完成されているために、感情移入し過ぎる乙女たちが続出。“亜梨子ちゃんシンドローム”(私の前世は…とか、月に帰りたい!とか、テレパシーができるとか)にかかってしまう女の子がわんさかいたらしいです。連載なんと7年半!なので、最初の不安定な絵から中盤にはかなり綺麗な絵になります。今見ても素敵です。ちなみに最近になって、亜梨子たちの次世代編も描かれ、コミックで発売されていますが、この『ぼく地球』が完成された世界観で熱狂的な人気を博しただけに、賛否両論のようです。絵柄がかなり変わられたし。私は大好きすぎて、コミックスもあるのにこの愛蔵版も大人買いしてしまいました。やはり大判の表紙の美しさが素晴らしいです☆2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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M | 所在地 | 不明 | 2009年05月31日
内気な高校生・亜梨子は、隣に住む小学生・輪くんをあやまってベランダから突き落としてしまう。幸い命は助かったものの、輪は突き落とされたショックで前世の記憶をよみがえらせてしまう― 前世の記憶をめぐる愛と友情の物語。幻想的なイラストが美しい。読むと地球がいとしくなる。植物と話が出来る亜梨子など、キャラも魅力的。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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