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バッハ(1685-1750)

CD カンタータ全集第11集(第136、138、95、46番) 鈴木雅明&BCJ

カンタータ全集第11集(第136、138、95、46番) 鈴木雅明&BCJ

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    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2011年04月20日

    鈴木雅明氏(以下敬称略)の率いるBCJ演奏によるバッハのカンタータシリーズももう50巻目に近づき演奏スタイルというのが定着しておりますが(2015年には一応カンタータ全曲録音完成予定と聞いております)本盤は11巻目の1998年録音(鈴木44歳の頃)のまだこのシリーズ初期にあたるものでバッハのライプチッヒ時代とっかかりの作品BWV136「神よ、私を究め」、(タイム14’50)、BWV138「何故憂えるのか、私の心よ」(16’02)、BWV95「キリストは私の命」(17’57)、BWV46「目を留めよ、見るが良い」(17’55)の四カンタータを収録したものです。以上の四曲の内後三曲が比較的深刻モードな為 編集上 とっつき易いBWV136を先頭バッターにもってくる等工夫されておりますし私もソプラノアリアが聴けないものの牧歌的合唱からスタートし最後の真摯なコラールと四曲中BWV136は一番気に入ったものとなっております。BWV95での鈴木美登里(S)の清澄なアリアも印象的。鈴木のスタイルである妙にセカセカはしない速めのテンポで抑制の効いた表現は正に日本人のバッハなのかも・・・、言葉・発音の問題の克服程度も含めてで。本盤全体に歌手としては男声が多くBのP.コーイ(当時44歳で鈴木と同年)はこのシリーズで早くから参加して内省的な落ち着いた歌唱を繰り広げています。Tの櫻田(同30歳)もこのシリーズ当初で線の細さが少し気にはなっていましたが本盤では切々さに磨きがかかり?大分慣れて来たのではないでしょうか。大体日本サイドでバッハカンタータ全集を完成しようという偉業はやはり少年期から神戸の女子大チャペルでオルガンを弾いていたという鈴木の体に染み付いた信仰に近いものがあってこそと思われます。とにかく完成まで頑張って欲しいものですね。周知の通りこのシリーズが私の地元の先述の神戸の女子大チャペルで録音がなされているのもそういう意味あいなのでしょう。私も何回かこの会場でのBCJのカンタータ・コンサートに出かけた事があり、お行儀の良い聴衆雰囲気も味わいました。確かに信仰心あつき処からの偉業なのですがただ少し「上から目線」的なニュアンスが感じられるのは私だけでしょうか、そして日本側メンバーの結束パーフォーマンス・直向さが何か我々無信仰に近い者にとって、例えば飲み会に少し遅れて参加した時既に場に出来上がっているボルテージにしばらく置いてきぼりになる様な不安感覚に最近私自身なって来ているのも正直な処です。不安は快楽のコストとは言え私にとって宗教音楽についてまわる課題でもあります。曲の好み、曲のポピュラー性からOKランクに止めておきます。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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