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ショパン (1810-1849)

CD Piano Concerto, 1, 2, : Annerose Schmidt(P)Masur / Lgo

Piano Concerto, 1, 2, : Annerose Schmidt(P)Masur / Lgo

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  • ★★★★★ 

    robin  |  兵庫県  |  不明  |  2024年02月24日

    ここに聴くは、女性的なショパンでなく男性的なそれである。ピアノにもオケの響きにも内的な力があり筋が一本通った演奏で、彼女の弾くモーツアルトと同様、ここでもシュミットの豊かで幅広く大きな表現力に驚くほかはない。ルービンスタインの堂に入った演奏やフランソワの繊細なショパンも好きだが、こういう大きな演奏もあり得るのだと納得させられる。アルゲリッチの1,2番の協奏曲に今ひとつ良い演奏がない現在、シュミットのショパンは存在感十分である。私たちはともすると大手録音会社の演奏家を優先しがちだが、このピアニストを聴きながら僭越とは思うが、このような比較的地味な演奏家を紹介するのも良いのではと思うに至った。

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  • ★★★★★ 

    北の火薬庫  |  北海道  |  不明  |  2010年06月06日

    スタンウェイ的な大きなピアノではない。それよりもきれいなタッチを評価したい。マズアの指揮もゲヴァントハウス管の魅力を引きだいており、好感が持てる。ショパンのピアノ協奏曲の入門にはベストの一つと思う。

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  • ★★★★★ 

    遊悠音詩人  |  埼玉県  |  不明  |  2009年11月20日

    オーソドックスでありながら味わい深い逸品。ショパンのピアノ協奏曲は、とかくオーケストレーションが幼稚だといわれる。そのために、往年のピアニストは大幅なカットを施してきたし、近年でも、スクロヴァチェフスキやツィマーマンなどが楽譜を改編したり極端にデフォルメしたりしている程である。あるいは、古楽器派の面々は旧式のフォルテピアノを用いたり伴奏をピリオド奏法にしたりする。要するに、裏を返せば、奇を衒わず普通に演奏して感動させることが、極めて難しい曲なのだ。そんな中、アンネローゼ・シュミットは、ハッタリや虚仮威しなど一切なしの正攻法で、ショパンと真摯に対峙する。一見速めのテンポでさらりと弾き通しているように見えて、陰影のある表現が実によく決まっている。女々しかったり病的だったりする演奏が多い中で、感情に溺れずしかも味わい深くまとめあげる手腕はさすがである。バックのマズア&ゲヴァントハウスの渋い響きもぴったりだ。なお、筆者はBerlin盤とKING盤の両方を聴いているが、個人的にはBerlin盤に軍配を挙げる。KING盤は音が籠もって聞こえるが、Berlin盤は抜けがよく肌理が細かく、しかも重低音がよく響く。値段もBerlin盤の方が安くお薦めだ。

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  • ★★☆☆☆ 

    野馬追い  |  南相馬市  |  不明  |  2007年09月11日

    シュミットのソロは、堅実で魅力があるが、マズアのテンポが早いように思う(特に1番1楽章)。 その為か聴いていてかなり苦痛を覚える。

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  • ★★★☆☆ 

    ヒューブーン  |  静岡県  |  不明  |  2007年09月06日

    Berlin Classicsの、スピーカーから飛び出してくるような音質を期待していたが、それだけは期待はずれ。ただ演奏はまったく問題ない。ソロのシュミットは、アルゲリッチのような獰猛さや、中村紘子みたいな過剰さはないが、技術でなくて表現で聴かせるタイプ。指揮のマズアは、手堅く引き立て役に徹していて好感が持てた。

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  • ★★★★★ 

    Portia  |  東京都  |  不明  |  2005年05月12日

    旧東ドイツの名花シュミット嬢のピアノは清潔で可憐な味わい,そして何よりも芯の強さが魅力。このショパンも,きりりと引き締まった表情をもつ名演だと思う。情緒におぼれずに淡々と弾いていくが,随所で左手が見事に決まり,彫りの深い音楽を作り出している。聴き込むほどに細やかな心遣いが感じられ,特に第1番など涙なしには聴けない。早々と現役引退してしまったことが本当に残念...

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