ピアノ・ソナタ全集 ピリス(1974)(5CD)
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shiodome | 東京都 | 不明 | 2022年09月04日
60歳を過ぎてモーツァルトのピアノソナタが心に浸みます・・・。50年前の子供の頃は一家に一台ピアノがあり近所の練習を聞かされ、それが大抵モーツァルトのソナタ・・・それでモーツァルト嫌いになったが、その後、クラリネット五重奏、フルート四重奏、弦楽三重奏ディベルティメントなどを聞いているうちに、透明無垢な世界が見え始め、モーツァルトは違うぞと思い始めた。何と言ったらいいか、人知を超えた天空で魂が飛翔する心の歌・・・がチラチラ見えたからで、そんな作品は滅多にない。プロの作曲家に最高の作曲家は誰かと聞くと、モーツァルトと答える人が多いというのも、そういう世界を見せることができる芸術家がなかなかいないからだと思う。ベートーベンは音楽会全体を変革した偉大な人だが、モーツァルトは変革者と言うよりも、天上での魂の歌を見せ続けた。このことはモーツァルトを聴く上で大切なことではないかと思っており、変に人為的な作為がある演奏は、作品を台無しにしてしまう。わかりやすいのは緩徐楽章で、人が演奏していることを感じさせない演奏が最高である。そう、それがピリスの演奏である。端正・模範的・教科書的・無我・清冽・・・このレビューを見て、皆さんわかってらっしゃる方だと感じ入った。そういう枠の中で感性が躍動するのはピリスのみで、経験を積んだDG盤より、この若い時のDENON盤がより素晴らしいと感じる。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ジョージFNAQ | 京都府 | 不明 | 2020年10月07日
端正で躍動感のある模範的な演奏であるとの印象を受けた。一般的には、モーツァルトのソナタといえば、子供の練習用で、鑑賞には向かないとされてきたが、この演奏は、立派に観賞用として通用する。細かいことを言えば、楽譜のテンポ(例えばソナタ第11番の終楽章)や強弱の指定(例えばソナタ第16番の第2楽章など)を無視して、すっきりと聴かせるところや、感情がこもり過ぎてテンポが重くゆったりとなるところなどは、ピレシュ(ピリスはブラジル読みなので、ピレシュが正しいようだ)の名人芸的なところでもあるが、評価が分かれるところだろう。この人のモーツァルトは、実に聞き手の懐に入り込むような優しい演奏で、好感が持てる。この若き日のピレシュの演奏は、天才の片鱗を感じさせる貴重な記録でもある。DGとの新盤は、ややテンポがもたれ気味のところがあるので、筆者としては、この旧盤の方を推奨したい。なお、楽譜の指定にばか正直なものとしては、ワルター・クリーン盤があるが、現在では、入手可能なのだろうか?1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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maruno | 兵庫県 | 不明 | 2017年10月15日
ピリスはこのDENON(BRILLIANT)の旧盤とDGGの新盤がありますが、双方をお買い求めることが一番のおすすめです。どちらかの選択はできません。長い間、オールドファンを中心にモーツァルトはギーゼキングもしくはハスキル、次いでヘブラーやリリー・クラウスだと神話のように信じ込まれてきたところに、魂を揺さぶる内田光子と晩年のクラウディオ・アラウの全集と出会って嬉しさも余りあった矢先、この旧盤がクローズアップした。そして大きな話題になったことを覚えています。もう、30年近く前になります。モーツァルトファンのたまり場ではこのピリス旧盤への感想が飛び交い、飽くことなくこのCDを聴いたものです。まるで教科書のように弾くピリス。ああ、モーツァルトを弾くとはこういうことを指すのだな。30年前のオールドファンはその点を「物足りない」と表現していたのが、今、その人たちに言ってやりたい。何もわかっていなかったね、皆様方は。一方、DGGの新盤はピリスが鍵盤を通して自分の言葉でモーツァルトを語っているかのような演奏。素晴らしい。ああ、かくもモーツァルトは美しい。ぜひ、どうぞ。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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johnbach | 東京都 | 不明 | 2015年02月11日
モーツァルトのピアノ・ソナタではこのピリスの旧録音の演奏が一番気に入っています。本当にすばらしいの一言。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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poo | 東京都 | 不明 | 2014年05月20日
グラモフォンの新録音よりも若い頃のこの旧全集の方が好きです。 ピリスらしい知的な解釈ですが、リズムが躍動的でタッチがとても美しい。 全体的には無我とでもいいたくなるような、作為を感じさせない天衣無縫な名演です。6人の方が、このレビューに「共感」しています。
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たけちゃん | 福島県 | 不明 | 2013年09月28日
「暗黒」(内田光子)vs「爛漫」(ラローチャ)vs「端正」(エッシェンバッハ)vs「深淵」(ピレシュ旧盤)などと勝手に対決させてみたりして。あ、それと「トルコ行進曲」楽章の演奏ですが勝手ながらR指定とさせていただきます。こういう演奏は「大人の密かなお楽しみ」。お子様の学習用には他の演奏をどうぞ。もうひとつ、モーツァルトのピアノ・ソナタ全集をどなたかへのプレゼントにとお考えの貴方、迷う必要は全くありません。選択肢はたったひとつしかないのですから。当然ピレシュの「新盤」です。自分用にもう一セット?それなら当然「旧盤」です。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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しょーぱん | 神奈川県 | 不明 | 2010年09月13日
DG盤と迷ったが1974年のデジタル録音を聴いてみたくて購入。さすがデジタル音源だけあって素晴らしい音質でアコースティックな温もりのある音です。20代最後の録音とあり現在円熟期を迎え着実に巨匠への道を歩んでるピリスの「天才少女」としての記念碑的モーツァルト全集ですね。清冽なモーツァルトを聴きたい人は必聴。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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fmk | 東京都 | 不明 | 2009年05月30日
新盤もいいが、こちらもすばらしいです。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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やっぱりピアノが好き | 埼玉県 | 不明 | 2007年07月26日
ピリスのモーツァルトはとにかく音が綺麗です。真珠というよりは透き通ったサファイアのよう。家にモーツァルトのピアノ・ソナタ全集を…と考えている方に是非聴いていただきたい!そんな一品です。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ペコ | 千葉県 | 不明 | 2007年04月19日
非常に美しい演奏です。何度も繰り返し聞いています。愛聴盤のひとつです。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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sf | 福島県郡山市鶴見坦 | 不明 | 2006年08月17日
ほどよい音加減が、微妙に心をくすぐる。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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佳田玲奈 | 京都 | 不明 | 2006年02月17日
意識的にフォルテを抑え、弱音を生かそうとする姿勢が窺えます。細かなタッチはガラス細工のように繊細で端正な演奏にしています。音域の狭さやレガートの恣意的な使い方が気になります。また良く指摘されるように「タッチ・ミス」「譜面の読み誤り」がかなり見られ、加えて「テープ編集ミス」も修正されていません。これは繰返し鑑賞するには問題があります。モダン楽器を使用した演奏でもモーツアルトの弱音の表現は十分に可能であると問題提起している点は高く評価したいと思います。6人の方が、このレビューに「共感」しています。
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でのんいらね | 東京 | 不明 | 2005年12月19日
ブリリアントならば半額なのに2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Kuby | 大阪 | 不明 | 2005年10月18日
生涯の座右のモーツアルトの絶品のひとつとお勧めします!!!1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ハリアー黒 | 東京 | 不明 | 2005年10月15日
この盤を機にファンになった人も多いでしょう。 キリリとした、いかにも利発なモーツァルト。魅力的です。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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