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メシアン、オリヴィエ(1908-1992)

CD トゥーランガリラ交響曲 チョン・ミョンフン&パリ・バスティーユ管弦楽団

トゥーランガリラ交響曲 チョン・ミョンフン&パリ・バスティーユ管弦楽団

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    masato  |  新潟県  |  不明  |  2013年02月16日

     ケント・ナガノ&ベルリンフィルの演奏がこの作品との出会いでした。ライブということもあるのでしょうが、「細部に拘る」とか「録音が」ということよりも、マクロ的にこの作品の素晴らしさを教えてくれました。そして、シャイー盤に出会います。こちらはミクロの視点でもこの作品を見せてくれ、おまけにとんでもなく録音がよく、ほぼ満点。ずっとシャイー盤こそ私にとっての『トゥーランガリーラ』でした。で、最近プレヴィンのSACDと出会います。かつて聴いたことのある演奏だったのですが、ずっと棚の中…レベルの印象しかありませんでした。ところが、評価一変!凄い演奏、凄い音、正に音の洪水。シャイー盤+圧倒的な迫力で、打ちのめされました…。こうなったら、棚の中に眠る『トゥーランガリーラ』を聴き比べてやろうと、サロネン盤や小澤盤、カンブルラン盤を棚から引っ張り出してきたわけです。そして、このチョン盤を新規購入。  まず、音がきれい! 『幻想交響曲』のときにも感じたのですが、本当にきれいな音を出すオケだ(このコンビのが最も好きな『幻想』冒頭です)。弦(特に高弦の弱音!)のきれいなことといったら、もうウットリのレベル。第6楽章など、その弦の繊細さが最大限に発揮されていて、もしかしたら私の知る中では最美の第6楽章かもしれない。第6楽章に限らず、とにかく静寂・弱音が美しい…! その一方、迫力という面ではいまひとつ…という感じ(打楽器の強打は迫力満点ですが)。第1楽章、第5楽章など、もう少し圧倒されたい気がしました。ただ、最終第10楽章は素晴らしい! 「これが最後だ!」とそれぞれの楽器がしっかりと自己主張をしていて、おまけにそれらがことごとく聞こえてきて(ここら辺のチョンの手綱さばきは見事!)、快感この上なし。第6楽章同様、最高の終曲かもしれない。迫力不足と感じたのも、もしかしたらこの終曲への準備だったのか…。もう少し聴き込んでみよう…プレヴィン盤といい勝負かもしれない。

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  • ★★★★★ 

    sunny  |  兵庫県  |  不明  |  2012年09月21日

    若い、これから世に出ようとする指揮者が、その才能、統率力を見せつける、名刺代わりに録音するには、うってつけの曲。チョンも、実質この曲と「幻想」で、広く知られるようになった。不思議、何やかや一杯出てくる、一応、愛の曲らしい。作曲者に、お墨付きをもらうだけあって、豪快丁寧、この複雑な曲を、迫力と、持ち前のシャープな切れ味で提示した快演。オンド・マルトノの、妙チクリンナ音も、不協和音、豪快な音も、満足いくまでセッションした、気合いとロマンティックさ、不思議な聴いた事もない音響、リズムを、愛情と畏怖の念をもって提示したこの曲の代表盤。色々あったが、チョンさんは、もっと欧米で羽ばたいていって欲しい指揮者だ。もちろん、韓日で指揮してくれるのは、有難いし、責任感をもっての事。今後も、将来を見つめ、実践してくれる人間味、良心のある音楽家として、尊敬を持って、見守っていきたい。怖いお姉さんに、負けない演奏を聴かせて欲しい。

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  • ★★★★★ 

    宇野珍会長  |  埼玉県  |  不明  |  2011年08月02日

    フランスのオーケストラは総じて響きが軽くて線が細いのだが、チョンはそれを隠すこともなく前面に押し出して名演を成し遂げた。チョンの解釈は「曲全体が桃源郷である」というように聞こえ、終始微笑みに満ちた明るい響きを維持しており、本来なら渋く鳴っても良いはずの和音が、驚くほど明るく鳴っているのだ。しかも明晰で解像度が高く、情報量の多さという点でも唸らされる。チョンのライヴとは全く逆の傾向かもしれない。逆のタイプとしてナガノ/ベルリンがあるが、ナガノの非情なほど厳格な処理というのは一切見当たらず、もちろんベルリンのような峻厳、または暴力的な響きは皆無である。ぼくはチョンをあまり評価していないほうだが、この録音だけはどうしても手放せない。

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  • ★★★★★ 

    ワルター・メンゲルベルク  |  不明  |  2008年05月12日

    この曲の面白さは、拡大するリズムパターンと縮小するリズムパターンという、相反する運動の同居にあります。これは何を意味しているのでしょうか。物事の本質、一見正反対に見える二つの物事が、実は常に一如しているという真理です。あたかも、男と女という正反対の個体が融合しなければ一つの生物を誕生させることがないように。さすが哲学に精通していたメシアンだけあります。ですから指揮者には、単なる色彩感や法悦の響きで真実を隠蔽することなく、明確なイデーを持つことが要求されているのではないでしょうか。この意味において、メシアンから全幅の信頼を得ていたミュンフンの指揮は理に適っていると申せましょう。

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  • ★★★☆☆ 

    red  |  新世界  |  不明  |  2007年06月30日

    メシアンの一番の有名曲を如何に料理するか指揮者の手腕の見せ所ではないだろうか、このあらゆるカテゴライズを拒否したかのような大曲はに解釈というモノの派必要なのだろうかただ法悦的な色彩感に陶酔できればそれでよいような気もするここでのチョンはこの曲に真正面から挑んでいる様に思われるがやや几帳面すぎる感じもある。

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  • ★★★★★ 

    ONDES MARTENOT  |  東京都  |  不明  |  2006年04月27日

    '90年録音。メシアンは古代ギリシャ、インドなどのリズム、旋法の音楽研究者で、トータル・セリエリスムを確立した作曲家。ドビュッシーの流れを汲む美しい和声様式と、激しいリズムの絶妙な交錯が聴ける表題曲は、オンド・マルトノ曲としてもっともよく知られている。

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